CoinPostで今最も読まれています

米スクエア、ビットコインDEXの事業計画書を公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

より容易にアクセスできるDEX

Jack Dorsey氏が率いる米スクエア社は19日、ビットコイン(BTC)の分散型取引所に関する事業計画書(ホワイトペーパー)を公開した。

分散型取引所(DEX)の事業計画に関しては、Dorsey氏が7月に初めて明かしたもので、スクエアの傘下に「TBD」という名称の新部門が設置された経緯がある。ユーザーがより容易にアクセスできるDEXを構築することが目的だ。

当時、Dorsey氏はTBDの責任者Mike Brock氏のツイートを引用し、「ビットコインのための分散型取引所(DEX)を一緒に作っていこう」と発言したことで、上場企業であるスクエアが分散型取引所の事業を進める動きに注目が集まっていた。

関連ツイッターのドーシーCEO、ビットコインDEXの構築を計画

ホワイトペーパーの内容

今回発表された18ページのホワイトペーパーは、計画の原理設計を略述し、「仮想通貨ビットコイン・法定通貨・現実世界のグッズといった資産の流動性及び交換におけるプロトコル」と表現。

このプロトコルは、「tbDEX protocol」というもので、「社会的信頼を築き、分散型アイデンティティと検証可能な認証情報(クレデンシャル情報)を活用することで、資産間の分散型取引ネットワークを促進するためのプロトコルだ」と説明している。

出典:tbdex.io

また、資産の交換(取引)については、仮想通貨金融システムと法定通貨間においては中央集権的仲介者を必要としない入出金システムの構築を目指す。ステーブルコインを法定通貨の代わりにすることも可能だと言及している。

トラストとデジタルIDのバランス

ホワイトペーパーによると、「tbDEX protocol」が利用する信頼(トラスト)システムは既存のDEX(スマートコントラクトモデル)とは異なり、トラストレスのモデルを利用しないという。

このプロトコルは、トラストとデジタルアイデンティティのバランスを目指しており、「トラストレスな法定通貨金融システムのインターフェースは存在しない。法定通貨側のエンドポイントは常に規制される対象となる」、「どんな価値の交換でも、評判といったガバナンス上のトラストは必要とされるものだ」と記されている。

現段階では、ホワイトペーパーは完成品ではなく、あくまで概念形成の段階にあり、これからコミュニティのフィードバックを受けて修正を加えていくという。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/17 金曜日
11:10
Slash Fintech、暗号資産決済でVプリカ販売サービス開始 NFT特典も実施中
Slash FintechがVプリカ販売サービスを開始。暗号資産(仮想通貨)決済でVプリカ購入可能。特典としてSlash Genesis NFTをプレゼント。利用方法から使い方まで解説。
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。
09:30
SECの仮想通貨保管ガイドライン覆す決議案、米両院で可決
米連邦議会上院は、下院に続き、SECが発行した仮想通貨の保管に関する会計公報を覆す決議案を可決した。議員やSECがコメントを発表している。
08:35
TON基盤の「Notcoin」、800億トークンをエアドロップ
仮想通貨NOTトークンはエアドロップの実施に際しBybitやOKX、バイナンスに新規上場した。現在0.0075ドルで取引されている。
08:00
「BTCの短期の上値余地は限定的」JPモルガン
仮想通貨ビットコインの短期の上値余地は限定的であるとJPモルガンは予想。他にもビットコインの生産コストやマイナーの状況を分析した。
07:10
モルガン・スタンレー、420億円相当のビットコインETFを保有
米金融大手のモルガン・スタンレーが第1四半期の時点(3月末まで)で、420億円相当の仮想通貨ビットコインの現物ETFを保有していたことが13F書類で確認された。
06:20
ソラナ基盤のリステーキングSolayer、わずか45分で目標の31億円入金上限額を達成
Solayerの「epoch 0」は招待のみのアクセスで、仮想通貨ソラナネイティブステーキング、mSOL、JitoSOL、bSOL、INFのステーキングを対象としたもの。TVLが最も高いのは、mSOLで、833万ドルに達した。
05:45
コインベース、3つのソラナ銘柄の永久先物提供
米仮想通貨取引所大手コインベースは16日、3つのソラナ基盤の銘柄のパーペチュアル先物取引を新たに提供した。JupiterやJitoが対象となった。
05/16 木曜日
15:14
アークとフィデリティが牽引するビットコインETFの資金流入
米国のビットコイン現物ETFに巨額の資金流入が2日間続いている。直近ではブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)への資金流入が一服した一方、ARKBとFBTCが注目され、累積純流入額は121億ドルに達した。暗号資産(仮想通貨)投資信託に対する直近の流入動向を分析。
14:30
メタマスク、ボット対策の取引機能を提供開始
米Web3ソフトウェア企業Consensysは、 仮想通貨ウォレットのMetaMaskで同社が開発した新技術「スマート・トランザクション」が利用可能になったと発表した。
14:10
米デリバティブ大手CME、ビットコイン現物取引の提供を計画
現物の仮想通貨ビットコインへの直接アクセスは、規制された最大のデリバティブプラットフォームを通じて、金融商品として本格的な普及につながる見込みだ。
13:04
SBI VCトレード、ジパングコインの貸暗号資産で特別年率を提供
暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードがジパングコイン取扱いを開始し、貸コインで年率99%の特別キャンペーンを実施中。デジタルゴールドでインカムゲインを得る機会が期間限定で提供される。
13:00
米資産運用大手Vanguard、ビットコインETFに前向きな新CEO就任へ
バンガードは、ブラックロックでIBITの立ち上げを主導したラムジ氏を新CEOに指名。ビットコインETFに対する同社の姿勢が変化する可能性が注目される。
11:10
米ミレニアム、3000億円近くのビットコインETFを保有
米ヘッジファンド大手のミレニアム・マネジメントが第1四半期の時点で、20億ドル相当の仮想通貨ビットコイン現物ETFを保有していたことが確認された。他の複数のヘッジファンドも投資していたことがわかった。
10:45
「FTXの返済が仮想通貨相場の上昇につながる可能性」K33
FTXの顧客への返済は、仮想通貨相場の強気要因になる可能性があるとK33リサーチは分析。その根拠や影響を書いたレポートを公開している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア