CoinPostで今最も読まれています

NFTスタジオYuga Labs、FTXやa16zから550億円超を資金調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

企業評価額は4,800億円

人気NFT(非代替性トークン)プロジェクトBAYC「Bored Ape Yacht Club」を手掛けるYuga Labsは22日、総額4.5億ドル(約550億円)の資金調達を完了したことを発表した。

VC大手のa16zや暗号資産(仮想通貨)取引所FTXやAnimoca Brandsなどが投資企業として名を連ねた。

Yuga LabsはBAYCやMAYC「Mutant Ape Yacht Club」などの人気シリーズを手掛けるNFTスタジオ。今回の資金調達はシードラウンドと呼ばれる第1段階のもので、以下のブロックチェーン企業らが参加した。

  • FTX
  • a16z crypto
  • Animoca Brands
  • The Sandbox
  • LionTree
  • Sound Ventures
  • Thrive Capital
  • FTX
  • MoonPay

また、関係者によれば、スポーツブランドのadidas(アディダス)も出資ラウンドに参加した模様だ。

40億ドル(4,800億円)の企業評価額で調達した資金は人員強化や今後の提携・合同プロジェクト等に充てる模様で、クリエイティブやエンジニアリング、運営面での人材誘致を図る。

Yuga LabsのNicole Muniz CEOは以下のようにコメントした。

既にコミュニティがIP(知的財産権)を有しているApesやPunks、Meebitsだけで新たな経済圏(の展開)が可能だ。

ブロックチェーンの文化的な影響は測り知れない可能性を有しており、ユーザーが探索して遊べる、美しく相互運用的な世界を構築している。

また、出資ラウンドに参加したa16z cryptoのジェネラルパートナーであるChris Lyons氏は以下のようにYuga Labsを評価した。

Yuga Labsは急速にWeb3.0の文化、ゲーミング、そしてエンターテイメントにおける大手ブランドになっている。

飛躍的なペースでWeb3.0の主流化が進む中、全ての人がメタバースへ参入するため、Yugaは文化とイノベーションの融合という点で最先端を走っている。素晴らしいチームと彼らのビジョンに投資することで、コミュニティ主体のエンターテイメントの次世代を構築することを支援できて、大変嬉しく思う。

関連:非代替性トークン・NFTとは|主な特徴と将来性を解説

Yuga Labsの動向

Yuga Labsは先週19日にも独自の新プロジェクト「Otherside」のティーザー映像をリリースしたばかり。独自のメタバース展開を示唆する内容となっており、4月に本格発表をする方向を明らかにしていた。

関連:BAYCのYuga Labs、新プロジェクト「Otherside」の映像を公開

また、Yuga Labsは3月上旬にはライバルNFTプロジェクト「CryptoPunks」と「Meebits」の知的財産権(IP)を取得。NFT所有者が商業的使用権を得ることを可能にした。

関連:Yuga Labs、NFTコレクション「CryptoPunks」の知的財産権を取得

関連:「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。
12:00
世界最大の証券清算機関DTCC、チェーンリンク活用した「Smart NAV」を実験
世界最大の証券清算・保管機関DTCCは、チェーンリンクを活用した「Smart NAV」の実証実験を行った。JPモルガンなど金融大手10社が参加している。
11:10
Slash Fintech、暗号資産決済でVプリカ販売サービス開始 NFT特典も実施中
Slash FintechがVプリカ販売サービスを開始。暗号資産(仮想通貨)決済でVプリカ購入可能。特典としてSlash Genesis NFTをプレゼント。利用方法から使い方まで解説。
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア