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週刊仮想通貨ニュース|バイナンスのユーザーへの救済金配布やメタプラネットの企業価値指標低下に高い関心

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今週のニュース

この一週間(10/11〜10/17)に最も注目の集まった暗号資産(仮想通貨)ニュースのまとめをお届けする。

今週は、トランプ・ショックを受けた最大手仮想通貨取引所バイナンスによるユーザー補償、メタプラネット(東証スタンダード:3350)の企業価値指標の低下に関する記事が最も関心を集めた。


目次
  1. 今週の注目ニュース
  2. 金融相場
  3. アジア特集

今週の注目ニュース

430億円規模に、バイナンスが「異例の補償」実施 トランプ・ショックに関する価格異変で

バイナンスは11日、10日夜の急激な価格変動により資金を失った一部のユーザーに対し、ケースバイケースで補償を行うと発表。バイナンスの共同創業者兼最高顧客サポート責任者であるヘイ・イー氏は、バイナンスに起因する損失が発生していた場合には対応するとした。(記事はこちら

バイナンス、大規模ロスカットのユーザーに455億円相当救済金を配布

バイナンスが15日、総額4億ドルの業界支援プログラム「Together Initiative」を正式に開始したと発表。前週土曜日のトランプ大統領の対中関税発表後の市場急落で影響を受けたユーザーと機関投資家を支援するものだ。(記事はこちら

メタプラネットの企業価値、初めて保有ビットコインの価値を下回る mNAVが一時0.99に

ビットコイン(BTC)の財務戦略を採用するメタプラネットは14日、企業価値に関する指標である「mNAV」が一時的に初めて1を下回った。mNAVは、時価総額に総負債を加えたものをビットコインNAV(純資産価値)で割って計算される。(記事はこちら

金融相場

史上最大フラッシュクラッシュ後の仮想通貨市場、トランプ大統領の発言受け乱高下続く

この日のビットコインは前日比-1.14%の1BTC=114,130ドルに。週明けにかけて、10日に発生した過去最大級のフラッシュクラッシュから大幅に回復しつつあった。(記事はこちら

様子見基調のビットコイン、市場は緊迫化する米中貿易摩擦の行方を注視

前週、トランプ大統領がソーシャルメディアで中国からの輸入品すべてに100%の関税を課すと投稿したことが引き金となり、世界中の市場に不安が広がった。株式市場の先物およびビットコインなど仮想通貨価格が暴落し、二大経済大国間の緊張の高まりに市場がいかに敏感になっているかを改めて示す結果となった。(記事はこちら

ビットコイン11万ドルを割り込み続落、米中首脳会談控え市場の緊張高まる

ビットコインは前日比-2.39%の1BTC=108,800ドルに。ドナルド・トランプ米大統領が中国との貿易戦争の継続を認めたことで、仮想通貨市場にも波紋が広がった。(記事はこちら

アジア特集

三菱UFJモルガン・スタンレー証券、デジタルアセット事業を開始

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は14日、デジタルアセット事業を開始したと発表。債券型セキュリティトークン(ST)の取り扱いを開始するとともに、フィンテック企業のスマートプラスと共同運営するデジタル証券取引サービス「ASTOMO」をリリースした。(記事はこちら

コインチェックでIEO「Fanpla(FPL)」10月21日開始 音楽事務所10社以上が協力

音楽ファンクラブ運営大手Fanplusと協業するFanplaは14日、暗号資産「Fanpla(FPL)」のIEO(Initial Exchange Offering)をコインチェックで実施すると発表。購入申し込みは10月21日に開始され、11月4日まで受け付ける。(記事はこちら

コインチェックグループ、機関投資家向け事業を強化

コインチェック株式会社の中間持株会社で、オランダに拠点を置くナスダック上場企業Coincheck Group N.V.は14日、フランスのデジタル資産プライムブローカー「Aplo SAS」の買収を完了したと発表。プライムブローカーとは、「総合金融サービス窓口」のことである。(記事はこちら

BNBチェーン、中国招商銀行の5,700億円規模MMFをトークン化

BNBチェーンは15日、中国の大手銀行である中国招商銀行の完全子会社CMBインターナショナル・アセットマネジメント(CMBIAM)と提携し、CMBのマネーマーケットファンドをオンチェーン化すると述べた。具体的には、CMB International USDマネーマーケットファンド(MMF)を、DigiFTとOnChainの支援を受け、「CMBMINT」および「CMBIMINT」というトークンにする。(記事はこちら

ソニー銀行、米国で国家銀行免許を申請 米ドルステーブルコイン発行などを計画=報道

ソニー銀行は、米国で国家銀行免許を取得するために申請書を提出したことがわかった。厳密には子会社のConnectia Trustが仮想通貨を含む事業を行う計画である。(記事はこちら

バイナンスが韓国の仮想通貨取引所Gopaxを買収 4年ぶりの韓国市場復帰へ

韓国の地元メディア「毎日経済」が16日に報じたところによると、2年半の規制審査を経て、バイナンスは韓国の仮想通貨取引所Gopaxの買収を正式に完了した。これは、韓国金融情報分析院(FIU)がGopaxの経営陣の変更を承認したことを受けた動きだという。(記事はこちら

メタプラネット、ビットコイン複利モデルで反転狙う サイモンCEOが方針説明

メタプラネットは、17日に株価が400円台まで下落。年初来高値(約1,900円)から大幅安となり、BTC保有価値(NAV)に対して企業価値が割安となる「mNAV割れ(0.89)」の状態に陥った。(記事はこちら

3メガバンク、円建てステーブルコインを共同発行へ 導入第一弾は三菱商事=報道

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、円建てステーブルコインを共同で発行することがわかった。3行は同じ規格で相互に乗り換え可能な仕組みを構築し、新興フィンテックのプログマのシステムを使って今年度内の実用化を目指す。(記事はこちら

関連:なぜ日本で大規模Web3カンファレンスが必要なのか|WebX創設者インタビュー

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注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/03 水曜日
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
05:55
チェーンリンク初の現物ETFがNYSEで取引開始、グレースケール「GLNK」
仮想通貨チェーンリンクの初の現物ETFが3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始した。グレースケールがGLNKとして上場し運用資産は1700万ドル超となっている。
05:40
米SEC委員長が仮想通貨向け「イノベーション免除」導入へ、資金調達環境の改善を重視
米SECのアトキンス委員長が仮想通貨セクター向けの「イノベーション免除」導入を表明した。新たな法律を待たずにイノベーションを促進する方針で、2005年以降改革されていない開示規制の包括的見直しも発表した。
12/02 火曜日
18:36
AIがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見 防御活用にも期待=レポート
Anthropicの研究で、AIエージェントがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見。2025年3月以降の34件で460万ドル相当の攻撃に成功し、新たに2件のゼロデイ脆弱性も発見。攻撃収益は1.3カ月ごとに倍増しており、防御活用が急務に。
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