CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン・オーディナル導入ゲームFarcana、Web3大手アニモカから戦略的投資を獲得

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

オーディナル導入のWeb3ゲーム

UAE(アラブ首長国連邦)に本拠を置くゲームスタートアップ「Farcana(ファルカナ)」が、ゲームとメタバースのデジタル資産IPを推進するAnimoca Brands(アニモカブランズ)からの戦略的投資を受け入れたことが27日に発表された。

Farcanaは、Unreal Engine 5で構築された基本プレイ無料のチームベースの戦略シューティングゲームであり、ビットコイン賞金プールによる報酬設計が特徴だ。また、Web3ゲームの先駆者として、ビットコインオーディナルを導入する予定である。

2023年6月にドバイで行われた初期プレイテストでは40,000人以上のユーザーを惹きつけ、現在は2023年11月から12月にかけて第二回のオープンプレイテストを実施している。

新たに調達された資金は、ビットコインエコシステム内でのFarcanaの強化と統合に主に使用される計画だ。プロジェクトは、トークンの発行と来年初めの完全版ゲームリリースに向けて準備を進めている。

オーディナルとは

Ordinals(オーディナル)は、ビットコインのブロックチェーン上に直接刻み込まれた画像やファイルと、ビットコインのトランザクション情報を紐付ける技術。

▶️仮想通貨用語集

関連:投資家関心継続のビットコインオーディナルとその競合、BTCエコシステムの近況は?

ドバイにおけるWeb3産業拡大

Web3業界の大手企業であるAnimoca Brandsは、2023年第2四半期からFarcanaとトークノミクスや市場導入戦略に関して協力してきた。

Animoca Brandsの共同創設者兼執行会長、Yat Siu氏は、Farcanaの進捗を称賛し、「過去1年間、Farcanaと協力してきたが、その開発と拡大状況に感銘を受けている。今回の戦略的投資は、MENA地域でのWeb3開発を推進するAnimoca Brandsのビジョンの一環であり、同地域は新興技術の導入と近代化が急速に進んでおり、Farcanaのような先導者と協力し、魅力的な製品を市場に投入することに興奮している」とコメントした。

Animoca BrandsはMENA地域での活動を継続し、最近サウジアラビアのスマートシティプロジェクト「NEOM」との戦略的パートナーシップを発表したところだ。

関連:Animoca Brands、サウジのスマートシティ「NEOM」から5000万ドル出資の提案

Farcanaの創設者兼CEO、Ilman Shazhaev氏は、Animoca Brandsからの戦略的投資について「この戦略的投資は、Farcanaにとって間違いなく重要なマイルストーンである。弱気市場の間、我々はWeb3における最高のゲームの一つを構築し、提供することに集中しており、来年それを市場に投入することに非常に興奮している」と述べた。

今月初め、ドバイ首長国政府は、世界のゲーム産業の中心地となることを目指す「Dubai Program for Gaming 2033」という新しいプログラムを発表した。このプログラムは、UAEとドバイのデジタル経済の強化を目的とし、2033年までに3万人の新規雇用創出とドバイ首長国のGDPを約10億ドル増加させるという野心的な目標を掲げている。

このプログラムには、ゲーム、仮想現実(VR)、人工知能(AI)、Web3という4つの主要分野で、UAEおよび世界中から250以上の応募が集まっている。Farcanaは、自社のプロジェクトがこのビジョンと合致していると捉え、大きなチャンスと見ている。

関連:ドバイIFC、仮想通貨規制枠組み内でXRPの使用を承認

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/27 日曜日
13:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、アバランチのVisaカード発行やAI系ミームコインGOATの高騰など
仮想通貨市場の1週間の動きをまとめ、ビットコイン、イーサリアム、XRP、アバランチなど時価総額上位の仮想通貨の最新の材料を紹介。米国著名投資家の発言やマイクロソフトのビットコイン投資検討など、重要なトピックスも取り上げた。
11:30
心理的節目の上抜けに成功すれば、ショートカバー伴い最高値を試しにいく展開も視野|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが1000万円台前半で底堅い推移となるビットコイン(BTC)相場を分析。今週の相場失速で失望するのは時期尚早だと言及し、今後の展望を解説した。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|DOGE時価総額3兆円突破に高い関心
今週は、ドージコインの時価総額3兆円突破、米政府のウォレットから30億円相当の仮想通貨が不正流出した可能性、マイクロソフトのビットコインへの投資評価に関するニュースが最も関心を集めた。
10/26 土曜日
14:00
「ビットコイン現物ETF、個人投資家が需要の8割を占める」バイナンスが報告
バイナンスがビットコインの流通量4.5%を現物ETFが保有していると指摘。個人投資家主導の需要拡大と機関投資家の緩やかな参入を分析している。
11:55
リップル社、仮想通貨XRPめぐる対SEC控訴裁判で4つの論点を提出
リップル社がSECとの裁判で控訴審に向けた陳述書を提出。ハウィーテストの適用など4つの重要論点を提示している。
07:20
マイクロストラテジー、24年ぶりの高値 ビットコイン強制売却の可能性は「極めて低い」 BitMEXが分析
BitMEX Researchのアナリストは、マイクロストラテジーが現在の債務構造に基づいて保有しているビットコインを強制的に売却する可能性は「極めて低い」と主張した。
06:35
ハッカー、米政府の仮想通貨ウォレットに大部分の流出資金を返還
米政府の仮想通貨ウォレットから流出した約30億円相当の資金のほとんどが、24時間以内に返還されたことが観測された。
06:15
テザーCEO、米政府捜査の報道を否定
ステーブルコイン発行企業テザーのパオロ・アルドイーノCEOは26日、米国の連邦検察当局が同社を調査しているとのWSJ報道内容を否定した。
10/25 金曜日
18:05
AIエージェントと仮想通貨の融合 コインベースが描く未来像
米コインベース・ベンチャーズは、人工知能(AI)とブロックチェーン技術の新たな融合がデジタル経済を変革すると主張。Web3上で、自律型AIエージェントが人間と自由にやりとりする世界「エージェントWeb」が誕生する未来のビジョンを描いた。
13:28
国内における「暗号資産ETF」実現に向け、 ビットバンクが勉強会の総意として提言公表
暗号資産(仮想通貨)bitbankを運営するビットバンクは、証券会社や資産運用業者、信託銀行等と共同で行う「国内暗号資産ETF」勉強会への参加とともに、参加メンバー一同として日本における暗号資産ETFの実現に向けた提言を発表した。
11:40
個人マイナーが再びビットコインブロック採掘に成功、3200万円相当の報酬獲得
仮想通貨ビットコインのソロ個人マイナーが再び大きな報酬を獲得したことが判明した。9月に続く事例である。
10:45
1995年公開「攻殻機動隊」のNFT、アニモカブランズジャパンから発売へ
今回は第一弾で、1995年に公開された押井守監督作品『攻殻機動隊』をフィーチャーしている。このNFTコレクションでは、作中に登場するキャラクターのパーツを、Mocaverse、CoolCats、San FranTokyoのPFP専用Traitsとしてそれぞれ描き下ろした世界に1つだけの作品となっている。
09:35
米国ビットコイン現物ETF、約100万BTCの保有でサトシ・ナカモトに迫る
米国ビットコイン現物ETFの保有BTCが98.5万枚を突破。サトシ・ナカモトの推定110万枚に接近している。
07:50
マイクロソフト、12月株主総会で「ビットコインへの投資評価」を議決権行使項目に設定
米IT大手マイクロソフトは12月上旬に予定されている2024年の年次株主総会に向けて、「仮想通貨ビットコインへの投資の評価」を議決項目の1つとして設定した。マイクロストラテジーのようにビットコイン保有企業になるか。
07:20
取引所らの企業、日本の仮想通貨ETF誕生に向け提言作成
日本で仮想通貨ETFが承認されることを目指し、取引所や法律事務所らが税制改正などを含め提言を作成した。対象銘柄をビットコインとイーサリアムに絞ることも提案している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧