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米仮想通貨信託銀行Anchorage、400億円のシリーズD完了 海外展開も視野に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

カストディ銀行、新たに資金調達

米大手の暗号資産(仮想通貨)カストディ企業(信託銀行)Anchorage Digitalは15日、3,400億円(30億ドル)の評価額で約400億円分(3.5億ドル)の資金を調達したことがわかった。

資金調達ラウンドをリードしたのは米大手投資企業のKKR傘下の「Next Generation Technology Growth Fund II」。Anchorageによれば、仮想通貨企業への出資は今回が初だという。

その他にもゴールドマンサックスやブラックロック、ペイパルベンチャーズ、a16z、アラメダリサーチ、シンガポールの政府系ファンドのGICなどが投資家として参加した。

今回の資金調達により、Anchorage社が調達した資金は総額550億円(4.8億ドル)に到達。今年2月にもシリーズCの資金調達ラウンドを実施したが、資金は未だに利用していない状況にあるという。

関連:米仮想通貨信託銀行Anchorage、シンガポール政府系ファンドらから85億円の出資を受け

今回調達した資金は主に人員補強と今後さらに大手の金融機関を誘致するという2つの目的があると共同設立者のDiogo Mónica氏は説明。現在200名の従業員を今後18ヶ月で2倍にしていく予定であることを明かした。アジアや欧州地域などにも法人を設立する国際展開も視野にあるという。

また、今回資金調達ラウンドに参加した大手企業はAnchorageの顧客や今後サービスを利用する過程にある企業が参加したとしている。

アンカレージとは

Anchorage Digitalは2017年に設立された機関投資家向けの仮想通貨カストディ企業。21年1月には仮想通貨企業として米国初の国法銀行(信託銀行)になっていた。

カストディ以外にも、レンディングや貸付、取引やステーキングなどのサービスを提供。現在ではベンチャーキャピタルやヘッジファンド、フィンテック企業、及びVisa社が顧客企業に含まれている。

カストディとは

投資家の代わりに資産を保有・管理することを指す。仮想通貨以外の資産にも広く使われる用語。資産の保管や売買に係る決済、また元利金・配当金の受領や議決権行使など、幅広い業務を代行するサービスを指す。

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