はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨融資企業BlockFi、破産裁判所に一部顧客の出金許可を申請

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

顧客に仮想通貨を返金へ

先月に米連邦破産法11条(チャプターイレブン)の適用を申請した暗号資産(仮想通貨)貸借サービス企業BlockFiは19日、「BlockFi Wallet Account」を使用する顧客の出金を許可するよう米破産裁判所に申し立てを行った。

また、同様の申し立てをバミューダの裁判所にも提出し、米国以外の顧客の出金を許可するよう要請。今回の申請は、チャプターイレブンに準じて顧客資産を返金するための重要な一歩であるとBlockFiは説明している。

チャプターイレブンとは

日本の民事再生法に似た再建型の倒産法制度。経営を継続しながら負債の削減などを実施し、企業再建を行う。申請後に債権取り立てが停止され、債務者は負債の整理に取り組み、原則120日以内に再建プランを策定する。

▶️仮想通貨用語集

関連米仮想通貨融資企業BlockFiが破産申請 SECやFTXらが債権者に

出金の認可に関する話し合いは、米裁判所が来月9日、バミューダの裁判所が同13日に実施予定。さらに、その後にもヒアリングの機会を設け、最終的に認可が下りれば、対象の顧客は出金ができるようになる。

この申し立ては、利子付きサービスの口座「BlockFi Interest Accounts」は対象外。対象となるBlockFi Wallet Accountは、利子がつかない口座で、仮想通貨の保有や売買をするために利用されている。

BlockFiは、今回は最初のステップだとしており、全ての顧客や利害関係者の価値を最大化できるように今後も取り組んで、できるだけ早く新しい情報を共有できるようにしていくと説明した。

破産処理が進行

BlockFiの破産は、FTXの破綻が大きく影響しているが、同社はその前から経営に苦しんでいた。仮想通貨市場の低迷やマクロ経済の環境変化が事業を圧迫。その際に、FTXやFTXの関連企業から融資を受けていた。

関連BlockFi、希望退職を募集

テラ騒動やFTXの破綻などが引き金となって破産申請した仮想通貨関連企業については、破産処理が進んでいる。

関連仮想通貨市場に激震、アラメダショックとFTX騒動の動向まとめ

19日には、7月にチャプターイレブンの適用を申請した仮想通貨投資プラットフォームVoyager Digitalが、同社の資産の売却先に、バイナンスの米国部門「バイナンスUS」を選定したことを発表。バイナンスUSの落札価格は、10.2億ドル(約1,340億円)である。

VoyagerもBlockFiと同様に、資産売却の許可を得るために、来月5日に米裁判所でヒアリングを実施。Voyagerのユーザーが資産を出金できるよう手続きを進めていく。

関連バイナンスUS、破綻したVoyagerの資産を1400億円で落札

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。
13:05
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ
エリックとトランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが2億2000万ドルを調達。ビットコイン購入とマイニング機器導入に充当予定。
12:00
金融庁、ステーブルコイン健全発展のための報告書を公表 不正リスクや今後の課題を分析
金融庁が仮想通貨ステーブルコインの健全な発展に向けた報告書を公表した。不正利用の実態と今後の規制課題を分析調査する内容だ。
11:05
取引所BybitとKraken、ソラナ基盤トークン化株式「xStocks」を190カ国で提供開始
世界第2位の仮想通貨取引所BybitがBacked社のトークン化株式サービス「xStocks」を取り扱う。Apple、Amazon、Microsoft等60銘柄超をソラナブロックチェーン上で24時間365日取引可能に。
10:40
トランプ氏関連のミームコイン「TRUMP」、口座開設キャンペーンで配布へ
ドナルド・トランプ氏が公認とされるミームコイン「TRUMP」がもらえるキャンペーンがBITPOINTで7月末まで開催中。特典内容や条件を詳しく解説します。
10:20
国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
10:02
ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
09:55
テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
09:40
ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
09:15
ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。
08:55
ドイツ最大手銀行グループ『シュパーカッセ』、2026年夏に個人向け仮想通貨取引開始へ=報道
ドイツ最大の銀行グループSparkassenが方針転換し、個人顧客向けビットコインなど仮想通貨取引サービスを2026年夏に開始予定。EU規制整備を背景に3年ぶりの決定となる。
08:10
SEC、ビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング承認判断を延期
米証券取引委員会がビットワイズ社申請のイーサリアムETFのステーキング機能追加提案の承認判断を延期。投資家保護と公正な市場慣行への適合性について追加審査を実施中。
07:45
サークル、米国でナショナル・デジタル通貨銀行設立を申請
米ステーブルコイン発行企業サークルが米通貨監督庁にナショナル・トラスト銀行設立を申請。承認されればUSDC準備金の自己管理と機関投資家向け仮想通貨カストディサービス提供が可能に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧