- Geminiが管理する仮想通貨に保険適用へ
- 仮想通貨取引所ジェミニが米国の大手保険会社から顧客資産保護を可能にする保険を取得した事が発表された。
先月に独自のステーブルコイン、Gemini Dollar(GUSD)を発表した仮想通貨取引所ジェミニから、また新たな発表が行われた。
ジェミニがカストディの仮想通貨に対して保険
ウィンクルボス兄弟が運営する仮想通貨取引所Geminiは、同社が運用・保有(カストディ)する仮想通貨に対して保険を、大手保険会社と提携し適用していることを発表した。
提携、主導した保険会社は、ジェミニはニューヨーク証券取引所に上場している保険企業AON社で、今月Business Wire公式の発表を行なった。
ジェミニの公式文書によると、AON社に同社の仮想通貨取引所が「カストディサービスや取引業で業界をリードしている」ことを明確にしたため、今回保険を適用できたと記述されている。
顧客は、(仮想通貨に対しても)一般的な金融機関と同等の保険保護を求めている。
保険会社に教育(情報共有)を続けていくことは顧客保護につながるだけではなく、仮想通貨業界全体の消費者保護に対する期待を高めることにもつながる。
とジェミニのリスク担当者であるYusuf Hussain氏は語った。
今回の発表は先月ジェミニの独自の仮想通貨、Gemini Dollarの発表から1ヶ月足らずにあった。
Gemini DollarことGUSDは米ドルに裏付けされたERC20トークンで、
米ドルの信用力と価格の安定があり、アメリカ規制当局から監視されながらブロックチェーン技術を利用している。
とジェミニは説明した。
ジェミニは昨年12月にもシカゴオプション取引所(Cboe)と提携してビットコイン先物取引の為の情報を提供しているなど、規制を守る仮想通貨取引所として2014年発足以来、業界を牽引していると言えるだろう。
今後もニューヨークに拠点を置く仮想通貨取引所の動きは見逃せない。