Finschia(FNSA)の概要
Finschia(FNSA)は、元々はLINEのグループ会社「LINE TECH PLUS」によって開発され、LINK Chainと暗号資産「LINK」として2018年にローンチしました。2020年には「LINE Blockchain」へと名称が変更され、2023年4月には第3世代ブロックチェーンメインネット「Finschia」へと全面的にリブランディングされました。このリブランディングで暗号資産も「LINK」から「FNSA」へ移行しました。
アラブ首長国連邦のアブダビに設立されたFinschia Foundationが、エコシステムの拡大を推進しています。「Finschia Governance」を導入して、ガバナンス体制をコンソーシアム型へと転換しました。主要な参画企業にはソフトバンク、LINE NEXT、LINE Xenesisがあります。
Finschiaは、LINEトークンエコノミーとの連携により、LINEの経済圏の拡大を目指すだけでなく、エコシステムの全メンバーと連携してグローバル市場をリードすることを目標としています。
ユーザーが日常生活で利用するサービスをベースに、簡単に利用できるブロックチェーンプラットフォームとして、グローバルNFTプラットフォーム「DOSI」を展開。決済手段としてFinschia(FNSA)を導入しています。最終的には、10億人のユーザーを持つブロックチェーンとして、Web3エコシステムの最前線に立つことを目指しています。
クレイトン財団との併合
Klaytn Foundation(クレイトン財団)とFinschia Foundationは、4月30日にも新たなブランディングを発表する予定のブロックチェーン統合計画「Project Dragon」を進めています。クレイトンは韓国の大手インターネット企業Kakaoの子会社GroundXが開発したプロジェクトで、パブリックとプライベートの特性を兼ね備えています。ガバナンスメンバーにはKakao、Hashkey、Wemix、Binanceが参加しています。
この統合により、新しいブロックチェーンプラットフォームは、LINEとKakaoのメッセージングアプリを通じて2億5000万人以上の潜在的なユーザーにリーチし、420以上のdAppを提供する予定です。イーサリアム(EVM)とコスモス(CosmWasm)の技術を融合させ、高い互換性と性能を持つプラットフォームを目指しています。