CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン・ウォレット「Wallet of Satoshi」、米国ユーザーへの提供終了へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米国での提供を終了

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のウォレット「Wallet of Satoshi」を開発するプロジェクトは24日、米国ユーザーへのサービス提供を終了すると発表した。

終了の理由は明確に述べていないが、「安全で使いやすく、規制に準拠したプラットフォームを世界で提供するという我々の取り組みは今後も変わらない」と説明。また「今後の状況によって米国ユーザーが利用を再開できることを望んでいる」ともコメントした。

Wallet of Satoshiはモバイルアプリとして利用するカストディアル型のウォレット。ビットコインを送ったり受けとったりするために利用され、ライトニングネットワークの技術を活用している。

カストディアル型のウォレットとは

秘密鍵をユーザー自身ではなく、第三者が管理するウォレットのこと。「カストディアル型」の対義語として「ノンカストディアル」や「自己管理型」といった用語が使われている。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者でもわかる「ライトニングネットワーク」とは|特徴と仕組みを解説

今回プロジェクトチームは、米国ユーザーが使うアップルとグーグルのアプリストアの両方からWallet of Satoshiを削除することを決断したと説明した。そして、米国ユーザーが保有するビットコインへはアクセスできる状態にしており、他のウォレットに送信できるようになっていると強調している。

関連アップル社、P2P仮想通貨決済アプリ「Damus」などを排除した疑いで訴訟に直面

また、プロジェクトとして最も優先していることはユーザーと自社の安全と利益だとしており、今後もビットコインの恩恵をできるだけ多くの人々が受けられるように努めていくと説明した。

米国の規制が原因か

Wallet of Satoshiは、すでに米国で利用できなくなったことがSNSで報告されている。提供終了の背景には、米国の規制があるのではないかとの見方が上がった。

ビットコイン関連のツールなどを開発するSynonymのJohn Carvalho CEOは「Wallet of Satoshiは米国の規制に従うことができない、または従いたくないのだろう」との見方を示している。

関連バイナンスとコインベースのSEC訴訟|仮想通貨規制の現状と業界の反応を整理

Wallet of Satoshiは、23日に11月におけるライトニングネットワークの処理量が110万に迫り、月間処理量の記録を更新しそうなことが報告されていた。一方で、カストディアル型のウォレットであることに批判もある模様だ。

関連「Web3の全ての価値はビットコインに集まる」インフラ企業VoltageのGraham Krizek CEOが語る

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/20 月曜日
17:07
コインチェック、ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表
コインチェックは20日、「Coincheck IEO」において、暗号資産(仮想通貨)ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表した。本IEOは国内における6例目で、上場企業100%子会社による初のIEO。
16:39
仮想通貨企業の資金調達、2024年第1四半期に急増=レポート
大手投資データプロバイダー「PitchBook」は、2024年第1四半期の仮想通貨市場レポートを発表。ビットコインETFの承認を背景にスタートアップ企業が518件の取引で総額3,741億円の資金調達に成功したことが明らかになった。
14:03
米国の経済制裁対象国ベネズエラ、仮想通貨マイニングファームへの電力供給停止へ
ベネズエラ政府は、電力需要への影響を避けるため国内すべての仮想通貨マイニングファームを電力システムから切り離すと発表した。
11:46
ビットコインの週末相場は高止まり、オンチェーンデータは「利確フェーズ」の終焉を示唆
FRBの利下げ期待を背景にNYダウが史上初の4万ドルに達するなど米国株指数が好調に推移する中、オンチェーンアナリストはSOPR指標を分析。2ヶ月間の利確フェーズが終わりつつあることを指摘した。
11:19
仮想通貨ウォレットのファントム、米国のApple Storeユーティリティランキング3位に浮上
ソラナ基盤の代表的な仮想通貨ウォレットとして普及した「Phantom Wallet (ファントムウォレット)」(現在はマルチチェーン対応)が、米Apple Storeのユーティリティ・アプリで3位にランクインした。
05/19 日曜日
12:00
ビットトレードのビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーン シバイヌなどが当たるチャンス
暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードの特別企画。ビットコイン・ピザ・デーを記念して、シバイヌ(SHIB)やドージコイン(DOGE)も含む豪華景品が当たるラッキールーレットキャンペーンが開催される。2024年5月20日から24日までの期間限定。
11:30
オプション市場では6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中、翌週の展望は?|bitbankアナリスト寄稿
CPI発表後のテクニカル分析や6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中するオプション市場を踏まえ、bitbankのアナリスト長谷川氏がビットコインチャートを図解。今週の暗号資産(仮想通貨)相場考察と翌週の展望を探る。
11:00
週刊ニュース|金持ち父さん著者キヨサキ氏のBTC投資推奨に高い関心
今週は、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏による仮想通貨ビットコイン・金・銀投資の推奨、ジャック・ドーシー氏のビットコインについての発言、GameStop株やミームコインの暴騰に関するニュースが最も関心を集めた。
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア