はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「利下げ延期でビットコイン価格上昇抑制も」グレースケール分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

利下げ延期で価格抑制の可能性も

米暗号資産(仮想通貨)運用会社グレースケールは1日、2月の市況レポートを発表。短期的に仮想通貨が上昇する上でのハードルとなり得るマクロ要因を挙げた。

2月にインフレが加速しており、今後もインフレ率が高止まりした場合、米連邦準備制度(FRB)が利下げを年内または2025年まで延期する可能性があると指摘している。グレースケールは、次のように述べた。

仮想通貨市場は今年、ビットコインETFへの資産流入とさまざまなファンダメンタル要因により支えられ、好調なパフォーマンスを見せてきた。

しかし、前回の仮想通貨サイクルからの重要な教訓は、FRBの金融政策や経済状況などのマクロ要因が仮想通貨の評価に大きな影響を与える可能性があるということだ。

グレースケールは、マクロ市場の見通しが引き続き前向きであれば、ビットコイン(BTC)は今年後半に最高値を更新する可能性もあると続けた。

ただ一方で、マクロ見通しがあまり好ましくなければ仮想通貨の価格が抑制される場合があるとも指摘している。

FRBが今後数か月以内に利下げを実施すればドル安となり、ビットコインなどドルと競合する資産の評価を下支えする可能性がある。しかし、インフレ後退の鈍化が継続することにより利下げが延期されることも考えられるとする格好だ。

グレースケールは、投資家は今後の金利政策の行方をチェックしておくべきだとして、次のように結論を述べた。

私たちの見解では、最も可能性が高い予測は、米国の消費者物価インフレが引き続き低下し、FRBによる最終的な利下げが後押しされることだ。

しかし、仮想通貨投資家は今後のインフレ報告(特に3月12日のCPI報告と3月14日のPPI報告)や、次回3月20日の会合でFRBが発表する最新の政策金利ガイダンスに注意しておく必要がある。

2月29日夜時点では、米PCEデフレーターが予想通りで市場にひとまず安心感を与えた。6月利下げ開始への期待は再び高まっている。FRBは年内の利下げ観測に賛同しているが、高官たちはもう少し証拠を見たいと発言しているところだ。

関連: 半導体株けん引で米株指数・日経平均高値更新、ビットコインは62000万ドル台維持|2日金融短観

AI関連トークンが好調

グレースケールは、2月に最もパフォーマンスが良かった仮想通貨は、公共事業・サービス関連銘柄であり、人工知能(AI)に関連したトークンのいくつかが大幅な利益を上げたと指摘した。

特にファイルコイン(FIL)がAIに対する市場の関心から恩恵を受けたと考えられるとしている。

ファイルコインは分散ストレージに重点を置いているが、スマートコントラクトとコンピューティング用のインフラストラクチャにより、ブロックチェーンベースのAIアプリケーションと相乗効果を生み出す可能性があると述べた。

関連: 分散型ストレージ「Filecoin」がソラナと提携

なお、グレースケールは、米国で1月に承認されたビットコイン現物ETFにも安定した流入があり、2月全体では純流入が60億ドル(約9,000億円)に達したとも説明した。

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコインETF特集
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/24 日曜日
11:30
ビットコイン、中東停戦期待を下支えに200日線再突破が焦点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場は今週、米・イラン停戦交渉への期待感を背景に1230万円台で底堅く推移。原油価格や米金利の動向が上値を抑えるなか、停戦合意が実現すれば200日移動平均線の突破も視野に入る。
09:30
今週の主要仮想通貨材料まとめ(5/22)|トランプメディアのBTC現物ETF申請撤回・HYPE価格高騰など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
09:25
週刊仮想通貨ニュースまとめ(5/22)|金融庁の海外ステーブルコインの内閣府令改正・ビットコイン次回半減期カウントダウンが話題に
今週は、米政府のビットコイン準備金法整備の進展、ビットコインの次回半減期、金融庁の外国発行ステーブルコインの内閣府令改正に関する記事が関心を集めた。
05/23 土曜日
14:00
米バンカメ、84億円相当仮想通貨ETF保有を開示 ビットコイン増加・ETH減・XRP維持
米金融大手バンク・オブ・アメリカが2026年第1四半期の13F報告書を提出。ビットコイン・イーサリアム・XRP・ソラナのETFを合計約5300万ドル分保有し、株式含む仮想通貨関連総額は22億ドルを超えた。
13:25
カルシとポリマーケット、米控訴裁判所で敗訴 違法賭博訴訟は州に差し戻し
米国の控訴裁判所は、予測市場大手カルシとポリマーケットが求めた州裁判の一時停止を却下した。違法賭博をめぐるネバダ州・ワシントン州との訴訟は州裁判所で続行される。
12:00
米グレースケールのHYPE現物ETF申請、修正案を再度提出 3本目のETF実現間近か
仮想通貨資産運用企業グレースケールがHYPE現物ETFの第3次修正申請を提出した。承認されればビットワイズ・21シェアーズに続く3本目のHYPE ETFとなる。
11:30
米SEC、ナスダックのビットコイン指数オプション上場を承認
米SECは5月22日、ナスダックPHLXによるビットコイン指数オプションの上場規則変更を加速承認した。現金決済・ヨーロピアン型の新商品で、上場にはCFTCの免除承認が別途必要となる。
10:25
ビットコイン1200万円割れ、米「100万BTC購入期待」後退で失望売り広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5月22日から23日朝にかけて下落し、円建てでは節目となる1,200万円を割り込んだ。背景には、米国で新たに議論されている「ビットコイン準備金法案」において、市場で期待されていた「100万BTCの購入義務」といった強い内容が盛り込まれず政策期待が後退したことがある。
10:00
NEARトークン価格高騰、6月末までに動的リシャーディング導入 AIエージェント対応も視野
ニアプロトコルが次回アップグレードの一環として動的リシャーディングを2026年6月末までに導入する計画だ。シャードの自動分割でAIエージェントによる商取引への対応も目指す。
08:40
米ビットワイズ・21シェアーズのHYPE現物ETF、25億円相当HYPEを追加購入 累計流入は100億円超
ビットワイズと21シェアーズのHYPE現物ETFが直近24時間で合計1610万ドル分HYPEトークンを購入。累計純流入は6396万ドルに達し、5月21日には過去最高値62.18ドルを更新した。
07:55
予測市場大手ポリマーケット、9000万円超が不正流出
予測市場大手ポリマーケットは、資産が不正流出したことを公表。流出額は約9,123万円であることやユーザーの資産は影響ないこと、事業は通常通り継続していることなどを説明した。
07:20
トランプメディア、320億円相当ビットコインを取引所へ送金
ブロックチェーン分析企業アーカムのデータによると、トランプ・メディアに帰属するビットコインアドレスが2650BTCを取引所Crypto.comのアドレスへ送金した。送金の目的は不明。
07:00
米下院がカルシ・ポリマーケットにインサイダー取引調査、議員の参加禁止立法も視野
米下院監視委員会のジェームズ・コマー委員長が5月22日、予測市場カルシとポリマーケットのインサイダー取引調査を開始したと発表。両社CEOに内部記録の提出を求めた。
06:20
SEC、米国株トークン化の免除制度公表を延期 第三者発行の株主権利保証が課題
米証券取引委員会(SEC)は株式トークン化資産の取引を対象とした「イノベーション免除」制度の発表を延期した。証券取引所関係者や市場参加者から、発行企業の同意を要しない第三者トークンの取り扱いへの懸念が相次いでおり、投資家の権利保護や制裁回避リスクが制度設計の焦点となっている。
05:50
新たな米ビットコイン準備金法案の詳細判明、100万BTC購入義務含まれず
米下院に提出されたARMA法案の草案が明らかになった。政府保有ビットコインを最低20年間売却禁止とする一方、一部で報じられた100万BTC購入目標の条項は法案に存在しないことをThe Blockが確認した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧