CoinPostで今最も読まれています

Finschiaガバナンスモデルが進化、ソフトバンクやLINEが参画

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Finschiaがコンソーシアムへ

第3世代のブロックチェーンメインネット「Finschia(フィンシア)」の運営主体であるFinschia財団は13日、Finschiaガバナンスモデルをコンソーシアム型へ転換することを発表した。

同時に、新たなガバナンス体制下でFinschiaの運営を共同で行う初期メンバーも明らかにした。ソフトバンク、LINE NEXT、LINE Xenesisといった企業が参画するこの共同事業体は、パブリックブロックチェーンの段階を目指し、その運営を行う予定だ。

Finschiaは、LINEのブロックチェーン関連事業や暗号資産事業を展開するLINE Xenesisの子会社「LINE TECH PLUS PTE. LTD.」が2022年12月に公開したオープンネットワークである。その運営はその後、暗号資産FINSCHIA(FNSA)を活用した「トークンエコノミー2.0」戦略の一環で、アブダビで設立されたFinschia財団に移行していた。

新たなガバナンス体制「ガバナンス2.0」に参加する初期企業には、ソフトバンク、NFTプラットフォーム「DOSI」を運営するLINE NEXT Inc.、複数のブロックチェーンに検証者として参加するA41を含む各分野のリーディングカンパニーが名を連ねる。Finschia財団は、今回公開された初期メンバーに加えて、共に成長できる新たなパートナーを継続的に募集するという方針を示した。

関連:LINE NEXT、SEGAの人気IP用いた「GAME DOSI」のWeb3ゲーム開発へ

暗号資産FINSCHIA

2023年4月に公開されたホワイトペーパーによれば、Finschiaガバナンスに参加する企業は、Finschiaの基本通貨であるFNSAを一定量保有し、ノードを運営する。ステーク量に応じたガバナンス決定権を有し、エコシステムへの貢献が期待される。その範囲はブロックチェーンの管理や更新、紛争解決、新メンバーの追加規則などの確立と多岐に渡る。

暗号資産FINSCHIA(FNSA)のユーティリティには、Finschiaネットワークの安定運用を保証するため、ブロック生成や検証に対する報酬、手数料の支払い、ステーキング報酬などが想定される。また、FNSA以外の通貨もdAppsのネットワーク手数料(ガス代)の支払いに用いることが可能となっている。

最大発行枚数が10億枚を予定するFinschiaは、公正かつ透明なトークンエコノミーに則って、事前に発行を行わない「ゼロ・リザーブ・ポリシー」を採用している。「貢献に対する報酬」の原則を導入し、貢献度に見合ったFNSAを報酬として配分。その分配は、チェーンに組み込まれた分配アルゴリズムにより、ネットワーク貢献報酬(50%)、サービス貢献報奨金(30%)、リザーブ(20%)の割合で行われる。

なお、コンソーシアムガバナンスの導入はロードマップのステージ2への移行を意味する。ステージ3では、ブロックチェーンシステムがさらに分散化し、あらゆるユーザーやバリデータもネットワークに参加できる状態にすることを目指しているという。

関連:LINE FRIENDSと人気NFT「Azuki」の発行元が提携 新たなIPビジネス展開へ

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/05 日曜日
19:00
ふるさと納税受入額が約1兆円に、最新人気自治体ランキングTOP10
自治体のPR活動や魅力的な返礼品の充実により、受入額と受入件数は増加し続けています。本記事では、「ふるさと納税の寄附額の推移」や「人気の自治体ランキングTOP10」「ビットコインを受け取る方法」の3つを解説しています。
16:00
ふるさと納税とは|投資利益に対する税金を軽減できる仕組みを解説
ふるさと納税とは、応援したい自治体の活性化や地域振興を促すことを目的として、その自治体に「寄附」をする制度です。寄附額から2,000円を差し引いた全額を、所得税や個人住民税から控除され、自治体が定めた返礼品を受け取れます。
12:00
Phantomウォレット使い方、ソラナを使ったポイ活(エアドロップ)の始め方・セキュリティ対策
この記事ではソラナの主要なPhantomウォレットで、暗号資産(仮想通貨)のポイ活(エアドロップ)の始め方。リスクと安全対策を解説します。新規ウォレットの作成方法から、詐欺の事例、セキュリティ対策までを網羅。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|個人マイナーのBTC採掘成功に高い関心
今週は、仮想通貨ビットコインについて、個人マイナーのブロック生成成功、米マイクロストラテジーの買い増し、ARKのキャシー・ウッドCEOによる価格予想に関するニュースが最も関心を集めた。
05/04 土曜日
19:00
「Web3.0 - 分散型テクノロジーの未来」Gavin Wood(ギャビン・ウッド)氏講演レポート
この記事では、Gavin Wood(ギャヴィン・ウッド)氏の「Web3.0 - 分散型テクノロジーの未来」東京大学とMbSC2030共済の講演をレポート。社会での「真実」と「信頼」の役割や分散型社会の構築についての洞察、CBDCや経済分散化の討論を紹介します。
16:00
FXの「スワップポイント」とは|概念や特徴、おすすめ運用方法も解説
スワップポイントとは、2カ国間の通貨の金利差によって発生する利益または損失のことを指します。ポジションを保有する日数に応じて毎日発生し、仮想通貨のパッシブインカムに似たインカムゲインを期待できます。
12:00
米ブロック社1Q決算発表、DCAでビットコインを毎月購入へ
米ブロック社は2024年第1四半期(1~3月)の決算を報告。ビットコイン製品収益の10%で毎月ビットコインを購入する戦略も発表した。
12:00
ドージコインとシバイヌ 国内取引所の選び方・買い方、投資のポイント
代表的なミームコイン、ドージコイン(DOGE)とシバイヌ(SHIB)を取り扱う、おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所を紹介。購入方法や今後の注目点、投資に役立つ詳細を解説。
10:00
「ソラナは第3の主要仮想通貨になる」フランクリン・テンプルトン見解
フランクリン・テンプルトンは、仮想通貨ソラナについてのレポートを発表。ビットコインとイーサリアムに続く第三の主要トークンになるとしている。
09:00
M・セイラー氏、ETHやSOLは有価証券であると主張
仮想通貨ビットコインを大量保有するマイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は、イーサリアムなどのアルトコインは証券に該当すると主張。それらの銘柄の現物ETFは米国で承認されないだろうと述べている。
07:50
GBTCに約100億円の資金、1月デビュー以来初の純流入 
GBTCはローンチ以来78日連続ですべて純流出だったが、今回はデビュー以来初の純流入となった。
06:30
米4月予想外の失業率上昇、ビットコイン63000ドル台回復
仮想通貨ビットコインは4日、米国の4月雇用統計結果が予想を下回ったことでドル安が進行し、NYダウなどの主要株価指数の上昇に連動して63,000ドルの大台を回復した。
05/03 金曜日
16:00
FSL開発の次世代ブロックチェーンMMOゲーム「Gas Hero」とは
Gas Hero(ガスヒーロー)とは、日本でもブームになったフィットネスアプリ「STEPN」を生み出したFind Satoshi Lab(FSL)が開発・運営し、2024年1月3日にリリースされたNFTゲームです。エコシステムの暗号資産(仮想通貨)はGMTを基盤としています。
15:00
コインベースQ1決算報告、総収益は前期比72%増の2500億円
米大手仮想通貨取引所コインベースは、2024年第1四半期(1月~3月)の決算報告書を公開。総収益は前期比72%増の16億3,700万ドル(2,507億円)で、前年同期の7億7,200万ドルと比較すると2.12倍と好調な滑り出しとなった。
14:20
金融大手BNPパリバ、ブラックロックのビットコイン現物ETFへの投資が判明
金融大手BNPパリバがブラックロックのビットコイン現物ETFを購入していたことが分かった。ブラックロックは今後新たな流入の波を予測している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア