CoinPostで今最も読まれています

Jump Trading、67億円相当のイーサリアムを移動 その目的は?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムを移動

暗号資産(仮想通貨)の分析を行うLookonchainは14日、投資会社Jump Tradingが、1万7,049ETH(67億円相当)分のイーサリアムを移動させたと報告した。

このイーサリアムは、リキッドステーキングプラットフォーム「Lido」から引き出した分であると説明。Lookonchainは売却のために送金したと述べているが、違う見方も上がっている。

リキッドステーキングとは

仮想通貨のステーキング報酬を受け取りながら、その代替資産(ステーキング証明トークン)を運用できるDeFi(分散型金融)の仕組み。

▶️仮想通貨用語集

Jump Tradingはマーケットメイカーとしても知られる企業。Arkhamのデータによれば、イーサリアムを細分化して複数の取引所に送ったり、USDTを取引所に送金したりして多くの動きがみられるため、今回のイーサリアムの引き出しは流動性提供の準備だったとの見方もある。

Lookonchainはこの時、Jump Tradingは100億円相当のイーサリアム(=21,394wstETH)をまだ保有していることも報告していた。

なお、Jump Tradingを巡っては今月、仮想通貨部門のJump Cryptoが数億ドル相当のイーサリアムの売却を進めている可能性があることが明らかになっている。先月に米国でイーサリアムの現物ETFがローンチされた直後から売却の動きがみられていることが指摘されていた。

関連Jump Crypto、数億ドル相当のイーサリアムを売却か

他の指摘

こういった大口の資金の動きは市場の売り圧になりうるため、投資家からの注目度が高く、様々な憶測を呼ぶことがある。今回のイーサリアムの移動については、「Jump Tradingが買い増しをするための価格操作だ」との指摘も上がった。

今年6月には「Fortune」が情報筋の話として、米商品先物取引委員会(CFTC)がJump Cryptoの仮想通貨の取引や投資活動を調査していると報じている。明確な違反があると確定しているわけではないが、価格操作との指摘が上がる背景には、こういった報道もあるとみられる。

また、2023年には、Jump TradingがステーブルコインUSTの価格操作疑惑で集団訴訟に直面した事例もあった。

関連Jump Trading、ステーブルコインUSTの価格操作疑惑で集団訴訟に直面

関連イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/09 月曜日
16:43
秋元康プロデュース『MEN'S YOAKE AUDITION 2024』 ソニューム採用
秋元康氏総合プロデュースのもと、YOAKE entertainmentが仕掛ける次世代型メンズグループオーディション。Web3技術を活用し、グローバル市場を狙う。Soneiumブロックチェーンが変えるエンタメの未来とは。
16:18
「ビットコイン半減期・ETF承認後のBTCはどうなる?」業界アナリスト3人が長期目線で相場分析|WebX2024
半減期・ビットコインETF承認後のビットコイン(BTC)価格について、大手暗号資産(仮想通貨)取引所を運営する企業に務めるトップアナリスト3名が、長期目線での相場分析を行なった。
15:42
Kaikoが仮想通貨取引所の世界ランク発表 ビットバンクが上昇
Kaikoが発表した2024年Q3仮想通貨取引所ランキングを分析。日本の3大取引所がトップ30入りし、特にビットバンクが世界12位までランクアップした。各社の強みと課題、業界動向を詳しく解説。
14:55
BitMEX創業者アーサー・ヘイズがショート解消した理由 一転してビットコイン上昇予想に転じる
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、早ければ今週にもビットコインの価格が上昇する可能性があると予測。自身のビットコインの空売りポジションを清算したと報告した。
14:21
米国株や仮想通貨投資家に人気を博す「シーキング・アルファ」の優位性と使い方
日本人でもNISA投資先で人気の米国株。米国株や暗号資産(仮想通貨)のおすすめプラットフォーム「シーキング・アルファ(Seeking Alpha)」を利用するメリットと使い方について、初心者向けに詳しく紹介します。
12:04
NFTの平均寿命は1年1ヶ月、およそ96%が消滅=レポート 
NFT(非代替性トークン)の96%がすでに消滅し、平均寿命は約1年という報告がなされた。一部の成功例もあるが、市場の困難と慎重な投資の必要性が指摘されている。
12:00
SBI VCトレードとメタプラネットの提携を独自取材
仮想通貨取引所を運営するSBI VCトレードと、ビットコインを戦略的に蓄積するメタプラネットとの提携を独自インタビュー。提携のメリットや今後の展望などについて聞いた。
10:10
東京電力グループのアジャイルエナジーX、再エネ活用ビットコインマイニングの可能性を模索
東京電力の子会社アジャイルエナジーXが、再生可能エネルギーを活用したビットコインマイニングに着手。余剰電力の有効利用と再エネ促進を目指す。
09/08 日曜日
12:00
今週の仮想通貨市場 主要銘柄の注目材料まとめ|XRPL機能強化やSuiゲーム機先行販売
今週は雇用統計データを受けビットコインが続落した。他にも仮想通貨イーサリアムに関する分析や、ソラナ・SUI・XRPの銘柄情報があった。
11:36
今週のビットコインは下落 景気後退懸念でリスクオフムードが波及|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストがビットコイン相場を分析。リセッション(景気後退)懸念が強まり、今週の暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコイン(BTC)が大幅下落した。FOMCの注目度が高まっている。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|日本の仮想通貨税制に高い関心
今週は、金融庁による税制改正要望での仮想通貨取引への言及、国民民主党の玉木代表による自民総裁選への要望、ドナルド・トランプ前大統領による演説に関するニュースが最も関心を集めた。
09/07 土曜日
16:26
仮想通貨取引所のレンディングサービス徹底比較
ビットコインなど長期保有する暗号資産(仮想通貨)を貸し出し、利息を受け取る投資法であるレンディングサービス。仮想通貨取引所ごとにどのようなサービスがあるのか、主な特徴とメリットについて解説。
15:00
2026年までに米国企業が最大1.5兆円のビットコインを購入か=レポート
仮想通貨ビットコインを財務資産として購入する米企業が増加中。リバー社は、企業によるビットコイン保有量は2026年までに最大94万枚になると推算。
12:30
リップル共同創業者ら88名の実業家、米大統領選でハリス氏支持を表明
米リップル社のラーセン氏、著名投資家キューバン氏など88名の実業家が米大統領選でハリス氏支持を表明した。
11:15
予測市場KalshiがCFTCに勝訴、11月米国選挙で市場立ち上げへ
米予測市場KalshiがCFTCとの裁判に勝利。11月の米国選挙に向けて新たな予測市場の開設が可能になった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア