WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

430億円規模に、バイナンスが「異例の補償」実施 トランプ・ショックに関する価格異変で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

10日に大幅なディペッグが発生

最大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは11日、10日夜の急激な価格変動により資金を失った一部のユーザーに対し、ケースバイケースで補償を行うと発表した。

バイナンスの共同創業者兼最高顧客サポート責任者であるヘイ・イー氏は、バイナンスに起因する損失が発生していた場合には対応するとして、次のように説明している。

過去16時間にわたる市場の大幅な変動と、多くのユーザー流入により、一部のユーザーの皆様に取引に関する問題が発生した。深くお詫び申し上げる。

お客様のアカウント活動を個別に確認し、状況を分析し、適切な補償をさせていただく。ただし、市場の変動や未実現利益(含み益)による損失は補償の対象外となる。

バイナンスは特に、エセナのステーブルコインUSDe、バイナンスが発行するソラナ(SOL)流動性ステーキングトークンBNSOL、ラップド流動性ステーキングトークンWBETHの3つのトークンの問題に関して声明を出した。

これらのトークンは10日夜に大幅なディペッグ(元資産との価格乖離)が発生していた。これにより強制的な清算が発生し、一部ユーザーのポジションに影響が出た格好だ。

たとえば、米ドルと紐づけられ1ドルの価値を維持するように設計されたUSDeは一時0.66ドルを下回った。

関連:週刊ニュース|トランプ関税によるBTC暴落やBinance JapanとPayPayの提携に高い関心

バイナンスは12日、影響を受けたすべてのユーザーに補償するとして、次のように発表している。

USDe、BNSOL、WBETHを担保として保有し、2025年10月10日21時36分(UTC)から22時16分(UTC)までのペッグ解除の影響を受けていたすべての先物、証拠金、ローン取引のユーザーには、発生した清算手数料とともに補償金が支払われる。

補償額は、2025年10月11日0時00分(UTC)の市場価格とそれぞれの清算価格の差額となる。

さらに、再発防止のために追加の安全策を実施したとも述べた。関連するパラメータを調整しており、具体的にはBNSOL、WBETH、USDEの価格指数のウェイトに償還価格を加算する。

また、USDe指数ルールには、価格安定性を向上させるための最低価格閾値を含め、市場状況に応じた動的な調整を確実に行うためにリスク管理パラメータの見直し頻度を高めるともしている。

バイナンスはその後13日、ディペッグに対する補償を2回に分けて行ない、総額は約2億8,300万ドル(約430億円)になったと報告した。

不具合の背景については、世界的なマクロ経済イベント(トランプ氏の関税発言とみられる)が市場の極端な変動を引き起こし、投資家が集中的に売りを出したことを挙げた。

この市場の急激な変動では、内部送金やEarn商品の償還に短時間の遅延が発生し、証拠金補充にも影響が出た。バイナンスはこの件についても、影響を受けたユーザーに対して損失額を補償する。

バイナンスは、特定のスポット取引ペアにおける極端な価格変動についても調査し、説明を行っている。例えば、同社のプラットフォーム上ではスイ(SUI)が一時的に85%急落するなどの表示が観察された。

今回の調査によると、市場が急落し買い注文が不足している状況下で、IOTX、ATOMなどの銘柄で2019年まで遡るものも含め過去の指値注文が発動したことが一因となっていた。

バイナンスは、システムの継続的な改善に尽力していくとしている。

関連:「トランプ・ショック」でアルト市場に異常値 ATOMが一時0.001ドルまで暴落

WebX アンケートご協力のお願い
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/30 日曜日
09:25
週刊仮想通貨ニュース(8/28)|BTC市場・量子脅威対策・日本政府と日銀の動向まとめ
今週は、仮想通貨ビットコインの市況、ビットコインとイーサリアムの量子脅威対策、日本政府と日銀の国債・株式即時決済に向けたブロックチェーン基盤整備に関する記事が関心を集めた。
08/29 土曜日
14:30
ECB専務理事、中銀マネーのブロックチェーン活用を提唱
欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は、中銀マネーのブロックチェーン活用を提唱し、金融政策の実行や担保管理の柔軟化を目指す考えを示した。デジタルユーロを含むトークン化に向けた取り組みも進んでいる。
13:30
仮想通貨相場の急反転、「実需の見極め必要」とコインシェアーズCEOが指摘
コインシェアーズCEOが仮想通貨相場の急反発の中、注意すべき点について見解を発表。マクロ環境や政策の追い風に言及しつつ、実需のある銘柄を見極める重要性を指摘した。
13:10
Aviciのカード残高から約50万ドル流出、Triaも被害 全額補償を約束
仮想通貨カード基盤のレイン(Raincards)で不正流出が発生し、アヴィシ利用者1,685人のカード残高から約50万859ドルが流出した。自己管理型ウォレットに影響はなく、レインは全額補填を約束している。
11:50
キャピタルB、38億円調達しビットコイン追加取得へ
キャピタルBがビットコイン買い増しに向け2100万ユーロの第三者割当増資を発表し、ブロックストリームCEOのアダム・バック氏やTOBAMが引受先に加わった。新株予約権の全行使により持ち株比率がさらに変動する可能性がある。
11:05
ストライブ、優先株発行で1192BTC相当の資金を調達した可能性 ビットコイン蓄積続ける
BitcoinTreasuries.NETの推定によると、ストライブが優先株SATAの売却により仮想通貨ビットコイン1,192枚相当の購入資金を得た可能性がある。同社は8月もビットコインを買い増している。
09:50
ストラテジーのビットコイン売却懸念後退 ビットフィネックス分析
ビットフィネックスは、ストラテジーによるビットコイン売却観測の後退が、現物ビットコインETFへの資金流入拡大と重なり、需給改善に寄与しているとの分析を示した。売り圧懸念は薄れつつあるとみられる。
08:20
ビザ、仮想通貨取引所アップビットの運営企業と提携
仮想通貨取引所アップビットの運営企業ドゥナムは、ビザと提携したことを発表。両社はステーブルコインやAIを活用した金融サービスと決済サービスの開発を模索する。
07:30
仮想通貨投資商品に3営業日で2640億円超流入、マイナーのAI収益比率が大幅増加の見通し=レポート
コインシェアーズによると、仮想通貨投資商品への資金流入が3営業日で16.5億ドルに達した。ビットコインマイナーのAI関連収益比率は、年末までに7割に達する見通しだ。
07:02
ソラナ、初のガバナンス投票でトークン発行抑制の加速案を採用
仮想通貨ソラナは初のオンチェーンガバナンス投票でディスインフレ率倍増案を僅差で可決し、トークン発行量抑制を前倒しした。ステーキング利回りは今後数年で半減する見通しで、供給減少と利回り低下の両方が投資家の新たな判断材料となる。
06:15
米FRBウォーシュ議長のタカ派発言を受け、ビットコイン・米国株反落
米FRB議長ケビン・ウォーシュ氏がジャクソンホールでタカ派姿勢を強め、9月利上げ観測が上昇。ビットコインは3.2%下落し、前日の8万ドル台から7.7万ドル前後まで反落した。
05:00
USDC発行企業サークル、英チェルシーとスポンサー契約
米サークル社が英プレミアリーグのチェルシーFCと提携し、2026/27シーズンからフロントスポンサーとしてUSDCブランドをユニフォームに掲出する。仮想通貨企業によるスポーツ協賛の一例で、初披露は30日のブライトン戦となる。
08/28 金曜日
17:39
米加州、公職者ミームコイン発行禁止法案が上下院通過
米カリフォルニア州のミームコイン規制法案AB2409が州議会上下院を通過した。公職者による発行を禁止し、2027年以降発行分の仮想通貨ミームコインは州民向け販売も制限対象となる。知事の署名を待つ段階にある。
16:28
ビットコイン、1週間で23.5%高 金額ベースで史上最大=ギャラクシー・リサーチ
ビットコインが8月17日から23日の週に前週比14,775ドル(23.5%)上昇し、金額ベースで史上最大の週間上昇を記録した。米財務省の長期債買い戻し拡大とクラリティー法案支持を背景に、大規模なショートスクイーズが発生した。
15:13
ビッサム、誤配布ビットコイン返還訴訟で1審勝訴
ビッサムが、2月の62万BTC誤配布事件を巡る不当利得返還訴訟のうち、請求額約1億9,400万ウォン(約2,328万円)の1件で1審勝訴した。ソウル中央地方法院が8月27日に判決を下し、残る3件の訴訟でも回収確率が高まる見通しとなった。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧