CoinPostで今最も読まれています

Nitro、ソラナ初のロールアップソリューション

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ソラナと互換性を持つ

暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)のスマートコントラクト動作環境と互換性を持つ、最初のレイヤー2スケーリングソリューション「Nitro」のプロジェクト概要が15日に公開された。

なお、Nitroは“取引所に特化した初のレイヤー1ブロックチェーン”「Sei」のレイヤー2スケーリングソリューション。オプティミスティックロールアップを使って、Seiのセキュリティを利用する。Nitroのメインネットは、2023年初頭にローンチ予定。

Nitroはソラナのスマートコントラクト動作環境と互換性があるため、開発者は既存のソラナ上のdApps(分散型アプリ)をすぐにNitroにデプロイできる。ユーザーはPhantomなどソラナ系ウォレットで、Nitoro上のアプリケーションにシームレスにアクセスできる。

さらに、Nitroはコスモス(ATOM)とそのブロックチェーン間通信(IBC=Inter-Blockchain Communication)エコシステムに対応するため、ソラナdAppsはコスモスのエコシステムとの相互運用性を得ることができるという。つまり、ソラナdAppsにとってNitroは、コスモスのユーザーベースにアクセスしてビジネス規模を拡張するゲートウェイとして機能する。

関連:ソラナラボ、Web3スマホ開発企業OSOMのシリーズAを主導

最初のSVM互換

リリースで、Nitroは自身を「最初のSVM互換のスケーリングソリューション」と位置づけている。

Nitroを率いるKevin Lim成長責任者によると、アバランチ(ACVAX)、トロン(TRX)、ポリゴン(MATIC)、BNBチェーンなど多くのL1チェーンがイーサリアム仮想マシン(EVM)との互換性を武器に成長を遂げたが、SVM(ソラナ・シーレベル仮想マシン)互換にフォーカスするプロジェクトはこれまでなかった。

同氏はSVMをEVMと同様の業界標準にしようと試みている。ソラナには多くの開発者が存在し、Anchorフレームワーク(スマコン開発環境)、Metaplex(NFTエコシステム)、Solana Tool Suite(ライブラリ)などツールが発展しており、開発コミュニティがさらに拡大する可能性があると述べている。

NitroをインキュベートしたSei Labsは8月にMulticoin Capital、Delphi Digital、Coinbase Venturesなどの投資家から約7億円(500万ドル)を調達した。

EVMとは

イーサリアムバーチャルマシン(EVM)は、ブロック毎にイーサリアムネットワークのステータスを計算し、スマートコントラクト(Solidity)に使用されるコードの実行やコンパイルなどを実行するソフトウェアの一部。イーサリアムのハードウェアとノードネットワークレイヤー上に配置されている。

出典:Horizen Academy

▶️仮想通貨用語集

関連:ソラナでWeb3通信を標準化へ、「オープンチャット連盟」が設立

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/21 火曜日
10:20
Gala Games、300億円相当のGALAトークンが不正鋳造 価格急落
Web3ゲームGala Gamesで何者かが2億ドル以上に相当する「GALA」トークンを不正に鋳造し売却した。管理者アドレスが悪用されたとみられる。
09:30
Sei、EVM互換へアップグレードの投票開始
仮想通貨イーサリアムとの互換性を持たせるため、L1ブロックチェーンのSeiがアップグレード実施のための投票を開始。投票後の計画も明らかになっている。
08:14
グレースケールに新CEO、ソネンシャイン氏が退任
ソネンシャイン氏がCEOだったグレースケールは過去の10年間、仮想通貨ビットコイン投資信託だけでなく、イーサリアムやソラナなどさまざまなアルトコイン投資商品も打ち出し、伝統金融に代替的な資産クラスを提供してきた。
07:45
バイナンス、中小プロジェクトの支援を発表
30年までに24兆円相当のトークンがアンロックを予定することなどを記載したレポートを発表した後、バイナンスは、優秀な仮想通貨プロジェクトに対し上場プログラムに応募するよう呼びかけた。
07:00
STEPN、ソラナスマホ保有者にコラボスニーカーを配布
STEPNはソラナスマホのGenesis Tokenの保有者に、特別なソウルバウンドトークン「STEPN x Saga Badge」も配布した。
06:20
最終判断期限迫るイーサリアム現物ETF、予想外の進展で承認観測強まる
仮想通貨イーサリアムの現物ETF上場申請に関して、SECから主要な提出書類を更新するよう突然求められていることが報じられた。イーサリアムの価格がニュースを受け高騰した。
05/20 月曜日
17:07
コインチェック、ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表
コインチェックは20日、「Coincheck IEO」において、暗号資産(仮想通貨)ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表した。本IEOは国内における6例目で、上場企業100%子会社による初のIEO。
16:39
仮想通貨企業の資金調達、2024年第1四半期に急増=レポート
大手投資データプロバイダー「PitchBook」は、2024年第1四半期の仮想通貨市場レポートを発表。ビットコインETFの承認を背景にスタートアップ企業が518件の取引で総額3,741億円の資金調達に成功したことが明らかになった。
14:03
米国の経済制裁対象国ベネズエラ、仮想通貨マイニングファームへの電力供給停止へ
ベネズエラ政府は、電力需要への影響を避けるため国内すべての仮想通貨マイニングファームを電力システムから切り離すと発表した。
11:46
ビットコインの週末相場は高止まり、オンチェーンデータは「利確フェーズ」の終焉を示唆
FRBの利下げ期待を背景にNYダウが史上初の4万ドルに達するなど米国株指数が好調に推移する中、オンチェーンアナリストはSOPR指標を分析。2ヶ月間の利確フェーズが終わりつつあることを指摘した。
11:19
仮想通貨ウォレットのファントム、米国のApple Storeユーティリティランキング3位に浮上
ソラナ基盤の代表的な仮想通貨ウォレットとして普及した「Phantom Wallet (ファントムウォレット)」(現在はマルチチェーン対応)が、米Apple Storeのユーティリティ・アプリで3位にランクインした。
05/19 日曜日
12:00
ビットトレードのビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーン シバイヌなどが当たるチャンス
暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードの特別企画。ビットコイン・ピザ・デーを記念して、シバイヌ(SHIB)やドージコイン(DOGE)も含む豪華景品が当たるラッキールーレットキャンペーンが開催される。2024年5月20日から24日までの期間限定。
11:30
オプション市場では6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中、翌週の展望は?|bitbankアナリスト寄稿
CPI発表後のテクニカル分析や6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中するオプション市場を踏まえ、bitbankのアナリスト長谷川氏がビットコインチャートを図解。今週の暗号資産(仮想通貨)相場考察と翌週の展望を探る。
11:00
週刊ニュース|金持ち父さん著者キヨサキ氏のBTC投資推奨に高い関心
今週は、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏による仮想通貨ビットコイン・金・銀投資の推奨、ジャック・ドーシー氏のビットコインについての発言、GameStop株やミームコインの暴騰に関するニュースが最も関心を集めた。
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/05/21 16:30 ~ 19:30
東京 SHIBUYA QWS (渋谷キューズ)
2024/05/23 14:30 ~ 15:30
その他 オンライン
重要指標
一覧
新着指標
一覧