CoinPostで今最も読まれています

テザー社、スイスのルガーノをビットコインの中心都市とする計画を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの中心都市

USDTなどのステーブルコインを発行するテザー社は21日、スイスの都市ルガーノを、欧州におけるビットコイン(BTC)の中心都市にする計画を発表した。

今回の発表に際し、テザー社は「ビットコインとステーブルコインは金融領域を変革する」と主張。ルガーノ政府と協力し、3月3日にイベントを開催する予定で、計画の詳細はその時に発表するという。

ステーブルコインとは

価格が常に安定している(=stable)仮想通貨のこと。ステーブルコインの中で時価総額1位のUSDTは、米ドルに価値が連動している。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

ルガーノは、暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンに肯定的な都市。人口は約6万3,000人で、金融の中心地であるスイスの都市チューリヒの約40万人には及ばないが、イタリア語圏であるティチーノ州最大の都市で、観光地としても知られている。

今回の取り組みについて、テザー社のPaolo Ardoino最高技術責任者(CTO)は以下のようにコメントした。

 

この計画を推進するために、これまでルガーノ政府と協力してきた。

 

私は3月3日のイベントで、ルガーノ市長が参加するライブカンファレンスに出席し、計画の内容を発表する。

仮想通貨の普及度

エルサルバドルがビットコインを法定通貨として認めるなど、現在は国や地域が仮想通貨を取り入れようとする動きが増え始めてきた。

最近では20日、米カリフォルニア州の元州議会議員らが、同州でビットコインを法定通貨にする法案を考案しているところだと明かしている。

法案を起草しているのは、カリフォルニア州議会の元多数派リーダーで、現在政治関連の顧問業を行っているIan C. Calderon氏ら。Calderon氏は、ビットコインの専門家Dennis Porter氏と共に、超党派のビットコイン法定通貨化法を考案中だという。

関連米カリフォルニア州の元議員ら、ビットコイン法定通貨化を提案へ

一方で、法定通貨としてビットコインを認めたり、政府としてビットコインの購入を続けたりしているエルサルバドルには懸念の声も上がっている。先月には、国際通貨基金(IMF)が、エルサルバドルと協議を行い、ビットコインを法定通貨としていることについて再び懸念を表明。ビットコインの金融安定性などに対するリスクを挙げ、法定通貨としての地位を取り消すよう促した。

関連IMF、エルサルバドルにビットコインを法定通貨から外すよう催促

また先週には、米国の超党派議員ら3名が、米国務省にエルサルバドルのビットコインの法定通貨化について調査・報告を義務付けるための法案を提出。可決した場合、仮想通貨採択のメリットや進捗、および米国への金融リスクを調査し、米議会に報告することが求められるという。また、米政府への影響を最小限に留める施策も提案する形となる。

関連米議員、エルサルバドル・ビットコイン法のリスク調査を提案

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。
12:00
世界最大の証券清算機関DTCC、チェーンリンク活用した「Smart NAV」を実験
世界最大の証券清算・保管機関DTCCは、チェーンリンクを活用した「Smart NAV」の実証実験を行った。JPモルガンなど金融大手10社が参加している。
11:10
Slash Fintech、暗号資産決済でVプリカ販売サービス開始 NFT特典も実施中
Slash FintechがVプリカ販売サービスを開始。暗号資産(仮想通貨)決済でVプリカ購入可能。特典としてSlash Genesis NFTをプレゼント。利用方法から使い方まで解説。
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア