TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン相場は3000ドル幅の乱高下、ETFめぐるSECフェイク承認の影響で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

9日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比157.8ドル(0.42%)安と反落、ナスダック指数は13.9ポイント高で取引を終えた。

昨年12月の米消費者物価指数(CPI)の結果発表を11日に控え、積極的な新規ポジションは取りにくい。

関連:日米株式市場、主な仮想通貨銘柄10選

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比1.38%安の1BTC=46,048ドルに。

BTC/USD 15分足

米SEC(証券取引委員会)の公式Twitter(X)で、「SEC登録済みの全証券取引所に、ビットコイン現物ETF(上場投資信託)の上場を承認した」との情報が発信された。

しかし、その直後(約15分後)にゲンスラーSEC委員長が「ビットコイン現物ETFは承認していない。SECの公式Xは乗っ取られた。」と否定したこともあり、相場が乱高下した。

The Blockの報道によれば、SECは法執行機関などと連携し、不正アクセスおよび違法行為への対抗措置を講じるという。証券市場を管轄する上院銀行委員会のシンシア・ルミス議員は「このような事例は市場操作の可能があり、何が起きたのか透明性を求めることが必要だ」と訴え、追求する構えを見せた。

関連:米SECのSNSアカウント乗っ取られ、ビットコインETF承認のフェイク発表を投稿

47,900ドルまでの急騰直後に44,700ドルまで急反落したことから、予行演習として懸念されていたセルザファクト(事実売り)は十分起こり得るということを示したと言える。

一方、今回の乱高下で先物市場におけるハイレバレッジポジションが焼かれたことで、実際の承認後の事実売りリスクは軽減されたとの見方もできそうだ。

暗号資産アナリストのアレックス・クルーガー氏は、「承認されたしてもすでに高騰しているビットコインの上値は限られており、市場の焦点はイーサリアム現物ETF承認の可能性に移る」と指摘した。

アリ・マルティネス氏の共有したオンチェーンデータによれば、クジラ(大口投資家)は先月、41万ETH以上を買い増している。

米機関投資家は強気か

CryptoQuantのMaartunn氏によれば、米最大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースの「Coinbase Premium Index」が強気に傾いている。

これは、コインベースのUSD通貨ペアとバイナンス・グローバルのUSDTペアの価格差を14日間単純移動平均(SMA)で示す指標であり、コインベースの買い圧力がバイナンスを上回り、プレミアム(上方乖離)が発生していることを意味する。

IntoTheBlockのデータもこれを裏付けている。

ビットコイン供給量の1%以上を保有するクジラ(大口投資家)は、過去1週間の押し目買いで14,000BTC以上を蓄積した。

関連:初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコインETF特集

ビットコインETF特集

ビットコインETFの仕組み、基本から徹底解説 ブラックロックが仕掛けるビットコインETF、投資家必見のポイント
ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる? 米投資会社の資金流入予測 ビットコイン半減期とは?市場価格への影響と注意点
初心者が学ぶべきトレード知識まとめ CoinPostアプリで個人投資家に優位性を

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
11/20 水曜日
17:03
韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
14:00
BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
13:57
Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
13:20
マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧