CoinPostで今最も読まれています

SECのクリプトママ「米政府は中国のデジタル革新から学ぶべき」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米SECのへスター氏の見解

米証券取引委員会のコミッショナーを務める「クリプトママ」ことHester Peirce氏ははスイスで行われた「Crypto Finance Conference」に登壇、デジタルイノベーション分野における米中の政策を語った。

「他国がどのような施策を行っているのかを学び、その優れた部分を採用し、悪い部分は取り除く」ことが必要だと指摘。具体的に以下にように話した

中国では多くのイノベーションが起きている。ポテンシャルを認識している政府から私たちは学ぶべきものがあると考える。

中国はブロックチェーン分野において官民両方で世界をけん引している。デジタル法定通貨を発行する見込みが最も高い国のひとつで、そのデジタル人民元はすでに基本的な設計段階をクリアしているとの報道も出ている。

デジタル通貨の領域について、米連銀議長のPowell氏は昨年、デジタルドルの開発は行なっておらず、米ドルのキャッシュに対する需要が高いと説明した。

一方、今週では米CFTC(米商品先物取引委員会)の前会長ジャンカルロ氏(愛称クリプトパパ)はデジタルドルを促進するために、非営利団体「Digital Dollar Foundation」を設立した。

関連「デジタル人民元の基本設計が完了」 中国人民銀行が最新情報を発表

Peirce氏は「クリプトママ」の愛称でも知られており、SECの中でも仮想通貨やブロックチェーンといったイノベーションに対する柔軟な規制を求めてきた。「私たちは人々がトークンプロジェクトを実行し、ネットワークをローンチすることができるセーフハーバー的な枠組みを考えることができるよう望んでいる」と話した。

業界は、SECの仮想通貨ICOに対する取り締まり範囲が行き過ぎたため、業界の発展を妨げていると指摘。一部の大手業者はすでに「脱アメリカ」に 至っている。

参考:crypto finance conference

CoinPostの注目記事

米SEC初、仮想通貨IEOの販売・投資に警告
米SECは仮想通貨のIEO販売で投資家に対してリスクの警告を行なっている。IEOに対する警告はSECの初事例だ。
「投資家保護と技術革新を両立」米SEC長官、ブロックチェーンへの前向きな規制に自信
米証券取引委員会(SEC)の委員長を務めるJay Clayton氏は、ブロックチェーンに対して投資家を保護しつつ、イノベーションを促進するため、慎重かつ前向きな規制のアプローチを取ってきた、と議会で証言した。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。
12:00
世界最大の証券清算機関DTCC、チェーンリンク活用した「Smart NAV」を実験
世界最大の証券清算・保管機関DTCCは、チェーンリンクを活用した「Smart NAV」の実証実験を行った。JPモルガンなど金融大手10社が参加している。
11:10
Slash Fintech、暗号資産決済でVプリカ販売サービス開始 NFT特典も実施中
Slash FintechがVプリカ販売サービスを開始。暗号資産(仮想通貨)決済でVプリカ購入可能。特典としてSlash Genesis NFTをプレゼント。利用方法から使い方まで解説。
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。
09:30
SECの仮想通貨保管ガイドライン覆す決議案、米両院で可決
米連邦議会上院は、下院に続き、SECが発行した仮想通貨の保管に関する会計公報を覆す決議案を可決した。議員やSECがコメントを発表している。
08:35
TON基盤の「Notcoin」、800億トークンをエアドロップ
仮想通貨NOTトークンはエアドロップの実施に際しBybitやOKX、バイナンスに新規上場した。現在0.0075ドルで取引されている。
08:00
「BTCの短期の上値余地は限定的」JPモルガン
仮想通貨ビットコインの短期の上値余地は限定的であるとJPモルガンは予想。他にもビットコインの生産コストやマイナーの状況を分析した。
07:10
モルガン・スタンレー、420億円相当のビットコインETFを保有
米金融大手のモルガン・スタンレーが第1四半期の時点(3月末まで)で、420億円相当の仮想通貨ビットコインの現物ETFを保有していたことが13F書類で確認された。
06:20
ソラナ基盤のリステーキングSolayer、わずか45分で目標の31億円入金上限額を達成
Solayerの「epoch 0」は招待のみのアクセスで、仮想通貨ソラナネイティブステーキング、mSOL、JitoSOL、bSOL、INFのステーキングを対象としたもの。TVLが最も高いのは、mSOLで、833万ドルに達した。
05:45
コインベース、3つのソラナ銘柄の永久先物提供
米仮想通貨取引所大手コインベースは16日、3つのソラナ基盤の銘柄のパーペチュアル先物取引を新たに提供した。JupiterやJitoが対象となった。
05/16 木曜日
15:14
アークとフィデリティが牽引するビットコインETFの資金流入
米国のビットコイン現物ETFに巨額の資金流入が2日間続いている。直近ではブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)への資金流入が一服した一方、ARKBとFBTCが注目され、累積純流入額は121億ドルに達した。暗号資産(仮想通貨)投資信託に対する直近の流入動向を分析。
14:30
メタマスク、ボット対策の取引機能を提供開始
米Web3ソフトウェア企業Consensysは、 仮想通貨ウォレットのMetaMaskで同社が開発した新技術「スマート・トランザクション」が利用可能になったと発表した。
14:10
米デリバティブ大手CME、ビットコイン現物取引の提供を計画
現物の仮想通貨ビットコインへの直接アクセスは、規制された最大のデリバティブプラットフォームを通じて、金融商品として本格的な普及につながる見込みだ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア