はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

英ユニオンジャック・オイルら、天然ガス田でビットコイン採掘を計画

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

将来的にビットコイン財務戦略も視野に

英国上場の石油・ガス会社ユニオンジャック・オイルは7日、英国ウェストニュートンの採掘場で天然ガスを電力に変換し、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のマイニングを行う計画を発表した。

この取り組みの成功次第では、新たにビットコイントレジャリー(財務)戦略の導入も検討する可能性がある。マイニングは、ジョイントベンチャーにより行う予定だ。

ユニオンジャック・オイルは、ウェストニュートンのガス田をジョイントベンチャーで共同開発しており、この地域に約17%の作業権益を保有。同地域の事業運営はジョイントベンチャーを代表して英ラスリンエナジーが行っている。

ラスリンエナジーは、既存の井戸から生産されるガスを利用して現地で発電し、その電力で仮想通貨マイニングを行うことでガス田を早期収益化することについて、実現可能性を調査した。

さらに、このジョイントベンチャーは、米国の天然ガス収益化プロバイダーである360エナジーと、ビットコインマイニングインフラの導入に関する拘束力のない契約を締結。拘束力のある正式契約も後日締結される見込みだ。

360エナジーは、天然ガスを現地データセンターの電力に変換して、ビットコインのマイニング収益を生み出すように設計された技術を提供することができる。

ガス田の完全開発に先立って、仮想通貨マイニングにより短期的な価値創出の機会やキャッシュフローを得ることができると期待されている。規制当局などの承認を得た後、段階的にマイニングのプロジェクトを進めていく予定だ。

この事業に参加するユニオンジャックは、マイニングを通じてビットコインを生産するというコンセプトは「革新的」であり、持続可能な収益を生み出す可能性を秘めていると述べた。

また、初期段階の経済予測によると、他の方法では利用できなかったり採算が取れない天然ガス井から「魅力的な収益」を生み出せる可能性が示唆されるとしている。

この地域は、約2,000億立方フィートの回収可能なガスが埋蔵されていると独立機関により評価されているところだ。

関連:トランプ家支援のビットコインマイニング企業American Bitcoin、9月上場見込み

今回、ビットコインマイニングでジョイントベンチャーと協力する360エナジーは、すでにビットコイン採掘インフラをテキサス州の油井サイトに展開している企業だ。

通常は廃棄される天然ガスや燃焼ガスを利用してビットコインをマイニングすることで油田オーナーに新たな収益源を提供している。

昨年12月には、世界第2位の油田サービス企業Halliburton(ハリバートン)が360エナジーに出資したことが注目された。ハリバートンは、360エナジーが「資源所有者にとって貴重な価値を生み出している」と評価している。

こうした油井におけるビットコインマイニングは、廃棄ガスを減らすことで炭素排出を削減する効果もある。

ハリバートンの出資が判明した際、360エナジーのクリス・アルファノCEOは、天然ガス価格の停滞、炭素排出規制の強化、トランプ政権の仮想通貨を後押しする政策により、油田や天然ガスの開発会社が仮想通貨マイニングに参加する例が増えると予想していた。

関連:エネルギー業界大手ハリバートン、ビットコイン採掘企業360 Energyに出資

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/13 水曜日
18:27
メタプラネットが決算発表、ビットコイントレジャリー事業主軸の決算で大幅増益
メタプラネット(3350)がビットコイン事業主軸の決算で大幅増益となった。Q2売上の91%をBTC事業が占め、保有量は前年末比7.5倍の18,113BTCに拡大。アジア最大のビットコイントレジャリー企業として地位確立した。
18:10
仮想通貨OKB 『X Layer』中心の成長戦略を発表 前日比120%急騰 
OKXが仮想通貨OKBの総発行量を2100万枚に固定し、約2割を一括バーン。X Layer強化やPPアップグレードも実施。
17:12
SNPITが人気アニメ「進撃の巨人」とコラボ 特設サイト公開へ
NFTカメラアプリ「SNPIT」が人気アニメ「進撃の巨人」とコラボ。写真撮影で仮想通貨を稼ぐ「Snap to Earn」機能と限定スキンガチャ、10日連続ログイン特典を実装した。
15:09
スイ(Sui)関連銘柄DEEP・WAL、グレースケール投資信託に初採用
グレースケールが仮想通貨Sui(スイ)エコシステム初の投資信託を発表。DeepBookとWalrusの2プロジェクトへの投資機会を機関投資家に提供開始。
14:30
マイケル・セイラー、アルトコイン財務企業隆盛でもBTCへ一点集中貫く、その理由とは
米ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がアルトコイン財務企業の台頭にも関わらず、ビットコイン一点集中を貫く理由を解説する。
13:50
最新版ビットコイン価格予測モデル、6年以内1000万ドル到達の可能性75%
経済学者ラッド氏の最新研究により、仮想通貨ビットコインが2036年までに481万ドルを超える確率が75%と判明。供給制約と需要増加が価格急騰要因。
11:55
パンテラ、仮想通貨トレジャリー企業に440億円規模を投資
パンテラキャピタルが仮想通貨をバランスシートに蓄積するトレジャリー企業に440億円超を投資。イーサリアムを保有するビットマインを具体例として価値創造を解説している。
11:30
米上場コスモスヘルス、仮想通貨トレジャリー戦略で初回100万ドルETH購入を実行
多角的ヘルスケア企業コスモスヘルスが、最大3億ドルの資金調達により仮想通貨イーサリアムの購入を開始。長期株主価値向上を目指す。
10:35
イーサリアム現物ETF、初めて1日の純流入額が10億ドル超え
仮想通貨イーサリアムの現物ETFは11日、2024年7月23日の上場以来、初めて1日の純流入額が10億ドルを超えた。有識者がイーサリアムの需要の高まりの要因を分析している。
10:15
コインベース、ステーブルコイン基金を6年ぶりに再開 AaveなどDeFiに資金提供へ
仮想通貨取引所コインベースが約6年ぶりにステーブルコイン基金を再開した。AaveやMorphoなどDeFiプロトコルの流動性向上を目指し、資金提供を行う。
07:35
サークル、ステーブルコイン特化のL1チェーン「Arc」をローンチへ
ステーブルコインUSDCを発行するサークルは、独自のL1ブロックチェーン「Arc」を発表。ローンチに向けたスケジュールや機能などに加え、同日に25年2Qの決算も発表している。
07:20
決済大手ストライプ、ステーブルコイン特化ブロックチェーン「テンポ」を開発=報道
決済大手ストライプが独自ブロックチェーン「テンポ」を開発中。ブリッジ買収に続くステーブルコイン戦略の一環で、サークルの「アーク」チェーンと競合激化。
06:30
米SEC、リップル訴訟を正式終了 仮想通貨規制策定に注力へ
米SECがリップルとの5年間の法廷闘争を正式終了。パース委員とアトキンス委員長が仮想通貨業界向けの明確な規制フレームワーク策定に注力すると発表。
06:00
ビットマイン、100万ETH保有突破 245億ドル株式発行枠に拡大
イーサリアム財務企業ビットマインが株式発行枠を245億ドルに拡大。120万枚のETH保有で業界首位に。
05:35
著名投資家ピーター・ティールが「イーサジラ」株式の7.5%取得、株価3倍高騰
著名投資家ピーター・ティール氏がバイオテック企業から仮想通貨イーサリアムトレジャリーに転換した「イーサジラ」の株主となり、株価が1日で3倍急騰。同社は82186ETHを保有。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧