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バイナンスCEO等、複数の専門家が強気相場を示唆:仮想通貨市場の暴落は例年通りの光景だ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

下落する仮想通貨市場
6月10日から、仮想通貨市場が下抜けたことで大幅下落を見せ、過去60日間の最低価格を更新。市場に不安が募っている。
仮想通貨業界の専門家は楽観視
世界最大級の取引所BinanceのCEOを務めるCZ氏は、今回のようなBTC価格の下落は、過去何度も繰り返されており、例年通りのパターンに過ぎないと主張。BTCテクニカルアナリストのWoo氏、インターネットセキュリティ専門家のMcAfee氏も、強気予想を一貫して崩していない。
バイナンスとは
Binance(バイナンス)は、2017年に急成長を遂げた「バイナンス(Binance)」は、世界最大級の取引量を誇る海外取引所。取り扱い通貨は80種類以上。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Binance CEO CZ氏のツイート

6月10日に7500ドル(約82万円)ほどで取引されていたビットコインは6月11日、記事執筆時点で、6700ドル(約73万円)にまで下落し、過去60日間の最低価格を記録しました。

さらに、ビットコインだけでなく、仮想通貨市場は全体として大幅な下落を見せており、市場に不安感が募っています。

そんな中、世界有数の仮想通貨取引所BinanceのCEOを務めるChangpeng Zhao氏(以下、CZ氏)は、Twitter上で、「今回のような下落は、毎年のように繰り返し発生しており、特別危惧することではない。」と言及しました。

「多くの人々は、以前までのBTC価格は、平坦であったと考えているようだ。」

「しかし業界に長く関わっていると、価格変動のパターンは、毎年似たような軌跡(暴騰→暴落の繰り返し)を辿っていることがわかる。ただ”左の目盛り”が違うだけだ。」

CZ氏のツイートには、2012年、2013年、2013〜2014年、2015~2016年の4枚のBTCチャートの画像もアップロードされました。

2012年:高値1BTC 35ドル(約3,800円)から約半年で、底値5ドル(約550円)の約1/7まで大暴落

2013年:1BTC 200ドル(約2.1万円)目前までいったBTC価格が、3ヶ月ほどで75ドル(約8,200円)の約1/3まで下落

2013年〜2014年:1100ドル(約12万円)を記録していたBTC価格も、2014年4月に400ドル(約4.3万円)近くとなる約1/3に

2015〜2016年:1BTC 750ドル(約8.2万円)ほどから、わずか2ヶ月ほどで600ドル(約6.5万円)以下を記録

今回の2017年末〜現在にかけての下落チャートと比較して非常に似通った部分があることが、過去のチャート画像と比較して見て取れます。

このように、価格の急激な上昇および下落は、過去にも複数回起きており、今回の下落も長期的に考えると、同様なチャートのパターンであると考えられているのです。

出典:Coinmarketcap

仮想通貨業界の専門家からの意見

BTCのテクニカルアナリストであるWilly Woo氏(以下、Woo氏)も、5月にビットコイン価格は、7500ドル(約82万円)を割り込み、最終的に5500ドル(約60万円)にまで到達する予想を立てている一方で、長期的には価格が再上昇すると予想。以下のように言及しています。

「(ビットコイン価格の)ボラティリティは、未だ過度に高いと言える。よって、ボラティリティの収束が次なる上昇期間への転換の兆候となるのではないか。ただし、現状は当面の間、下落が続く可能性がある。」

さらに、インターネットセキュリティのパイオニアであり、仮想通貨業界に高い関心を持つJohn McAfee氏(以下、McAfee氏)も、今回の大幅下落に対し、以下のように主張しました。

「BTC価格の下落で、パニックに陥ってはならない。」

「仮想通貨取引所のBitstamp、Coinbase、itBit、Krakenが、”価格操作の疑い”で捜査が行われたことに対する過剰反応に過ぎないからだ。次なる強気相場を30日以上遅らせることもないだろう。必要以上に恐れず、仮想通貨を買うと良い。」

このように、比較的初期の頃から仮想通貨業界にいる人々は、今回と同様の下落を過去に何度も経験しており、楽観的であると言えます。

BinanceのCZ氏を始め、ビットコインテクニカルアナリストのWoo氏、仮想通貨業界に大きな影響力を持つMcAfee氏は、依然として今後の強気相場の示唆を一貫しており、今回の下落は、あくまでも一時的なものなのではないかと考えています。

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tocak / Shutterstock.com

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