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ビットコイン続落、仮想通貨相場は軟調に推移

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

前週末24日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比554.6ドル(1.3%)高の40,563ドル、ナスダック指数は401.8ポイント(2.3%)高の17,594で取引を終えた。

これを受け、東京株式市場では、日経平均株価(前引け)は前日比1,121円(3.0%)高の37,842円と大幅続伸している。

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比%高の1BTC=58,200ドルに。

BTC/USD日足

15日1時過ぎには、米国政府のラベルが付いたウォレットから、10,000BTC(6億ドル相当)の送金が確認された。

米司法省は、ダークウェブ「シルクロード」の事件を巡り、違法取引に関連する犯罪資金として押収したビットコインを大量保有しており、定期的に売却してきた。

一般的に、政府ウォレットから暗号資産(仮想通貨)取引所への大規模送金は、売却の意図を示唆することが多い。しかし、今回の送金は単純な売却ではなく、管財手続きに関連している可能性が指摘されている。

米国連邦保安官局は最近、デジタル資産の処理と取引のためにコインベース・プライムと提携を発表した。米政府は押収資産の管理と処分に関して、より体系的なアプローチを採用し始めている可能性があり、この提携は新しいプロセスの導入を示唆している。

関連:米政府、880億円相当のビットコインをコインベースへ入金 売圧警戒

また、暗号資産(仮想通貨)取引所から10億ドル規模のテザー(USDT)の引き出しが観測された。23年5月以来最大規模となる。

投資家が仮想通貨を購入する準備をしていることを示唆するため、取引所へのステーブルコイン流入増は、強気相場のシグナルとして解釈される。

また、弱気相場や市場の不確実性が高まっている時期にも、保有する暗号資産(仮想通貨)をUSDTやUSDCなどのステーブルコインに換え、資金を退避する傾向にあるが、今回のステーブルコインの流出増はネガティブなシグナルと言える。

過去の相場サイクルでは、ステーブルコインの大規模流出が発生した後は、ビットコインが下落トレンドに入る傾向が見られた。

関連:ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

アルトコイン相場

時価総額上位の主要アルトコインでは、イーサリアム(ETH)が前日比2.6%安と冴えない。

イーサリアム現物ETF上場後のグレースケール売りに加え、マーケットメーカーのJump Tradingが保有するイーサリアム(ETH)の大量売却を急いでいるとの見立てが尾を引いているとの指摘がある。

詳細:Jump Trading、67億円相当のイーサリアムを移動 その目的は?

今後の展望については、著名アナリスト間でも見方が分かれるところであるが、ピーター・ブラント氏は弱気シナリオを想定しているようだ。

ショートポジションを取ることを検討しており、上昇ウェッジを下抜けた場合の利確目標は23年10月水準の1ETH=1,651ドル。損切りラインは1ETH=2,961ドルに置くとした。

関連:ステーキングや積み立てサービスに優位性、仮想通貨取引所「SBI VCトレード」のメリットを解説

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