はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米SECが「ビットコイン現物ETF」初承認、イーサリアム高騰で20ヶ月ぶり高値に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

前週末24日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比170.5ドル(0.45%)高、ナスダック指数は111.9ポイント(0.75%)高で取引を終えた。

東京株式市場では、日経平均株価が3万5000円台を上回り、1990年代のバブル以来34年ぶりの高値に達した。

米国債市場の長期金利の低下に伴うハイテク株への資金流入が追い風となっている。

CoinPostアプリ(ヒートマップ機能)

関連:日米株式市場、主な仮想通貨銘柄10選

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比1.26%高の1BTC=46,600ドルに。

BTC/USD日足

結果的に、昨日のフェイク承認後の乱高下で利益確定を伴うセルザファクト(事実売り)が先行したことで高値圏のレバレッジポジションが一掃され、本承認後の売り圧力は軽減されたものと見られる。

関連:ビットコイン相場は3000ドル幅の乱高下、ETFめぐるSECフェイク承認の影響で

「ビットコイン現物ETF(上場投資信託)」が、米SEC(証券取引委員会)に米国史上初めて承認された歴史的な日となった。

関連:SEC、ビットコイン現物ETFを5対3で上場承認 委員長ら経緯と見解を明かす

今回上場承認された11件には、ブラックロックをはじめ、アークシェアーズ、ヴァンエック、フィディティが含まれる。

一般的なETFの取引開始プロセスは通常1~2週間かかるとされるが、専門家のJames Seyffart氏は、早ければ明日より実際に取引される可能性が高いとの認識を示した。

投資アプリ「ロビンフッド」の最高経営責任者は、「ビットコインETFは迅速にロビンフッドで取扱できるようにしたい。今回のマイルストーンによって暗号資産と従来の伝統金融との統合を強化することになる。」などと期待感を示した。

関連:初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコインETF特集

これに伴い、9兆ドルを超える資産運用額を誇るブラックロックなどの大手資産運用会社が米国の機関投資家に対し、ビットコイン(BTC)投資商品へのエクスポージャーを提供できるようになる。

市場への影響は、ETF取扱直後から直ちに表れるものではなく広範な影響は数ヶ月かかる見込みであるが、大手銀行スタンダード・チャータードのアナリストらは、ビットコインETF(上場投資信託)の承認後3ヶ月間で10億ドル規模の資金流入が見込まれ、年末までに1000億ドルを超える可能性もあると予想している。

アルトコイン市場

時価総額2位のイーサリアム(ETH)が前日比9.4%高と高騰し、20カ月ぶりの高値となる1ETH=2,500ドル水準に達した。

ETH/USD週足

ブラックロックは23年11月、イーサリアム(ETH)の現物ETFについて、申請書(S-1フォーム)を提出しており、承認期待が高まっている。

関連:ETH大幅高、ブラックロックが現物型イーサリアムETF上場申請へ

ETHはBTC建で大きく出遅れており、ビットコインを利確した資金の物色の矛先になったとの見方もある。

ETH/BTC週足

アナリストのBACH氏は、ブルフラッグの上抜けで上昇継続パターンを示唆。1ETH=3,500〜4,000ドルをターゲットに据えた。

なお、イーサリアム(ETH)は、上半期に大型アップグレード「Dencun」のテストネットローンチを控えている。

暫定スケジュールは下記の通り。

  • Goerli:1月17日
  • Sepolia:1月30日(暫定)
  • Holesky:2月7日(暫定)

関連:イーサリアム開発者ら、次回アップグレード「Dencun」をテストへ

ビットコインETF特集

ビットコインETFの仕組み、基本から徹底解説 ブラックロックが仕掛けるビットコインETF、投資家必見のポイント
ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる? 米投資会社の資金流入予測 ビットコイン半減期とは?市場価格への影響と注意点
初心者が学ぶべきトレード知識まとめ CoinPostアプリで個人投資家に優位性を

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/04 木曜日
09:45
ビットコインが1万ドル反発、イーサリアム「フサカアップデート」好感で10万ドル視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは反発の勢いを強めている。ETHの「フサカ・アップデート」を好材料とし、2日に付けた8万3,000ドル台から1万ドルの上昇を見せた。
08:55
米SECが仮想通貨含む高レバレッジETFを阻止、3倍・5倍商品の審査停止を通告
米SECが株式や仮想通貨の日次リターンを3倍・5倍に増幅するETFの審査を停止した。プロシェアーズは3倍レバレッジ仮想通貨商品を含む複数の申請を取り下げている。
08:02
アンソロピックが来年IPO検討か、評価額3000億ドル超目指す=報道
AI企業アンソロピックが早ければ来年にもIPOを検討している。マイクロソフトとエヌビディアから合計150億ドルの出資確約を得ており、オープンAIと上場を競う。
07:35
DeFi保険サービス「Firelight」、XRPのステーキング機能をローンチ
DeFiの保険サービスを開発するFirelightは、Firelight Protocolをローンチ。まずは仮想通貨XRPをステーキングできる機能を提供する。
07:00
イーサリアム「フサカ」実装完了、レイヤー2取引手数料削減
仮想通貨イーサリアムの「フサカ」アップグレードが実施された。PeerDAS技術の導入によりバリデーターの処理負担が軽減され、レイヤー2の取引速度向上と手数料削減が実現。次期アップグレード「グラムステルダム」の準備も進行中だ。
06:35
フランクリン・テンプルトンもソラナETFを上場、ステーキング報酬を付与
米大手資産運用会社フランクリン・テンプルトンがソラナETFをNYSEアーカに上場した。最大100%のステーキングで報酬を付与。コインベースが管理を担当。
06:10
ソラナスマホの独自仮想通貨「SKR」、来年1月発行予定 30%がエアドロップに
スマホ製造のソラナ・モバイルがネイティブトークンSKRを2026年1月に発行すると発表した。ローンチ時に30%がエアドロップされる。
05:45
ストラテジーがMSCI指数残留へ協議、ドル準備金確保は弱気相場への備え
ストラテジーのセイラー会長は指数プロバイダーMSCIとの協議を認めた。同社は14.4億ドルの米ドル準備金を確保しており、クリプトクアントはビットコインの長期的な下落に備えた戦術的転換と分析。
12/03 水曜日
17:03
XRP現物ETF、2週間弱で約1200億円規模に到達 仮想通貨ETF史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧