CoinPostで今最も読まれています

BitMEX CEOの仮想通貨価格予想が的中 ビットコイン復活のキッカケも指摘

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アーサーCEOが予想するBTC底値

大手仮想通貨デリバティブ取引所BitMEXのアーサーCEOは、12日夕方の相場全体暴落の直前(当時8000ドルで取引)に、ビットコインの下落が続くとする価格予想を行なったことがわかった。アーサーの価格予想はおよそ一年振りだ。

BitMEXのニュースレターで、アーサーはビットコインについて自身の予測を述べている。

今世界的相場が下落しているのは、株や先物などの傾きで、トレーダーが追証に追われているからだ。まさに、『世界のマージンコール』と言える。

一方、ビットコインが再び3000ドル台に戻るは思わないが、市場にとって最大級の苦痛は『6000ドル〜7000ドル』の間かもしれない。

ニュースレターが送られたタイミングは、ビットコイン8000ドル台。一方、予想された7000ドルと6000ドルの防衛ラインは下回っている。12日に急落したビットコインは、約30分で2000ドル幅を超える歴史的な暴落相場に。13日8時半時点では、前日の最安値を更に下回る格好で、5000ドルも割り込んだ。

一方で、ビットコインの価格には、希望が残っているとアーサーは語る。

ダウ平均の続落やSPXベア相場など、世界経済がパニックに陥る中で、アーサーは20年年内には2万ドルにも盛り返せる可能性を指摘し、理由を語った。

むしろ中央銀行のお金印刷機が狂っているため、BTCは年末にかけて1万ドル〜2万ドルに戻ると読んでいる。

それぞれの中央銀行が金利をゼロにして終わりのない金融緩和(QE)を続々と発表していくに違いない。すぐには起こらないが、2008年〜2009年に渡り世界の中央銀行がお金をばらまくことで、ゴールドのような安全資産は上昇していた。

最新の状況では、欧州中央銀行(ECB)は日本時間12日の夜、政策理事会で追加の金融緩和策を発表。国債などを買い入れて市場にお金を流す量的緩和の枠を、今年末まで1200億ユーロ分追加で確保した。一方、投資家が注目した政策金利の変更は見送ったという。

また、米FRBの最重要タスク=金融調節を担うニューヨーク連銀(NYFed)は、1兆5000億ドル規模の追加レポオペを実施する声明を行なった。短期債に限っていた国債購入についても、買い入れの対象を拡大する方針を示した。

様々な地域、国における「コロナショック」が誘発した世界的金融危機を直面する各国政府・中銀は今後もさらなる金融刺激措置に動き出すと見込まれている。

世界金融市場およびマクロ経済の今後の回復が、ビットコインをはじめとする仮想通貨市場の鍵になるか、注目したい。

参考:bitmex

13日の最新のマーケット解説記事はこちら

仮想通貨ビットコイン一時前日比40%安、さらなる暴落も急反騰でセリクラなるか
コロナショックによる株式市場の歴史的暴落に伴い、仮想通貨ビットコインは一時3000ドル台に突入。200週移動平均線など重要ラインを一気に割り込んだものの、その後大幅反発した。

CoinPostの注目記事

ビットコイン大暴落でアルト銘柄でもフラッシュクラッシュ発生 仮想通貨Chainlinkが一時https://coinpost.jp/?p=138661&from=in_article00.0001に
仮想通貨ビットコインが一時5000ドル台まで大暴落したことを受け、アルトコイン市場でも売りが大きく先行した。ビットコインで前日比28%安。アルト銘柄も軒並み30%安を超える全面安相場の様相だ。
【速報】仮想通貨ビットコイン大暴落、68,000BTCの大規模ロスカット
12日19時半頃、仮想通貨ビットコインが一時5000台まで大暴落。フラッシュクラッシュが発生した。BitMEXでは、68,224BTCのロスカットが発生。金額にして545億円相当に上る。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。
12:00
世界最大の証券清算機関DTCC、チェーンリンク活用した「Smart NAV」を実験
世界最大の証券清算・保管機関DTCCは、チェーンリンクを活用した「Smart NAV」の実証実験を行った。JPモルガンなど金融大手10社が参加している。
11:10
Slash Fintech、暗号資産決済でVプリカ販売サービス開始 NFT特典も実施中
Slash FintechがVプリカ販売サービスを開始。暗号資産(仮想通貨)決済でVプリカ購入可能。特典としてSlash Genesis NFTをプレゼント。利用方法から使い方まで解説。
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。
09:30
SECの仮想通貨保管ガイドライン覆す決議案、米両院で可決
米連邦議会上院は、下院に続き、SECが発行した仮想通貨の保管に関する会計公報を覆す決議案を可決した。議員やSECがコメントを発表している。
08:35
TON基盤の「Notcoin」、800億トークンをエアドロップ
仮想通貨NOTトークンはエアドロップの実施に際しBybitやOKX、バイナンスに新規上場した。現在0.0075ドルで取引されている。
08:00
「BTCの短期の上値余地は限定的」JPモルガン
仮想通貨ビットコインの短期の上値余地は限定的であるとJPモルガンは予想。他にもビットコインの生産コストやマイナーの状況を分析した。
07:10
モルガン・スタンレー、420億円相当のビットコインETFを保有
米金融大手のモルガン・スタンレーが第1四半期の時点(3月末まで)で、420億円相当の仮想通貨ビットコインの現物ETFを保有していたことが13F書類で確認された。
06:20
ソラナ基盤のリステーキングSolayer、わずか45分で目標の31億円入金上限額を達成
Solayerの「epoch 0」は招待のみのアクセスで、仮想通貨ソラナネイティブステーキング、mSOL、JitoSOL、bSOL、INFのステーキングを対象としたもの。TVLが最も高いのは、mSOLで、833万ドルに達した。
05:45
コインベース、3つのソラナ銘柄の永久先物提供
米仮想通貨取引所大手コインベースは16日、3つのソラナ基盤の銘柄のパーペチュアル先物取引を新たに提供した。JupiterやJitoが対象となった。
05/16 木曜日
15:14
アークとフィデリティが牽引するビットコインETFの資金流入
米国のビットコイン現物ETFに巨額の資金流入が2日間続いている。直近ではブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)への資金流入が一服した一方、ARKBとFBTCが注目され、累積純流入額は121億ドルに達した。暗号資産(仮想通貨)投資信託に対する直近の流入動向を分析。
14:30
メタマスク、ボット対策の取引機能を提供開始
米Web3ソフトウェア企業Consensysは、 仮想通貨ウォレットのMetaMaskで同社が開発した新技術「スマート・トランザクション」が利用可能になったと発表した。
14:10
米デリバティブ大手CME、ビットコイン現物取引の提供を計画
現物の仮想通貨ビットコインへの直接アクセスは、規制された最大のデリバティブプラットフォームを通じて、金融商品として本格的な普及につながる見込みだ。
13:04
SBI VCトレード、ジパングコインの貸暗号資産で特別年率を提供
暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードがジパングコイン取扱いを開始し、貸コインで年率99%の特別キャンペーンを実施中。デジタルゴールドでインカムゲインを得る機会が期間限定で提供される。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア