はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

機関投資家向け調査結果「仮想通貨は普及する:70%越え」|相場下落の中で活発化する業界の動き

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

『仮想通貨は普及する』
米国大手マネジメント・コンサルタント企業Greenwich Associatesは、北米・ヨーロッパ・アジアの機関投資家を対象に仮想通貨の将来性に関して、アンケート調査を実施。実に過半数以上の金融機関の重役は仮想通貨がいずれ普及すると見ている様だ。

Greenwich Associatesによる調査結果とは

米国大手マネジメント・コンサルタント企業Greenwich Associatesは、北米・ヨーロッパ・アジアの機関投資家を対象に仮想通貨の将来性に関して、アンケート調査を行いました。

調査対象者とは、アセットマネージャー、投資銀行、ブローカー業者及びヘッジファンド企業を含む多岐にわたった組織と据えられている様です。

Greenwich Associatesの調査概要では

「今年は、仮想通貨市場全体の時価総額がATHから70%以上下落したものの、機関投資家向けの仮想通貨投資環境づくりに対する熱意と努力が弱まることは無かった」

そして、『対象者の実に72%の仮想通貨が普及する』という結果がアンケート結果に見られています。

出典:Greenwich Associates

  • 2%----分からない
  • 2%----仮想通貨は成長し続け、最終的に伝統金融システムを無くす
  • 7%----過半数以上の仮想通貨は無価値となる
  • 10%----規制当局の取り締まりによる仮想通貨市場崩壊
  • 10%----広まる採用が無く、二次的なアセットクラスのままでいる
  • 32%----多くの仮想通貨は失敗に終わるものの、いくつかの通貨は生き抜き、普及を遂げる
  • 38%----法的規制は仮想通貨の成長と革新を推進する

機関投資家・業界の動きとは

続いて、Greenwich Associatesは最近見られた機関投資家の動きを取り上げて説明しました。

コインポストからも情報の補足を致します。

1.先月、ニューヨーク証券取引所の親会社ICEはマイクロソフトやスターバックス等大手企業と提携し、規制に準拠した仮想通貨取引所Bakkt の開設案を発表しました。

次に、米国大手仮想通貨取引所Coinbaseは最近、『Coinbase カストディ』など、機関投資向けのサービスを始め、さらに、コインポスト で報道したように、世界最大の資産運用会社BlackRockと手を組み、仮想通貨ETFの申請を検討しているとBusiness Insider.de によって判明されました。

2.米国巨大投資銀行ゴールドマンサックスも出資する、ブロックチェーンの送金プラットフォームを提供する米国企業Circleは現在、カストディサービスを提供するために米規制当局と連携しており、また、コインポスト でも報じたように、『すべてのものがトークン化される社会』を目指しているとされています。

3.米国の大手金融サービス企業Fidelity は仮想通貨取引所の開設を目論み、システムエンジニアなどの人材を募集するとBusiness Insiderから報じられました。

4.大手投資ファンドGrayscale社の最新資産運用報告によれば、2018年上半期(H1)における仮想通貨投資額が増加しており、しかもその56%が機関投資家によるものとのことです。

出典:Grayscale

5.世界No.2の証券取引所Nasdaqは、機械学習や自然言語処理などの技術を用いて、Twitterなどのソーシャルメディア上の仮想通貨に関する投稿を元に、価格予想を行う、機関投資家向けの仮想通貨分析ツールを開発していると報じられました

6.昨日コインポスト でも報じたニュースで、米国における、仮想通貨に関する法律作りが整っていないため、それを進めるように、CoinbaseやCircle、Digital Currency Groupを含む、米国複数の有名ブロックチェーンファンドや大手取引所が『ブロックチェーン協会』を発足し、首都の立法側へのロビー活動(業界に関する税金やKYC/アンチマネーロンダリング等)を行う計画を始めました。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/21 木曜日
17:48
シンプレクス、ステーブルコイン参入を支援へ アバランチ実証実験を受け
シンプレクスが金融機関のステーブルコイン事業参入支援を本格化。Ava Labsとの実証実験でアバランチ基盤の高性能インフラを実証し、参入障壁の解消を目指す。
17:23
カニエ・ウェスト、仮想通貨YZY発表
カニエ・ウェスト(Ye)が暗号資産(仮想通貨)「YZY」をソラナ上で発行し、発表直後にバイナンスに上場。YZY Moneyエコシステムの中核トークンとして決済サービス「Ye Pay」やYZYカードを展開予定。
16:39
メルカリとソニー、NFT・デジタルコンテンツ普及で基本合意 Soneium活用へ
メルカリとソニーグループがNFT・デジタルコンテンツ普及で基本合意。ソニー独自ブロックチェーン「Soneium」を活用し、メルカリの月間2300万人ユーザー基盤でWeb3技術の大衆化を目指す。アイドル関連NFT販売を皮切りに新エコシステム構築へ。
14:00
米上院議員、仮想通貨市場明確化法案の年内成立を目指す
シンシア・ルミス米上院議員は、仮想通貨規制の明確化を図るクラリティ法案の年内成立を目指すと発表した。先月発表された上院の独自案ではなく、超党派の支持を得た下院案を基本法案とする方針に切り替え、11月末にはトランプ大統領への提出を見込んでいる。
13:40
ゴールドマンサックスとベッセント財務長官、ステーブルコイン急成長を予測
米財務長官とゴールドマンサックスがステーブルコイン市場の急拡大を予測。規制整備により数兆ドル規模の成長期待が高まる中、JPモルガンは慎重姿勢を示す。
12:50
「ビットコインは2030年までに100万ドルへ」コインベースCEOが強気予想
コインベースCEOが2030年のビットコイン価格を100万ドルと予想した。機関投資家流入など強気シナリオの要因を挙げている。仮想通貨の今後のユースケースについても話した。
12:00
「多様なイノベーション促進へ」金融庁・今泉参事官が語る、暗号資産規制やETFの展望
金融庁の今泉宣親・暗号資産ブロックチェーンイノベーション参事官が語る、ビットコインETF、制度改革、ステーブルコインの展望。利用者保護とイノベーション両立への取り組みを詳述。
12:00
ビットバンク廣末社長が語る、ビットコインとの出会いと今後の展望|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、ビットバンク廣末紀之社長独占インタビュー。オリコン顧客満足度2年連続1位の暗号資産取引所が語るWeb3時代の資産形成戦略とWebX2025への展望を聞く。
11:30
明日にジャクソンホール会議パウエル講演控える中、仮想通貨相場反発
ビットコインが前日比1.17%上昇する中、機関投資家によるイーサリアム大量購入が継続。Bitmine Immersionが52,475ETH追加で総保有額66億ドル近くに。一方、個人投資家のアクティブアドレス数は8月に28%減少し、ビットコイン・イーサリアム現物ETFからも大幅流出。ジャクソンホール会合でのパウエル議長発言が今後の相場を左右する見通し。
10:50
アーサー・ヘイズ、幹細胞事業に投資
ビットメックスの創設者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏が幹細胞クリニック事業に大規模投資し取締役就任。先週売却した仮想通貨を1050万ドルで買い戻し、「利益確定はもうしない」と方針転換。
10:05
イーサリアム財団、セキュリティ強化の行動指針発表
イーサリアム財団は、Trillion Dollar Securityのプロジェクトについて行動指針を発表。仮想通貨イーサリアムの広範な調査を経て、まずはユーザー体験の安全性を強化する。
09:40
米ブロックチェーン協会ら、ステーブルコイン利回りに関する「ジーニアス」改正案に反対
米ブロックチェーン協会らが、銀行協会提案のステーブルコイン利回り規制強化に反対している。「ジーニアス」法案の改正案にいくつかの論点から異議を唱えた。
08:35
米ナスダック、BNB保有企業WINTの上場廃止決定 株価75%超暴落
米ナスダックがBNB投資企業ウィンドツリー・セラピューティクス(WINT)の上場廃止を決定。株価が最低価格1ドルを下回り、今年99%以上下落。
08:00
RWAトークン取引所「DigiFT」、計37億円の資金を調達
RWAトークンの取引所DigiFTは、現在までで合計約37億円の資金を調達したことを発表。直近の資金調達ラウンドはSBIホールディングスが主導している。
07:45
トークン化株式「xStocks」、トロンのブロックチェーンに拡大へ
クラーケンとBackedは、TRON DAOとの協業を発表。株やETFをトークン化して取引できるようにするサービスのxStocksを、仮想通貨トロンのブロックチェーンに対応させる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧