はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今週の週次レポート

国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。


目次
  1. ビットコイン・オンチェーンデータ
  2. bitbank寄稿

ビットコイン・オンチェーンデータ

BTC取引数

BTC取引数(月次)

アクティブアドレス数

アクティブアドレス数(月次)

BTCマイニングプールの送金先

取引所・その他サービス

bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

今週の週次レポート:

今週のビットコイン(BTC)対円相場は振れ幅を伴いつつも方向感に欠ける展開となり、15日正午時点で、1750万円周辺で推移している。

先週末のアルトコイン相場の上昇からの循環で、週明けのBTCは上値を試す展開で1750万円から1800万円まで上昇。しかし、米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、海外時間から上げ幅を縮小し、結局は上に往って来いとなった。

12日に発表された7月の米CPIは、コア指数が前年比で上振れたものの、総合では市場予想比で下振れ、大きなサプライズはなかった。市場はCPIの結果を受けてFRBによる9月の利下げを織り込み、BTCは徐々に戻りを試した。

13日の米国時間には、ベッセント米財務長官が9月の50ベーシスポイント(bp)利下げが適切と発言した上、政策金利は現在より150〜175bp低くあるべきとしたことで、大幅利下げ期待がBTC相場を押上、一時は1824万円まで上昇した。

一方、翌14日東京時間は反動安で1800万円を割り込むと、7月の米卸売物価指数(PPI)が大幅に上振れたことで、9月の大幅利下げ観測が後退し、BTCは1750万円周辺まで一段安を演じた。

【第1図:BTC対円チャート(1時間足)】
出所:bitbank.ccより作成

14日の相場下落により、シカゴマーカンタイル取引所(CME)のBTC先物は先週末に開けた下窓を埋めた。また、1750万円周辺には中期の移動平均線、一目均衡表の基準線、さらにはボリンジャーバンドのセンターラインが走っており、テクニカル的なサポートが豊富となっている。

米PPIサプライズによって米金利は急反発し、FRBによる9月の大幅利下げ観測は後退したが、FF金利先物市場では依然として9月の25bp利下げが90%以上の確率で織り込まれており、PPIショックの影響は一時的とみている。

2007年から2008年にかけて米国でインフレが加速するなかで利下げが行われた際は、住宅市場と労働市場の支援が背景にあったことから、この先は雇用関連指標が利下げの有無を判断する上でより重要になってくる可能性があるだろう。

さて、来週21日~23日にはジャクソンホール会議が開催される。パウエルFRB議長の講演は22日に予定されており、来週は同氏の発言が最大の目玉材料となるだろう。

パウエル議長はこれまで関税によるインフレ再燃を懸念して金利の据え置きを頑なに主張してきたが、7月の雇用統計の結果を受けて、少なからず労働市場のリスクを意識せざるを得ないと言えよう。

ただ、9月のFOMCは1カ月先となっており、それまでに8月の雇用統計とCPIが控えている。インフレ加速が示唆される現状では、継続的な労働市場の減速が確認されなければ、利下げ再開の可能性は低いと言え、ジャクソンホールではパウエル議長が現時点でどれだけ労働市場のリスクを重く受け止めているかが注目される。

インフレを懸念しつつも、労働市場の状態を考慮して利下げを議論する余地が示されれば、BTC相場には追い風と言えるが、慎重姿勢を貫けば市場の利下げ期待に冷水を浴びせるだろう。

寄稿者:長谷川友哉長谷川友哉(ハセガワ ユウヤ)
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

関連:おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

関連:ビットバンクプラス公式サイト

過去のレポート一覧

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
02/09 月曜日
15:17
キャシー・ウッドCEO、「ビットコインは3つの革命」強気姿勢を示す
アーク・インベストのキャシー・ウッドCEOは、今回の弱気市場こそビットコインの絶好の投資機会となると主張する。金との相関性、ビットコインの3つの革命的価値、量子コンピュータリスクへ言及し、その強気の理由を解説した。
14:12
トム・リー氏のビットマイン、66億円相当のイーサリアムを追加購入
トム・リー氏率いるビットマインが約2万ETH(約66億円相当)を追加購入。イーサリアム価格が変動する中、同社は400万ETH超(約1兆2,560億円相当)を保有。「イーサリアムは金融の未来」と長期投資姿勢を堅持。
13:00
アステリア株式会社、次世代カンファレンス「MoneyX 2026」のタイトルスポンサーに決定
アステリア株式会社が、2026年2月27日開催の次世代金融カンファレンス「MoneyX」のタイトルスポンサーに決定。ステーブルコインを軸に「通貨の進化と社会実装」をテーマに、ザ・プリンスパークタワー東京で開催される。
12:40
Startale Group、次世代カンファレンス「MoneyX 2026」のプラチナスポンサーに決定
Startale Groupが、2026年2月27日開催の次世代金融カンファレンス「MoneyX」のプラチナスポンサーに決定。ステーブルコインを軸に通貨の進化と社会実装をテーマに、産官学のリーダーが議論を展開する。
11:58
アーサー・ヘイズがハイパーリキッドの高パフォーマンスに賭け 
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、ハイパーリキッド(HYPE)の2026年7月末までの高パフォーマンスを予想した。今年に入ってからHYPEを改めて購入している。
09:40
ヴィタリック氏、「アルゴリズム型ステーブルコインこそ真のDeFi」
イーサリアム創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、アルゴリズム型ステーブルコインこそが真のDeFiだと主張。USDCをAaveに預けるサービスは「真のDeFiではない」と明言し、2つの基準を提示した。
09:28
トレンドリサーチ、2100億円相当のイーサリアム損切り完了か
トレンドリサーチが仮想通貨イーサリアムを大量にバイナンスに送金し売却した可能性がある。市場下落による担保清算圧力が背景とみられる。関係者は長期的な強気姿勢を表明した。
08:18
キヨサキ氏、ビットコイン購入時期めぐる批判に反論
『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏がビットコイン購入履歴の矛盾を指摘され反論。「6000ドルで購入停止」発言と直近の「購入中」投稿の矛盾が浮き彫りに。
02/08 日曜日
09:30
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルのルクセンブルクでの認可取得やソラナの26年目標価格引き下げなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース|K33のビットコイン相場分析やクラビアの全ビットコイン売却に高い関心
今週は、東証グロース上場クラビア株式会社の全ビットコイン売却、仮想通貨調査会社K33の相場分析、ブータン王国のビットコインの売却可能性に関する記事が関心を集めた。
02/07 土曜日
14:02
ロシア最大手銀スベルバンク、仮想通貨担保ローンの本格展開へ
ロシア最大手銀行スベルバンクが仮想通貨担保ローンの本格展開に向けて準備を進めている。企業顧客からの強い関心を受けて中央銀行と規制整備に取り組む方針だ。
13:10
ビットコイン現物ETFの取引高、市場急落の中1.5兆円超えに 過去最高を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が日次取引高で過去最高を記録した。ビットコイン価格下落の中、一週間で1080億円が純流出している。
11:35
トランプ政権、ステーブルコイン利回り問題で銀行・仮想通貨業界の協議を11日に再開予定か
米ホワイトハウスは11日、仮想通貨市場構造法案をめぐるステーブルコイン利回り問題について、銀行業界と仮想通貨業界の協議を再開する予定だ。今回は銀行代表も直接参加し、数カ月にわたる対立の解消を目指す。
10:52
「ビットコイン蓄積戦略に変更なし」メタプラネット表明 BTC価格下落の中
メタプラネットCEOが、仮想通貨ビットコイン価格下落の中でも積み増し戦略に変更なしと表明した。現時点で含み損の状態だが、目標に向け計画を推進していく。
09:50
ポリマーケットが「POLY」商標を米国で出願、トークン発行を準備か
予測市場大手ポリマーケットを運営するブロックラタイズが米国特許商標庁に「POLY」と「$POLY」の商標を出願した。同社は昨年10月にネイティブトークンとエアドロップの計画を表明しており、トークン発行に向けた準備を進めている模様。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧