はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「ブロックチェーン普及のために最も緩和が必要な規制は税制」平デジタル相が就任会見

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3に言及

石破新内閣でデジタル大臣に任命された平将明議員は2日、就任会見を行った。

ブロックチェーン技術の普及に最も必要な規制緩和は税制であるなどと話し、Web3に関する質問にも回答している。

就任会見は大部分が質疑応答に時間が割かれた。その前の挨拶では「誰1人取り残さない、人に優しいデジタル化を進めるよう、AI(人工知能)など新しい技術の活用も含めて、関連する取り組みを強力に進めてまいりたいと考えております」などと語っている。

質疑応答ではWeb3について、ブロックチェーン技術の普及のために必要な規制緩和は何かとの質問があった。平大臣はこの質問に「一番は税制だと思います」と回答。そして「税制について言える立場ではないので、そこはノーコメントとさせていただきます」と話した。

しかし、さらに質問が挙がると「税制改正は金融庁の担当なので発言は控えますが、ブロックチェーンを活用して、日本の経済や金融にいろいろな影響があるということは閣僚の1人として、デジタル大臣として発言していきたいと思っています」と述べている。

関連暗号資産の税制改正にも言及、自民党の平議員と越智議員が語る「日本のWeb3戦略と展望」|WebX2024

この流れで他には「デジタルアートのようなNFT(非代替性トークン)などは今は下火だが、ブロックチェーンやNFT自体は、例えば日本の潜在価値を最大化するためにいろいろな活用方法があると思っています」と語った。

さらに平大臣はゲーム領域にも言及。「ゲームは日本が大変強い業界で、これからゲーム業界も本格的にWeb3分野に入っていくと聞いています。ステーブルコインが出てくると、メタバース空間に新たな経済圏が生まれてくると思います。そういった意味で、日本はチャンスかなと思っています」とも話した。

地方創生について

他に平大臣は、地方創生に関する発言でWeb3に言及。地方創生を巡っては、石破総理大臣が自民党総裁選挙に際して作成した政策集で、ブロックチェーンとNFTの活用に触れていた。

関連自民新総裁に石破茂氏が選出、ブロックチェーンやNFT活用も政策に

平大臣は今回「10年前に地方創生担当副大臣を務めていた時にやりたかったことで、今デジタルが進化したことでできるようになったことがたくさんあります。ブロックチェーン、DAO(分散型自律組織)、NFTなどを使って、地方のアナログの価値を最大化できると私自身は思っています」と述べた。

DAOとは

「Decentralized Autonomous Organization」の略。一般的な企業などとは違い、経営者のような中央管理者が存在しない組織を指す。

▶️仮想通貨用語集

そして「地方創生は、地方創生担当大臣が政策を担当していると思いますので、デジタル庁としては、デジタルの切り口で地方創生に資する政策などを提案していく立場だと思います」と語っている。

他にもWeb3技術の活用事例としてDID(分散型ID)も挙げるなどし、「ブロックチェーンはよく見ていきたい思います」と説明した。

関連リップル社のガーリングハウスCEOが来日、自民党の平議員と意見交換

関連:ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/04 土曜日
13:30
仮想通貨強気相場を加速か? トランプ米大統領が最大2000ドルの給付金を検討
米国のトランプ大統領が関税収入を基に最大2,000ドルの国民給付金を検討している。コロナ禍では給付金がビットコイン上昇を後押ししており仮想通貨市場への影響が注目される。
11:40
ビットコインマイニング大手MARA、BTC保有量が1兆円に迫る
Maraが発表した9月の生産実績によると、218ブロックを獲得し前月比5%増を記録した。ビットコイン保有量は52,850BTCに達し、上場企業の中でストラテジーに次ぐ第2位の保有額。
11:05
ウォルマート傘下のワンペイ、仮想通貨取引機能を年内追加へ
ウォルマートが過半数を所有するフィンテック企業ワンペイが年内にモバイルアプリで仮想通貨取引とカストディサービスを開始すると報じられた。
10:15
ビットコイン現物ETFへの週間流入が3300億円到達、「アップトーバー」の兆しか
米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFへの週間流入額が3,300億円に到達した。過去データから10月の上昇傾向「アップトーバー」が注目されている。
09:50
テザーなど、金トークントレジャリー設立で2億ドル調達へ=報道
テザーとアンタルファがトークン化ゴールドを蓄積するトレジャリー会社設立のため2億ドル以上の資金調達を協議中とブルームバーグが報じた。
08:30
ビットコイン円建て史上最高値更新、米政府閉鎖で逃避資金が集中|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは4日、円建てで史上最高値を記録。米政府の閉鎖によって「無国籍資産」としてのビットコインの存在感が強まり、投資家心理は極めて強気である。
07:50
コインベースが連邦信託認可を申請、決済サービス拡大の狙いで
仮想通貨取引所大手コインベースが3日に通貨監督庁に国家信託会社認可を申請したと発表した。カストディ事業を拡大し決済関連サービスを提供する計画で、銀行になる意図はないと明言。
07:42
コインベースとSamsung、Galaxyスマホユーザーに仮想通貨体験を提供へ
コインベースとSamsungがパートナーシップを締結。まずは米国のGalaxyスマホユーザーがCoinbase Oneを試験利用できるようにして、仮想通貨の利用機会を提供する。
06:40
24銘柄以上の仮想通貨関連ETFが新規申請、米政府閉鎖で承認手続きに遅延
様々な投資運用会社が3日に24銘柄以上の仮想通貨ETFを新規申請したと報じられた。しかし米国政府閉鎖によりSECの審査プロセスが停止し、承認時期が不透明になっている。
06:10
BNBが1100ドル突破でBNBチェーン銘柄大幅高、CAKEが40%高騰
仮想通貨BNBが3日に1,100ドルを突破したことでBNBチェーンのネイティブプロトコルへの投資家関心が再び高まった。パンケーキスワップのCAKEトークンは24時間で約30%上昇。
05:45
イーサリアム財団、6.6億円相当ETHをステーブルコインに換金予定
イーサリアム財団が4日に1000ETH(6.6億円相当)を売却すると発表した。CoWSwapのTWAP機能を使用し、研究開発や助成金、寄付の資金調達を目的としている。
10/03 金曜日
18:27
野村HD傘下Laser Digital、暗号資産交換業登録を目指す
野村HD子会社Laser Digitalが、日本で暗号資産交換業者登録を目指し金融庁と協議中。スイス発の同社は国内金融機関向け事業展開を計画。
17:37
積立NISAの次は?35歳会社員のイーサリアム投資入門
積立NISA実践中の35歳会社員が、次の投資先として注目するイーサリアムステーキング。月5,000円から始められる暗号資産投資の基礎知識、積立NISAとの違い、リスクと対策を専門家がわかりやすく解説。家族への説明方法も紹介
17:36
月2万円で始めるイーサリアム 35歳会社員の積立シミュレーション
月2万円のイーサリアム積立投資で5年後の資産はどうなる?35歳会社員が実際の数字でシミュレーション。頭金50万円のケースや価格変動パターン別の詳細な試算結果、始め方の3ステップまで具体的に解説します。
13:55
「ミームコインは仮想通貨への入り口として重要」=ギャラクシーデジタル考察
米仮想通貨金融大手ギャラクシーデジタルは最新レポートで、ミームコインはもはや単なるブームではなく、仮想通貨市場への新規参入者誘致に重要な役割を果たしていると指摘した。一方、ごく少数のトークンのみが生き残り、大半は衰退するなど、ギャンブル性が高いことには注意を促した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧