はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨投資商品のAUM、過去最高27兆円を記録もビットコイン投資家は慎重姿勢か=CoinShares

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

先週は1,500億円超が流入

暗号資産(仮想通貨)投資企業CoinSharesは7日、仮想通貨投資商品への資金流入について週次レポートを発表した。

先週の純流入額は10億4,000万ドル(約1,520億円)に達し、運用資産総額(AUM)は過去最高の1,880億ドル(約27兆円)を記録している。

4月に流入が始まって以来、流入超過は12週連続となり合計180億ドル(約2.6兆円)に達した。週間取引量は163億ドル(約2.4兆円)で、2025年の平均とほぼ同水準を維持している。

出典:CoinShares

地域別では米国からの流入額が10億ドル(約1,460億円)と最も多く、カナダとブラジルからは流出が見られた。

ビットコイン(BTC)投資商品への流入額は先週7億9,000万ドル(約1,155億円)となり、過去3週間の平均15億ドルから減少している。

CoinSharesのリサーチ部門責任者ジェームズ・バターフィル氏は、ビットコインが過去最高値に近づくにつれて、投資家がより慎重になっていることを示唆すると述べた。

イーサリアム(ETH)投資商品は11週連続で資金流入を記録しており、先週は2億2,600万ドル(約330億円)が新たに流入している。

また、この11週間の週次流入額は運用資産残高の平均1.6%であり、ビットコインの0.8%を大幅に上回っているところだ。バターフィル氏は、投資家心理がイーサリアムに好意的に傾いていることを浮き彫りにしていると話した。

イーサリアムについては最近、イーサリアム上のプロジェクトを支援するイーサリアムコミュニティ財団(ECF)が新設された。ECFの創設を発表したザック・コール氏は、イーサリアム価格の1万ドル到達は義務だと表明している。

関連:ETH1万ドル到達は『義務』と表明、新組織「イーサリアムコミュニティ財団」が誕生

商品別では、流入額で最大だったのはブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」で約4.4億ドル(約643億円)が流入した。また、フィデリティの「FBTC」に約2.5億ドル(約366億円)、アーク・インベストの「ARKB」に約1.6億ドル(約234億円)が流入している。

ビットコイン現物ETFとは

実際にビットコインを購入し、そのビットコインを基にした信託(ETF)を株式市場で取引するもの。投資家は直接ビットコインを購入することなく、その価値に投資することが可能になる。さらにはデジタル通貨市場の成熟と認知度の向上が期待される。

出典:CoinShares

また、ビットコインとイーサリアム以外では、ソラナ(SOL)投資商品に約2,200万ドル(約32億円)、XRP投資商品に約1,100万ドル(約16億円)と小幅な流入があった。

関連:XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05:35
中国がアメリカによる20兆円ビットコイン窃取を主張、ルビアンハッキング事件で
中国国家計算機ウイルス緊急対応センターが、2020年のルビアンマイニングプールから127,272ビットコインが盗まれた事件について、米国政府による国家級ハッキング作戦だとする報告書を公表した。
11/11 火曜日
19:00
メインネット3周年迎えたAptosのCEOが語る次世代ブロックチェーンの未来|独占インタビュー
Aptos Labs創業者Avery Ching氏独占インタビュー。3周年を迎え、世界最速85msのブロックタイムを誇る技術、グローバル・トレーディング・エンジン構想、Jio Platformsとの提携について詳しく聞く。
18:00
スターテイル、スーパーアプリ公開 ソニーBSLのL2「Soneium」対応
Startale GroupがSoneium向けスーパーアプリ「Startale App」を発表。SNSアカウントでログインするだけで、ガス代や秘密鍵管理不要でオンチェーンアプリにアクセス可能に。
18:00
堀田丸正、Bitcoin Japanへ社名変更
堀田丸正はBitcoin Japanへ商号変更。BTCレンディングと1%以上の配当を組み込むビットコイン財務戦略の詳細を発表。Bakkt黒字転換を背景に経営刷新と日本市場戦略が本格始動。
16:49
ファンプラ(FPL)、公募価格下回る展開 コインチェックIEO4例目
コインチェックIEOのファンプラ(FPL)は初回板寄せ1.495円で価格形成後、まもなく公募価格1円を下回って推移。応募倍率9.06倍、過去IEOとの比較、初日価格推移を速報で解説。
15:06
ユニスワップが収益モデルを刷新、プロトコル収益でUNIを焼却へ
分散型取引所 ユニスワップ(Uniswap)は、手数料の一部をプロトコルが徴収し UNI トークンの焼却に充てる「フィースイッチ」機構を導入する「UNIfication提案」を発表。実現への期待から UNI 価格は30%前後急騰した。
14:02
ブロックチェーンゲーム「コインムスメ ドリームレース!」、12月26日にサービス終了
ブロックチェーンゲーム「コインムスメ ドリームレース!」が12月26日にサービス終了。売上によるトークン買い支えモデルの継続が困難になったことや、外部要因への対応コストが影響。約2年半の運営に幕。MSMトークンはDEX上で存続予定。
13:35
英中銀、「システム上重要な」ステーブルコイン規制案で意見募集 保有上限を設定
イングランド銀行は、ポンド建てシステム上重要なステーブルコインの規制案を公表。個人に2万ポンド(約390万円)、企業に1000万ポンド(約19億5000万円)の一時的な保有上限を設定し、銀行預金の急速な流出リスクを管理する。
13:10
今後の仮想通貨市場、レバレッジ崩壊後の回復見込みは?=コインベース分析
コインベースが10月清算イベント後の仮想通貨市場について最新の分析を発表。レバレッジが解消され今後数か月はゆるやかに上昇すると予想している。
11:05
金持ち父さん著者キヨサキ、ビットコイン・金・銀の価格予想を公開 「売らずに買い続ける」
『金持ち父さん貧乏父さん』著者のロバート・キヨサキ氏が2026年のビットコイン価格を25万ドルと予想した。金や銀にも強気の見通しを示し、米国の債務拡大を理由に実物資産への投資を推奨。
10:35
ランブル、テザー支援でノーザンデータ買収へ AI・HPC事業を強化
動画プラットフォームRumbleが、ステーブルコイン大手テザーの支援を受けてAI企業ノーザンデータを買収する。欧州最大級のGPU事業獲得でクラウド事業を強化する。
09:45
仮想通貨取引所ジェミニ、IPO後初の決算発表 予想超える売上増も損失拡大
ウィンクルボス兄弟創業のジェミニが株式上場後初の四半期決算を発表し、1株当たり6.67ドルの損失を計上した。売上高は5,060万ドルで前年比2倍に増加したが、上場関連費用が重荷となった。
09:15
KDDI、Pontaをステーブルコインに替えられるサービス提供へ
KDDIは年内にも、共通ポイントPontaをステーブルコインに替えて決済や送金に利用できるようにすることがわかった。ブロックチェーン上の金融サービスでも活用できるようにする。
08:05
ブロック社のスクエア、400万店舗でビットコイン決済開始
ジャック・ドーシー率いるブロック社が、スクエアで全世界400万店舗のビットコイン決済を可能にした。Square Bitcoinは2027年まで手数料無料で、ライトニングネットワークによる即時決済を提供。
07:40
米上院農業委員会が仮想通貨規制法案の草案公開、CFTCに新たな権限付与へ
米上院農業委員会が仮想通貨規制法案の草案を公開し、CFTCにデジタル・コモディティの規制権限を付与する内容を明らかにした。多くの部分が両党間の交渉中で未解決となっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧