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最高値更新イーサリアムのステーキング数「前週比+30万ETH」と加速 CoinPost週次データレポート

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仮想通貨市場のデータ動向

5月第1週の暗号資産(仮想通貨)市場。

ゴールデンウィーク中の4日には、米財務省のジャネット・イエレン財務長官が経済の「過熱を避けるためには米国金利の利上げもあり得るかもしれない」と発言が、投資家の警戒するテーパリング(金融緩和縮小)を示唆したことで、米株をはじめ、ビットコイン(BTC)など仮想通貨市場にも余波が見られた。

出典:CoinMarketCap

ドミナンス(市場独占率)の大幅下落が続く最中でも、ビットコイン(BTC)の週間騰落率は+7%と上昇。依然として高値圏を維持している状況にある。

目立っているのがイーサリアムで、3,000ドルから過去最高値を相次いで更新。10日時点で4,000ドルを記録した。

関連:なぜイーサリアムへの資金流入が続くのか、高騰続く背景は

イーサリアムの検索ボリュームが過去最高水準

Google Trend上では、5月第1週におけるイーサリアム(Ethereum)の検索数が2017年のバブル期水準を突破。個人投資家からの関心の高さが伺える。

出典:Google Trend

時価総額TOP20の騰落率上位

  • イーサリアム・クラシック(ETC):290.87%
  • ドージコイン(DOGE):94.47%
  • イオス(EOS):82.72%
  • ビットコインキャッシュ(BCH):49.15%
  • ライトコイン(LTC):35.50%

時価総額上位銘柄では、米投資アプリ「ロビンフッド」の関連銘柄が軒並み好調だった。イーサリアムクラシックの暴騰は特に顕著で、1週間弱で時価総額ランキングで31位から16位まで昇り上げた。

関連:「DOGE、ETC、BCH」米大手投資アプリRobinhoodで取り扱う仮想通貨が軒並み高騰

ドージコインも時価総額4位に浮上。8日の米人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」のイーロン・マスク氏登場のファンダで関心が高まった。一時「セルザファクト」相場が発生するも、9日には、Space Xが「DOGE 1」と呼ばれる小型人工衛星を月に送ることが報道され、高値圏での推移が続く。

関連:ドージコインが時価総額4位に、最新動向と高騰背景

ビットコインのオンチェーンデータ

米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン先物のOI(未決済建玉)は以下の通り。

イーサリアムのオンチェーンデータ

ETH2.0 ステーキング額

先週、ETH2.0に預け入れられたステーキング額の伸びはこれまでよりも好調に推移。前週から約30万ETH(1200億円相当)ほど急増した。

総ステーキング額:438万ETH

出典:CryptoQuant

4月16日以降、米最大手仮想通貨取引所コインベースで、次世代イーサリアム2.0の最大年利6%ステーキングサービスが提供されており、ETH高騰に伴い大口投資家の関心が加速している可能性がある。

関連:仮想通貨ステーキングとは|初心者でもわかる「報酬」の仕組み

DeFi(分散型金融)

TVL(Total Value Locked)は、DeFiプロトコルへ預入れされた仮想通貨資産の総ロック額を指す。

出典:DeFi Llama

関連:DeFi(分散型金融)とは? 特徴と仕組みを初心者にもわかりやすく解説

UNI、CAKE前週比推移

  • ユニスワップ(UNI):40.77(-1.2%)
  • パンケーキスワップ(CAKE):36.20(-3.9%)

NFT上位銘柄:前週比

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

NFT(非代替性トークン)関連銘柄の騰落率は以下の通り。(7日時点)

  • シータ(THETA):12.29(12.4%)
  • チリーズ(CHZ):0.5156(-8.4%)
  • エンジンコイン(ENJ):2.63(-0.3%)

クリプト指標

                    
日程 指標
5/10 Zaif XYMの順次付与開始を発表へ
5/11 OKCoinJapanでXRPとLSKの上場を発表へ
5/15 BCH ハードフォークを伴うアップデート
5/15 Solana グローバル・ハッカソン開催

Zaif XYMの順次付与開始を発表へ

2021年5月10日

2021年4月30日、国内大手取引所Zaif Exchangeは、国内で初となる仮想通貨NEMの次期バージョン「Symbol(XYM)」を2021年5月10日(月)から順次付与することを発表した。

今後のスケジュールは以下の通りだ。

  • 2021年5月10日(月)以降:XYMの順次付与開始
  • 2021年5月17日(月):XYMのOrderbook trading(板取引)での取扱開始予定
  • 2021年5月19日(水):XYMの販売所取引(簡単売買)での取扱開始予定
  • 2021年5月末:XYMの入出金申請を開始予定

入出金申請開始は、2021年5月末を予定しているが、ブロックチェーンの稼働状況によっては延期する場合がある。注意点として「付与及び買付けによって取得したXYMを送金できるようになるまで、遅延する可能性もある」としている。

関連:国内大手取引所Zaif、仮想通貨ネムの新通貨Symbol(XYM)付与が決定

OKCoinJapanでXRPとLSKの上場を発表へ

2021年5月11日

2021年4月21日、OKCoinJapanはXRPとLSKの取扱することを発表。

現物取引サービスは2021年5月11日16時からの開始を予定している。

関連:仮想通貨取引所オーケーコイン・ジャパン、XRPとLSKの取り扱いを発表

BCH ハードフォークを伴うアップデート

2021年5月15日

2021年5月15日、仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCH)は、ネットワークをアップグレードを目的としたハードフォークを予定している。 尚、ハードフォークを伴うコミュニティの分裂や新たなコイン誕生の気配はない。

Solana グローバル・ハッカソン開催

2021年5月15日

2021年5月15日、SolanaはWeb3、DeFi、NFTに焦点を当てたグローバルハッカソン「Solana Season」を開催することを発表。

今回は中国、インド、東欧米、ブラジルの地域を追加されるとのこと。各地域では、独自のサポートプロジェクトや審査員団のほか、オフラインのワークショップやイベントも開催される予定。尚、対象期間は5月15日から3週間としている。

Solana(SOL)とは、高度な取引処理速度とスケーラビリティ、そして低い手数料が特徴のレイヤー1ブロックチェーンである。

前週の週次レポートはこちら:イーサリアム時価総額がディズニー超え──仮想通貨の投資資金、ビットコインからアルトへ

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関連:クリプト指標導入「CoinPostアプリ」の使い方をトレーダー目線で解説|寄稿:Bit仙人

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注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/14 火曜日
06:40
エルサルバドル、ビットコイン保有の追跡サイトを公開
同国は現在5,749.76 BTCの仮想通貨ビットコインを保有しており、565億円に相当する金額だ。
06:20
GameStop株やミームコインが暴騰
仮想通貨市場では「GMCIミーム指数」は、301.1で7.67%上昇。GMEミームトークンは前日比で1,200%以上高騰した。
05/13 月曜日
15:05
リップルCEO「米国政府は、ステーブルコインUSDT発行企業のテザー社を標的にしている」
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冴えない動きの続くビットコイン、15日にCPI控え様子見基調
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05/12 日曜日
11:24
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今週は、米フランクリン・テンプルトンによる仮想通貨ソラナのレポート発表、ビットコインの累積トランザクション数の10億件到達、ドナルド・トランプ氏による異例の発言に関する記事が最も関心を集めた。
05/11 土曜日
15:00
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14:00
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フランクリン・テンプルトンは、仮想通貨ブロックチェーン「Base」がFriend.Techなどソーシャルファイに牽引され、今後も代表的なイーサリアムL2であり続けると予想した。
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米SECは仮想通貨取引所コインベースとの裁判で新たな書類を提出。コインベースが証券性をめぐり求める仮抗告を退けるべきだと申し立てている。
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著名投資家マーク・キューバン氏は米大統領選挙で仮想通貨も争点の一つになると意見した。また米SECのゲンスラー委員長に批判を向けた。
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ウェルズ・ファーゴを含むいくつかの金融大手はビットコインETFが1月にデビューしたのち、それらの取り扱いを開始した経緯がある。
08:00
米ARK、イーサリアム現物ETFの申請からステーキング要素取り除く
現在、5月中に仮想通貨イーサリアムの現物ETFが承認される期待はすでに大幅に後退。専門家らはその可能性を2ヶ月前の約70%から25%に引き下げた。

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