はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

BlockFi、希望退職を募集

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

20%の人員削減に続き

暗号資産(仮想通貨)融資サービス大手のBlockFiが、市場環境に合わせて組織サイズをアジャストするため、希望退職者を募集していることが分かった。

同社は相場急落と業界各社の債務問題の影響で6月に従業員数を20%削減したばかり。その後FTX(米国)との買収契約を締結したが、依然として財務再編に迫られているようだ。

匿名の情報提供者と、BlockFiの広報担当者が認めた内容によると、同社は従業員に優遇条件を提示して自主退職を促しているようだ。退職に応じれば、10週間の有給休暇や健康保険の継続、その他失業保険の受給資格といった確約がある。

BlockFiは希望退職者を募集している背景について、仮想通貨メディアDecryptに以下のように伝えた。

BlockFiは、現在の市場環境に合わせて組織サイズを適正にするために、自発的離職プログラムを開始した。これは決して軽率な行動ではなく、従業員にとって正しい決断を検討するための選択肢を持たせたい。

関連:BlockFi、仮想通貨取引所FTXの米国部門に買収権を付与へ

BlockFiの近況

これまでBlockFiを巡り、大手顧客のポジション清算や規制当局への罰金の支払い、人員削減といった苦境が明らかになっていた。

BlockFiの苦境の一端は、債務超過に陥ったヘッジファンドThree Arrows Capital(3AC)が担っている。3ACは2020年にBlockFiに戦略的投資を行った経緯で、BlockFiから多額のビットコイン(BTC)を融資されていたとみられる。

財政難に直面したBlockFiは6月13日に従業員数を20%削減し、850人から約680人に減らしたことを公表。7月には仮想通貨取引所FTX USに買収権利を提供する代わりに、融資枠を確保する最終契約を締結。FTXがオプションを行使すれば、BlockFiの従業員を含む株主全員の保有株の価値が損なわれるとの見方も出ていた。

関連:BlockFiへの緊急融資に不都合な条件、筆頭株主が対策を模索=報道

BlockFiのZac Prince最高経営責任者(CEO)は7月2日、FTX.USの融資枠はまだ利用しておらず、プロダクトやサービスは通常通り運営できると主張した。債務超過に陥った競合企業のVoyagerやCelsiusと同類ではないと強調する一方で、マーケティングやベンダーへの支出や、役員報酬を削減し、採用活動を抑制するなど財務の健全化に取り組んでいると加えていた。

仮想通貨市場では、大手ファンドの債務不履行に端を発する、連鎖的な破産法の適用申請が相次いでいる。7月1日にシンガポールのヘッジファンドThree Arrows capital(3AC)が米国で破産申請を出した。3ACに約900億円(6.5億ドル)相当を貸していたVoyager Digitalも、5日に破産申請を提出。

仮想通貨融資企業Celsius Networkも13日、米連邦破産法11条(チャプターイレブン)に基づいた破産申請を行ったことを発表した。

関連:セルシウス、再建に関する公聴会は来週開催へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/05 水曜日
17:08
Progmat、日本版トークン化株式の検討開始
Progmatが日本版トークン化株式の検討を開始。1円から投資可能で24時間取引も視野。配当・議決権も保護される設計。大手金融26組織が参加し、2026年春から商品開発へ。
15:45
メタプラネット、ビットコイン担保に1億ドル調達 
メタプラネットが保有ビットコインを担保に1億ドル(約153億円)を借入。資金はビットコインの追加取得やインカム事業に充当。同社は30,823BTCを保有しており、2027年末までに21万BTC取得を目指す。
15:23
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」 流通額10億ドル突破 
リップル社の米ドル連動ステーブルコイン「RLUSD」が時価総額10億ドルを突破。非営利団体や米Bitnomial取引所で採用が進み、実需型ステーブルコインとして存在感を高めている。
13:55
アーサー・ヘイズ、FRBの実質QEでビットコイン強気相場再開と予測
ビットメックス共同創業者アーサー・ヘイズ氏は、FRBが常設レポファシリティを通じた実質的な量的緩和(QE)により、ビットコイン強気相場が再開すると分析した。米国債発行増加でSRF残高が拡大しドル供給が増加すると予測。
13:30
米政府閉鎖を乗り切る仮想通貨市場、価格下落でも基盤強化に進展=グレースケール報告
グレースケールの10月レポートによると、米政府閉鎖やマクロリスク、史上最大の3兆円ロスカットなどにより仮想通貨価格は低迷したものの、規制明確化や機関投資家参入の進展、ステーブルコイン普及などで市場基盤は着実に強化されている。
13:15
ビットコイン採掘大手マラソンがAI事業強化へ、データセンターへの天然ガス供給で合意書 
仮想通貨マイニング大手マラソンがMPLXと天然ガス供給で合意書を締結した。テキサス州に新たなデータセンターを建設しビットコインからAI事業への多角化が加速する見込みだ。
11:15
仮想通貨取引所ジェミニが予測市場参入へ、カルシやポリマーケットと競合=報道
ウィンクルボス兄弟設立の仮想通貨取引所ジェミニが予測市場契約の提供準備を進めている。CFTCにデリバティブ取引所設立を申請中で、ポリマーケットやカルシとの競争が激化する見込みだ。
10:50
「プライバシー銘柄ジーキャッシュは暗号化されたビットコイン」、高騰背景をギャラクシーが分析
プライバシー仮想通貨Zcash(ZEC)が過去1年で10倍以上上昇している。ギャラクシーデジタルが背景を分析し、ビットコインの精神的後継者として注目されていると理由を指摘した。
10:35
FTXのサム前CEO巡る裁判、控訴審理に向けた聴聞会を開催 「公正な判決ではなかった」と主張
仮想通貨取引所FTXのサム・バンクマン=フリード前CEOを巡る裁判で、控訴裁判所で聴聞会が行われた。トランプ米大統領がCZ氏に恩赦を与えたこともあり、サム氏の裁判の注目度が高まっている。
10:25
NIPグループがビットコインマイニング拡大、月産160BTC見通し
Ninjasイン・パジャマス親会社のNIPグループがビットコインマイニング事業を拡大し、計算能力11.3EH/sを達成する。月間生産量は160ビットコインに増加し、世界約12位の上場マイナーとなる見込みだ。
09:30
ビットコイン10万ドル割れ、MEXC不安とBalancerハッキングが相場を圧迫|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは一時10万ドルを下回り、円ベースでは24時間で約140万円下落した。MEXCやBalancerにおける信認性不安や米IT銘柄が失速したことが下落を後押しした。
08:45
米財務省、北朝鮮サイバー犯罪と仮想通貨洗浄で8人と2団体を制裁指定
米財務省が北朝鮮によるサイバー犯罪とIT労働者詐欺から得た資金の洗浄に関与した8人と2団体を制裁指定した。過去3年間で北朝鮮関連サイバー犯罪者は主に仮想通貨で30億ドル以上を盗んでいる。
08:02
ビットコイン価格、10万ドル維持できなければ72000ドルまで下落の可能性=クリプトクアント分析
クリプトクアントの責任者はビットコインが10万ドルの水準を維持できなければ今後1~2カ月で72000ドルまで下落する可能性があると警告。10月の清算イベント後、現物需要が縮小していると分析している。
07:15
ビットマイン、1週間で400億円相当のETHを買い増し
トム・リー氏が率いるビットマインは、過去1週間で400億円相当の仮想通貨イーサリアムを買い増ししたことを発表。現金についても1週間で約598億円に増加したと説明した。
06:45
ソラナ保有企業フォワード・インダストリーズ、10億ドルの自社株買いプログラム承認
仮想通貨ソラナを財務資産とするフォワード・インダストリーズが10億ドル規模の自社株買いプログラムを承認した。2027年9月まで有効で、同社のSOL戦略への確信を示すものとしている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧