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ビットコインETFの買い方|日本の解禁はいつ?今からできる準備も解説

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2024年1月、米国で11銘柄のビットコイン現物ETF(上場投資信託)が承認されました。証券口座から株式と同じように売買でき、2025年12月時点に運用資産残高は約1,200億ドル(約17兆円)規模に成長しています。

日本でも金商法改正の議論が進み、国内解禁への期待が高まっています。

この記事では、米国で承認されたビットコインETFの銘柄比較、日本での解禁スケジュールと法改正のポイント、そして今からできる準備について解説します。

※ 本記事に記載の税制・スケジュールは、2026年の国会で金商法改正案が成立することを前提としています。審議状況や政策変更により、時期・内容が変わる可能性があります。

ビットコインETFとは?

米国で承認されたビットコインETF 11銘柄の経費率比較グラフ EZBC最安0.19%からGBTC1.50%まで

2024年1月、米国で11銘柄のビットコインETF(上場投資信託)が承認されました。その後1銘柄が追加され、現在は12銘柄が取引されています。

ビットコインETFとは、ビットコインの価格に連動する金融商品で、証券口座から株式と同じように売買が可能です。ここでは現在取引されている12銘柄の特徴と運用状況について紹介します。

ビットコインETF 米12銘柄の運用状況

2024年1月10日、米国証券取引委員会(SEC)が11銘柄のビットコイン現物ETFを同時承認しました。

関連:11銘柄全てのビットコインETF上場へ、SEC米国史上初の現物ETFを承認

米国ビットコインETFは急速に成長しており、運用資産残高は約1,200億ドル(約17兆円)に達しています(SoSovalue調べ:2026年1月時点)。

米国ビットコイン現物ETF一覧(2025年12月時点)

IBITは、フィデリティの「FBTC」に3倍以上の差をつけ、圧倒的なシェアを誇ります。

ティッカー 運用会社 AUM(運用資産) 経費率 特徴
IBIT ブラックロック $69.51B 0.25% 業界最大手、ETF史上最速成長
FBTC フィデリティ $18.21B 0.25% 大手運用会社、信頼性高
GBTC グレイスケール $14.80B 1.50% 先行商品から転換、高経費率
BTC グレイスケール $4.34B 0.15% 低コスト版(Mini Trust)
BITB ビットワイズ $3.50B 0.20% 暗号資産特化、低コスト
ARKB アーク・インベスト $3.40B 0.21% 革新的投資戦略
HODL ヴァンエック $1.43B 0.25% 暗号資産専門
BTCO インベスコ $562.25M 0.39% 伝統ある資産運用会社
EZBC フランクリン・テンプルトン $527.43M 0.19% 最低水準の経費率
BRRR ヴァルキリー $517.96M 0.25% 暗号資産特化
BTCW ウィズダムツリー $143.54M 0.25% インデックス専門
DEFI ハッシュデックス $12.19M 0.90% DeFi特化

※ BTC(Grayscale Bitcoin Mini Trust)は2024年7月に追加された低コスト版ETFです。

筆頭株はブラックロックの「IBIT」

現在取引されている12銘柄の中で投資先の最有力候補となるのが、ブラックロックが運用するIBIT(iShares Bitcoin Trust)です。運用資産は約695億ドル(約10.8兆円)で2位のFBTCに3倍以上の差をつけ、全体の約57%のシェアを占めています。

ローンチから約1年で500億ドルを突破し、ETF史上最速の成長を記録。経費率0.25%は業界最低水準で、運用元は12.5兆ドル超を管理する世界最大の資産運用会社です。流動性・コスト・信頼性のバランスを考えると、初めてビットコインETFを購入する方はまずIBITから検討するのが無難でしょう。

関連:史上最速で運用資産が700億ドル超え、ブラックロックのビットコインETF

そもそもETFとは?

ETF(上場投資信託)とは、証券取引所に上場している投資信託のことです。株と同じように証券口座で売買できます。

ビットコインETFには「先物型」と「現物型」がありますが、2024年1月に米国で承認されたのは現物型です。

現物型ETFの仕組みはシンプルです。運用会社が投資家から集めた資金で実際にビットコインを購入し、専門のカストディアン(保管業者)が安全に管理します。投資家はETFを通じてビットコインの価格変動へのエクスポージャー(価格連動)を得られます。

先物型ETFでは、先物契約の乗り換え(ロールオーバー)のたびにコストが発生しますが、現物型ではこれがありません。そのため、経費率が低く抑えられ、長期保有に適しています。

現物ビットコインとの比較

ビットコインETFと現物ビットコインには、購入方法や税金の扱いなどに違いがあります。

項目 現物ビットコイン ビットコインETF
購入場所 暗号資産取引所 証券会社※1
管理方法 ウォレット(自己管理) 証券口座(証券会社が管理)
税率 最大55%(雑所得)※2 約20%(申告分離課税)※1
税務処理 原則確定申告が必要 特定口座なら証券会社が代行※1
NISA適用 対象外 今後対象となる可能性あり※1

※1 日本国内でのビットコインETF販売は2025年12月時点で未解禁。今後の法改正により変更の可能性があります。
※2 暗号資産の税制改正(金商法への移行:申告分離課税の適用)が検討されていますが、時期・内容は未確定です。

ビットコインETFが向いている人

ビットコインETFは、以下のような方に適しています。

  • ウォレットや秘密鍵の管理に不安がある方
  • 既存の証券口座で完結させたい方
  • 確定申告の手間を省きたい方
  • 手間をかけず長期保有したい方

日本国内では2025年12月時点でビットコインETFの販売は解禁されていませんが、法改正の議論が進んでいます。将来的に新NISA成長投資枠の対象となれば、非課税での投資も可能になります。

一方、国内解禁を待たずに今すぐビットコインへ投資したい方は、暗号資産取引所で現物を購入する方法があります。

関連:ビットコインの買い方|初心者向けにわかりやすく解説

日本でビットコインETFはいつ・どこで買える?

2025年12月時点、日本ではまだビットコインETFを購入できません。
しかし、解禁に向けて着実に準備が進んでいます。
ここでは、国内解禁までのスケジュール、法改正の内容、購入場所の選び方などを解説します。

国内解禁に向けた動き

ビットコインETF国内解禁に向けた動き 2025年12月から2028年1月までのスケジュール表

米国でのビットコイン現物ETF承認を受け、日本でも解禁に向けた法整備が進んでいます。2025年12月時点での主な動きは以下の通りです。

時期 内容
2025年12月10日 金融審議会が報告書を公表。暗号資産を金融商品として扱う方針を決定
2025年12月19日 政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引への申告分離課税導入を明記
2026年1月〜 通常国会で金商法改正案を提出予定
2027年〜 法改正施行、国内でビットコインETFの組成・上場が可能に
2028年1月〜 法改正成立後 申告分離課税適用開始(2028年1月を想定)

※ 上記スケジュールは2026年の国会で法改正案が成立することが前提です。審議状況により時期が変更される可能性があります。

金商法改正で何が変わる?

現在、暗号資産業界を規制する法律を資金決済法から金融商品取引法(金商法)へ移行させる議論が進んでいます。2026年度税制改正大綱でも、申告分離課税導入の前提条件として金商法改正が明記されました。

この改正が実現した場合、投資家にとってのポイントは以下の3点です。

  • 暗号資産が「金融商品」になる
    株式や債券と同じ扱いとなり、証券会社での取り扱いが可能になります。
  • 大手金融グループからETFが提供される見込み
    業界関係者によると、法改正後は大手証券会社がビットコインETFを取り扱う可能性があります。
  • 取引の安全性が向上
    金商法適用により不正取引への罰則が強化されるほか、業界再編によりカストディ体制の整備も進む見通しです。

どこで買える?証券会社 vs 暗号資産取引所

ビットコインETFが解禁された後、どこで購入するかによって税金や手続きが変わります。

どこで買える?証券会社と暗号資産取引所の違い

先述の比較表の通り、ビットコインETFは証券会社で購入します。現物ビットコインとの主な違いを改めて整理すると:

  • 税制:どちらも将来的に約20%の申告分離課税が適用される見込み
  • NISA:ETFは新NISA対象となる可能性あり(現物は対象外)
  • 手間:ETFは特定口座で完結、現物は確定申告が必要な場合も

新NISAの活用を考えるなら、証券会社でのETF購入が有力な選択肢となります。 ビットコインETFが新NISA成長投資枠の対象になれば、税金が0%になります。
非課税で資産形成したい方は、証券会社でのETF購入が最適でしょう。

新NISA対象なら非課税も視野に

ビットコインETFが新NISA制度の対象になれば、税金0%で投資できる可能性があります。

新NISA対象の条件

  • 金商法改正の成立
    暗号資産が正式に金融商品として認められる(2027年施行見込み)
  • 東証への上場
    国内の証券取引所に上場する
  • 新NISA対象要件を満たすこと
    金融庁が定める新NISA商品の基準をクリア

新NISA対象になった場合、成長投資枠(年間240万円まで)で購入可能です。
成長投資枠でビットコインETFを購入すれば、通常なら20%の税金がかかるところ、NISAを使えば非課税となる見込みです。

関連:新NISA特集|つみたて投資のメリットや非課税投資枠拡大の魅力、初心者向けの銘柄選びを解説

税金シミュレーション

ビットコインETF税金シミュレーション 100万円投資が300万円に増えた場合の比較 現物BTC2025年は税金77万円 2028年は40万円 新NISA活用で税金0円

実際に投資した場合、どれくらいの税金がかかるのか、具体例で見てみましょう。

100万円を投資して300万円に増えた場合(利益200万円)

投資方法 税額
現物BTC(2025年) 約77万円
現物BTC(税制改正後) 約40万円
ETF+新NISA 0円

現物BTC(2025年)の税額は、給与所得500万円の会社員を想定したものです。給与所得や所得金額によって、税額は変動します。

2028年の税制改革で現物ビットコインの税金は大幅に軽減されますが、新NISA対応のビットコインETFなら税金が0円になります。
特に、忙しいが手堅く長期投資を考えている方にとっておすすめです。

今からできる3つの準備

ビットコインETFは、ウォレット管理が不要で、証券口座で簡単に取引できるため、投資初心者の方や忙しい方に特におすすめです。
ここでは、初心者の方でも今日から始められることを3つ紹介します。

①証券口座を開設しておく

ビットコインETFは証券会社で購入することになるため、今のうちに証券口座を開設しておくことをおすすめします。

どの証券会社を選ぶか迷っている方は、国内最大手のSBI証券から始めるのがよいでしょう。

関連:SBI証券の口座開設ガイド|メリット・デメリットから開設手順まで徹底解説

SBI証券がおすすめの理由

  • ビットコインETF組成予定
    SBIグループはビットコイン/XRP ETFの組成を公表済み
  • 新NISA対応
    新NISA口座の開設・利用が可能
  • 豊富なETF取扱実績
    国内外のETFを幅広く取り扱っており、ビットコインETF解禁時にも対応する可能性が高い
  • 初心者にも優しい
    取引ツールが操作しやすい充実したサポートもあり

口座開設には1〜2週間ほど時間がかかります。
解禁時に申し込みが殺到する可能性があるため、今のうちに口座を開設しておきましょう。

②投資信託で「練習」する

証券口座を開設したら、解禁を待つ間に投資信託で実際の投資を体験しておきましょう。

ビットコインETFも投資信託の一種なので、今のうちに投資信託で取引に慣れておきましょう。

  • 価格変動に慣れる
    値動きを実際に体験し、心の準備ができる
  • 証券口座の操作に慣れる
    注文方法や売買のタイミングを習得できる

重要なのは、まず少額から始めて投資に慣れることです。
数千円から始めてリスクを抑えながら経験を積みましょう。

少額から始められる、リスクの低い投資信託で練習するのがおすすめです。

初心者におすすめの投資信託

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
    値動きが比較的安定しており、初心者に最適
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
    米国の主要企業500社に投資

解禁時に「初めての投資」で不安を感じるより、今から練習しておくことで自信を持ってスタートしましょう。

※関連記事:ビットコイン関連株の選び方 / 投資信託の始め方完全ガイド

③情報収集を習慣化する

情報収集を習慣化しておけば、解禁のタイミングを逃さず、知識面でも有利な状態でスタートできるでしょう。

ひとまず、以下のサイトをチェックする習慣をつけておくとよいです。

1. CoinPost(国内最大手の暗号資産・Web3メディア)

  • 国内最大手の暗号資産(仮想通貨)・Web3メディアで情報が豊富
  • 専門性が高いながらも、初心者向けの解説記事も豊富で分かりやすい
  • 暗号資産業界の動向を最速でキャッチできる

公式サイト:CoinPost

2. SBI証券の公式情報

  • ビットコインETFの情報が発表される
  • メールマガジンに登録しておけば、情報収集が自動化できる

口座開設:SBI証券

3. 金融庁の公式ウェブサイト

  • 暗号資産ETFの認可状況やNISA制度の最新情報が発表される
  • 信頼性が高い

公式サイト:金融庁

よくある質問

Q1:2025年12月時点、日本で買えますか?

A: いいえ、2025年12月時点、日本ではまだ買えません。

日本国内でのビットコインETFの解禁は法改正の成立を前提に、2028年頃の解禁が想定されています。ただし、法改正のスケジュールは国会審議の状況により変更される可能性があります。

Q2:新NISAで本当に0%になりますか?

A: はい、新NISAの対象になれば非課税の対象になる可能性があります。

ビットコインETFが新NISAの「成長投資枠」対象になれば、売却益に対する税金は0%になる見込みです。

国内ETFが新NISA対象となるには一定の条件があります。

Q3:いくらから始められますか?

A: 数千円〜1万円程度から始められる見込みです。

米国のビットコインETFは1株あたり数十ドル(約5,000〜10,000円)程度で購入できます。日本のETFも同様の価格帯になる可能性が高いです。

Q4:現物BTCを持っています。どうすべき?

A: そのまま保有しつつ、新規投資分はETFを検討しましょう。

おすすめの方法

  • 現物BTC
    そのまま保有(2028年以降は税率20%に下がる見込みです)
  • 新規投資
    ビットコインETFを新NISA枠で購入(税金0%)

現物BTCを売却してETFに切り替えると、含み益に対して現行の税率(最大55%)がかかるため、基本的にはおすすめしません。

まとめ

初心者でも株式投資と同じ感覚で始められるビットコインETFは、長期保有を考えている方に特におすすめです。
現物ビットコインと比べて税制面でも有利で、初心者でも簡単に始められます。新NISA対応なら非課税になるのも魅力です。

この記事を参考に準備を進めて、ビットコインETF解禁時に最高のスタートを切りましょう。

本記事の情報は2025年12月時点のものです。法改正のスケジュールや新NISA対応については、今後の国会審議や金融庁の方針により変更される可能性があります。

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