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英中銀、「システム上重要な」ステーブルコイン規制案で意見募集 保有上限を設定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

個人2万ポンド、企業1000万ポンドの保有上限

イングランド銀行は10日、ポンド建てのシステム上重要なステーブルコインに対する規制体制案を示した意見募集文書を公表した。

今回の規制はポンド建てのステーブルコインのみを対象としており、現在暗号資産の売買などに主に使用されているUSDCやUSDTなどの既存ステーブルコインは対象外となる。

また、「システム上重要」とは、決済システムの設計上の欠陥や運用の中断が英国の金融システムの安定性や信頼性を脅かす可能性があると英財務省が認定したものを指す。システム上重要でないステーブルコインについては、英金融行動監視機構(FCA)が監督する。

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裏付け資産については、システム上重要なステーブルコインの発行体は最大60%を短期英国債で保有できる。残り40%については、イングランド銀行が無利子口座を提供し、ストレス時でも確実な償還と公衆の信頼を確保する。また、新規参入時やFCA体制から移行する発行体は、事業の成長を支援するため、当初は最大95%まで短期英国債での保有が認められる。

イングランド銀行は、銀行預金から新たなデジタルマネーへの急速かつ大規模な資金流出リスクを管理するため、個人のシステム上重要なステーブルコイン保有を1通貨当たり2万ポンド(約390万円)、企業は1000万ポンド(約19億5000万円)に一時的に制限する案を示した。

これらの上限は実体経済への信用供与を保護するための暫定措置であり、金融安定性へのリスクが低減した段階で撤廃するとしている。ただし、デジタル証券サンドボックス内でのホールセール取引の決済に使用されるステーブルコインには適用されない。

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イングランド銀行は今回の提案について、2023年11月の討議文書への意見を反映したものだと説明した。意見募集は2026年2月10日まで行われ、その後同行は実践準則を策定する。

同行のサラ・ブリーデン金融安定担当副総裁は、今回の提案が来年の英国ステーブルコイン規制導入に向けた重要な一歩であり、イノベーション支援と新たな通貨形態への信頼構築を目指すものだと述べた。

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