はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

エネルギー業界大手ハリバートン、ビットコイン採掘企業360 Energyに出資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

油田マネー流入

世界第2位の油田サービス企業Halliburton(ハリバートン)が、ビットコイン(BTC)採掘に特化した油田採掘企業「360 Energy」に出資したことが明らかになった。同社の研究開発部門「Halliburton Labs」を通じて行われたこの投資は、360 Energyの事業拡大を支援することを目的としている。

ハリバートンは12月18日のプレスリリースで、360 Energyを含む5つの革新的企業をその「協働エコシステム」に加えたと発表した。これにより、360 Energyはハリバートンのリソースとネットワークを活用して、油田での「In-Field Computing」技術の開発と展開を加速させる予定だとされている。

360 EnergyのCEOであるクリス・アルファノ氏は、「ハリバートンの支援により、我々の技術が米国内外の油田で急速に普及する」と述べた。

テキサス州オースティンを拠点とする360 Energyは、現在285ペタハッシュのビットコイン採掘インフラをテキサス州の油井サイトに展開している。同社は、通常は廃棄される天然ガスや燃焼ガスを利用してビットコインを採掘しており、この手法により油田オーナーに新たな収益源を提供している。ハリバートンは、セメント作業、定方向掘削、油圧破砕などのサービスを提供し、2024年には230億ドルの収益を見込んでいる。

ハリバートンのプレスリリースでは、「360 Energyの革新的なIn-Field Computing技術は、廃棄ガスや余剰ガスをモジュール型データセンターで収益化するソリューションを提供しており、資源所有者にとって貴重な価値を生み出している」と述べられている。この提携は、油田と仮想通貨採掘がパートナーシップを形成するという長年の予測を裏付けるものとなった。

アルファノ氏によると、これまでハリバートンのような大手油田サービスプロバイダーが仮想通貨採掘企業と協力する例はなかったが、探索・生産ガス会社は長年にわたり現場での天然ガスをビットコイン採掘業者に販売してきたと指摘している。また、上場している主要な上流油田ガス企業も採掘インフラに資本を投入し、ビットコインをバランスシートに保有する動きが進んでいると述べた。

さらに、アルファノ氏は2025年にこうした動きが加速すると予測している。その理由として、トランプ次期政権の政策、ビットコインETFを通じた機関投資家の採用拡大、低い天然ガス価格、そして排出規制の強化を挙げている。これらの要因が組み合わさることで、仮想通貨採掘市場の新たな成長が見込まれる。

関連2024年末と確定申告に向けた仮想通貨の税金特集 注意点まとめ 

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/20 水曜日
14:40
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
13:15
イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
13:00
J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
11:45
JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11:25
岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
10:30
スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
10:20
テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
10:15
ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
08:12
ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
06:35
米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。
05:55
テザー、トランプ政権仮想通貨評議会の元高官を戦略顧問に起用
世界最大のステーブルコイン発行会社テザーが、トランプ政権でホワイトハウス仮想通貨評議会を率いたボー・ハインズ氏を米国戦略担当の戦略顧問に任命。
05:45
シャープリンク、イーサリアム保有量74万ETHに拡大
米上場のシャープリンク・ゲーミングが8月17日時点でイーサリアム保有量を74万760ETHまで拡大。前週は新たに14万3593ETHを購入した。
05:30
仮想通貨取引所Bullish、IPO調達資金全額をステーブルコインで受領
仮想通貨取引所ブリッシュがIPO調達資金11.5億ドルを全てステーブルコインで受け取り、米国IPO史上初の事例を達成。ソラナネットワークを活用しコインベースが保管。
08/19 火曜日
18:37
OKBとは?|OKXの取引所トークンの将来性・買い方・リスクを徹底解説
2025年8月、OKXがOKBを大規模バーンし発行量を2,100万枚に固定。価格は2.5倍に急騰した。OKBの特徴・買い方・将来性を詳しく解説します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧