GMEEトークンが盗難に遭遇
ブロックチェーンゲームプロジェクト「Gamee」は23日、独自トークンGMEEのコントラクトが不正アクセスされ、6億トークンが盗まれたと発表した。
なお、盗難されたのはGameeチームが保管していたトークンのみであり、コミュニティが所有する資産には影響しないと説明している。
Summary:
— GMEE Token (@GAMEEToken) January 23, 2024
A few hours ago, there was unauthorized access to the $GMEE token contracts on Polygon leading to the theft of funds. Gamee team has secured all unauthorized access to the token contracts. The exploit affected proprietary team token reserves only, and no community-owned…
Gameeは2015年に設立され、現在はNFT(非代替性トークン)ゲームをリードする企業アニモカブランズの傘下にある。
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モバイルゲームのプラットフォームで数十のカジュアルゲームを提供しており、NASAやマンチェスターシティ・フットボールクラブなどとコラボレーションしたゲームもリリースしているところだ。公式サイトによると登録ユーザーは7,500万人を超えている。
これまでの調査によると、23日に、ポリゴン(MATIC)上のGMEEデプロイヤのアドレスが不正アクセスによって侵入され、6億枚のトークンが流出した。その後、犯人は盗んだトークンを様々な分散型取引所(DEX)でイーサリアム(ETH)やMATICに交換している。
この出来事を受けてGameeのチームは、コントラクトの所有権を新しい安全なアドレスに移動させ、これ以上の不正アクセスが起こらないようにした。
流出したトークンの価値はハッキングが起こった時点で約22億円(1,500万ドル)相当だった。GMEEトークンの価格は一時64%下落し0.7円を下回ったが、現在は2.8円付近で推移している。
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今後の対応
Gameeのチームは、GMEEが上場しているすべての集中型取引所に、一時的に預け入れを無効にし、ハッキングに関連するトークンを凍結するよう知らせた。また、その他に現在進めている対応として以下を挙げている。
- すべてのDEXでの流動性供給を一時停止
- 法執行機関と協力して法的手続きを開始する
- すべての手順とコントラクトのセキュリティを徹底確認
また、今回のハッキングで影響を受けたユーザーを特定するプロセスを開始し、コミュニティを支援する方法も検討していくと続けている。さらなる詳細や対策については分かり次第、報告するとも述べた。
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スマートコントラクト
あらかじめプログラムされた条件に応じて、自動的に契約を執行する仕組みを指す。契約を締結する際には、仲介者や契約書作成などの事務作業が必要になる場合が多いため、自動的に契約を執行できるようにすることで、効率性向上やコスト削減などが期待できる。
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