はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン下髭で押し目買い意欲旺盛か イーサリアムにも機関投資家の強い関心

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+1.18%の1BTC=106,600ドルに。

BTC/USD日足

ビットコインは、金融市場の不確実性が高まる中でも堅調な値動きを維持している。FRB(米連邦準備制度)の金利政策見通しが不透明さを増し、ムーディーズが米国債を最高格付けから引き下げる環境下でも、仮想通貨相場は底堅さを示した。

関連:ビットコイン急騰、米国債格下げと州法により”安全資産”化|仮想NISHI

昨日の取引では、過去最高値に迫る場面から一時的に急落する局面もあったが、米国時間に入ると再び買い優勢に転じた。日足チャートで明確な下髭を形成したことは、押し目での旺盛な買い意欲が健在であることを示唆している。

この堅調な推移が続けば、投資家が最も注目するシグナルの一つである日足チャート上の50日・200日移動平均線のゴールデンクロス(上図:赤丸)が形成間近に迫っている。これが実現すれば、中・長期的な上昇トレンドの開始を示す重要なテクニカルシグナルとなる。

さらに、先月のパニック相場を招いたトランプ政権による関税政策のさらなる緩和措置や、来月以降に予想される米長期金利の引き下げが実現すれば、グローバル投資家のリスク選好姿勢がさらに加速し、一段の上値追いにつながる可能性が高い。

ただし、マクロ経済は依然として不確実性が高く、米中貿易摩擦を巡りネガティブな材料が出れば調整を余儀なくされるリスクがあるなど、状況は流動的だ。

関連:過去最高値目前のビットコイン、迫るゴールデンクロスが中・長期の買いシグナルを示唆

アルトコイン市場

最大手デリバティブ取引所CMEグループが5月19日にXRP先物の取引を開始し、Cryptoslateの示したCoinglassのデータによれば、初日に1,560万ドル(約23億円)を超える取引高を記録した。主要な取引プラットフォームと肩を並べる取引量になるという。

CMEグループの仮想通貨商品担当グローバルヘッド、ジョバンニ・ビチオソ氏は、「機関投資家向けデリバティブ商品の需要はビットコインやイーサリアムを超えて拡大している」と強調。XRP Ledger(XRPL)への関心の高まりと採用増加が製品発売の背景にあると説明している。

今回の上場決定は、商品先物取引委員会(CFTC)がXRPを商品として分類したことを受けたものだ。

規制対象のXRP先物が利用可能になったことで、XRP現物ETFの実現に向けた重要な一歩となる可能性がある。米国のバイデン前大統領下で仮想通貨業界に抑圧的な姿勢を示してきた米SEC(証券取引委員会)の委員長交代もあり、多くの専門家は「XRP現物ETFが米国に上陸するのは時間の問題」との見解を示している。

19日のSEC Speaksカンファレンスで講演を行ったポール・アトキンスSEC委員長は、「私の任期中SECは(前任のゲイリー・ゲンスラー時代のように)イノベーションを抑制するのではなく、促進するという原点に立ち返るべきと考えている」と強調した。

関連:SEC新委員長、仮想通貨規制を全面見直し

現在、ブルームバーグのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏のデータによれば、XRP関連の8つの現物ETFが米国証券取引委員会(SEC)の承認を待っている状況だ。規制された先物市場の存在は、これまでSECが現物ETF提案を評価する上での重要な基準とされてきた。

一方、米証券取引委員会は、提案されているソラナ現物ETFに関する決定を再び延期し、デジタル資産投資商品をめぐる不確実性の高まりに拍車をかけている。

今回の遅延は 21SharesとBitwiseの両社の申請に影響しており、SECがさらなる評価のために正式な手続きを開始しているため、両社は引き続き長期審査中のステータスとなっている。

Bitwiseは今年1月にソラナETFの申請を提出し、3月に一度目の延期が発生。ビットコインとイーサリアムのETF分野で既に実績を持つ21Sharesも、早期に申請を行ったにもかかわらず、未だ承認を得られていない状況だ。

ブルームバーグのアナリスト、ジェームズ・セイファート氏とエリック・バルチュナス氏は、ソラナETFの最終的な承認確率を90%と依然高く見積もっているものの、承認手続きは2025年後半まで延期される見通しとなり、短期的な楽観論は後退している。

イーサリアムに続く現物ETFの承認期待が後退する中、CMEグループで取引されているソラナ先物契約が、機関投資家にとってSOLへのエクスポージャーを得る規制された代替手段として機能している。

イーサリアムに強い関心

仮想通貨投資商品への資金流入が記録的な水準に達しつつある。

コインシェアーズの週次レポートによると、主要資産運用会社が運営する暗号資産投資商品は先週、7億8,500万ドル(約1兆1,800億円)の純流入を記録し、5週連続の増加となった。

コインシェアーズの調査責任者ジェームズ・バターフィル氏は最新レポートで、年初来の流入額が75億ドル(約1兆1,250億円)に達し、2月初旬に記録した過去最高の72億ドルを上回ったことを明らかにした。「2〜3月の価格調整時に発生した約70億ドルの流出も完全に回復した」と同氏は説明している。仮想通貨ファンドの運用資産総額は1,729億ドル(約25.9兆円)と過去最高水準に到達した。

顕著だったのはイーサリアム投資商品であり、先週だけで2億500万ドル(約3,075億円)の純流入を記録し、年初来の流入額は5億7,500万ドル(約8,625億円)に達した。

これは、ペクトラのアップグレード成功やトマシュ・スタンチャク氏の共同取締役就任など、ポジティブな開発が進む中でイーサリアムに対する投資家センチメントが回復していることを示している。

バターフィル氏はビットコインファンドへの流入額が前週の8億8,700万ドルから減少した要因として、FRB(米連邦準備制度理事会)のタカ派的姿勢の継続を挙げた。

関連:仮想通貨取引所ランキング|プロ厳選の実績と評判で徹底比較

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/13 月曜日
18:00
Gate最高事業責任者に聞く コンプライアンス最優先の事業拡大と日本市場の位置づけ
13年の実績を持つ暗号資産取引所GateのCBO・Kevin Lee氏がグローバルライセンス戦略やマルチアセット展開、次の10億ユーザー獲得構想を単独インタビューで語った。
16:08
ハイパーブリッジ攻撃、イーサリアムで10億DOTを不正発行 攻撃者利益約3500万円
クロスチェーンプロトコル「ハイパーブリッジ」のゲートウェイコントラクトが攻撃を受け、イーサリアム上のDOTトークン10億枚が不正発行された。
15:40
デジタル大臣政務官が登壇、政府方針文書の誤解払拭|TEAMZ WEB3/AI SUMMIT 2026
高市内閣の方針文書からWeb3の記述が消えたことをめぐる誤解を払拭。自民党は次世代AI・オンチェーン金融構想と決済イノベーション推進の2プロジェクトチームを設置し、ビジョン策定と法整備を同時並行で進める。
15:00
韓国銀行、約62万ビットコイン誤配布受け仮想通貨にサーキットブレーカー導入を提言
韓国銀行が2025年決済報告書にて、ビッサム誤送金事件を受け仮想通貨取引所へのサーキットブレーカー導入や二重確認システム整備を提言した。
14:32
Aave DAO、約40億円の助成金を正式承認 「Aave Will Win」で収益構造を刷新
DeFiレンディング最大手AaveのDAOが、Aave Labsに対し約2,500万ドルの開発助成金を拠出することが75%の賛成で可決された。新戦略「Aave Will Win」のもと、すべてのAave製品収益をDAOトレジャリーへ集約する収益モデル転換へ向けての第一弾となる。一方、主要コントリビューターの相次ぐ離脱が課題として浮上している。
14:09
韓国ゲーム大手ネクソン親会社、仮想通貨取引所事業から撤収 保有残高も15%超減
ネクソン親会社NXCがビットスタンプをロビンフッドに約318億円で売却、コービット株も全量処分を決定。仮想通貨保有残高も前年比15%超減と、仮想通貨事業を大幅に縮小。
13:24
IPO準備中のスペースX、2025年に50億ドルの赤字 買収したxAIの設備投資が主因か=報道
イーロン・マスク率いるスペースXが2025年に約50億ドルの赤字を計上したと伝えられる。評価額1兆7500億ドルのIPOへの影響も注目される。
13:00
イラン交渉決裂、石油・ビットコイン・世界市場に再びボラティリティ
イランと米国の停戦合意後も交渉が決裂し、原油・ビットコイン・株式市場に再び不透明感が広がっている。ホルムズ海峡の通航制限が続く中、各市場の動向を解説する。
11:14
セイラー氏、追加購入示唆 ビットコイン成長率次第で配当を無期限カバーと言及
ストラテジー創業者セイラー氏がSNSでBitcoin Trackerを更新し「Think Bigger」と投稿。BTC成長率次第で配当を無期限カバー可能とも言及。過去のパターン通りなら翌日に追加購入開示の見通し。
09:37
モルガン・スタンレー、ビットコインETFの次はトークン化MMFに照準=報道
モルガン・スタンレーのデジタル資産責任者が、仮想通貨分野でのさらなる事業展開を示唆。トークン化マネーマーケットファンドを次の重要な商品として挙げた。
09:27
ビットコイン急落、ホルムズ海峡リスクと原油高が重荷に|仮想NISHI
ビットコインは米イラン和平交渉決裂とホルムズ海峡封鎖報道を受け急落。原油高もマイナーの採算を圧迫するが、現物買いやオプション市場の強気姿勢など内部環境は反発余地を示す。
08:23
ビットディア、週間採掘165BTCを全売却 ゼロ保有戦略を継続
ビットディアが4月10日時点の週次データを公開。採掘した165BTCを全量売却し、ゼロ保有戦略を継続。稼働ハッシュレートは68EH/sに達している。
08:05
イラン、ホルムズ海峡の通航料にビットコイン要求か ギャラクシー研究責任者が真偽を分析
ギャラクシーのリサーチ責任者がイランのホルムズ海峡BTC通航料報道を分析。情報の矛盾点と技術的疑問を整理しつつ、オンチェーン検証を進めていることを明らかにした。
04/12 日曜日
11:30
ビットコイン地政学リスク後退で反発、和平交渉とインフレ指標が次の焦点|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTCは米・イラン停戦合意を受け1150万円台まで回復。目先はイスラマバードでの和平交渉の行方と米インフレ指標が注目材料。交渉継続+インフレ予想通りなら3月高値1200万円周辺を試す展開も。bitbankアナリスト長谷川氏が解説。
09:30
今週の主要仮想通貨材料まとめ、BTC創造者サトシの正体調査やETH財団のステーブルコイン変換計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧