CoinPostで今最も読まれています

タイの大手エネルギー企業、米国版バイナンスに出資へ 仮想通貨BNBも購入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米国でIPO目指す

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスの米国法人「Binance US」は、タイの大手エネルギー企業「Gulf Energy Development Public Company(以下、Gulf Energy)」から資金調達を実施したことが分かった。

資金調達の手段はシリーズシード優先株式の発行だが、金額は明らかにされていない。Binance USは調達した資金で従業員を増やし、マーケティング活動を行なったり、プロダクトを拡充したり、将来的な買収に備えたりする。そして、2年から3年後には米国で株式上場(IPO)を目指すという。

関連「米国版バイナンスはIPOを検討中」CZ氏が明かす

優先株式とは

普通株に比べて配当金を優先的に受けたり、会社が解散した時に残った財産を優先的に受け取れたりできるなど、投資家にとって権利内容が優先的になっている株式のこと。(参考:日本証券業協会

▶️仮想通貨用語集

バイナンスとGulf Energyとの協業関係は、今年1月に明らかになっていた。Gulf Energyの完全子会社「Gulf Innova Company」とバイナンスが覚書(MoU)を締結し、タイにデジタル資産の取引所を開設すること等の計画を発表。もともとはエネルギー企業だったGulf Energyの公式ウェブサイトには現在、事業内容の欄に「デジタル事業」も掲載されている。

関連バイナンス、タイにデジタル資産取引所を設立へ

今回の資金調達は、Gulf Energyが18日付でタイ証券取引所に提出した書類から明らかになった。資金調達以外にもGulf Energyは、数量等の詳細までは公表していないが、バイナンスが発行する仮想通貨BNBを企業として購入したことも報告している。他にも、タイにデジタル資産の取引所を設立するために、ライセンスを申請することも公表した。

Gulf Energyは提出した書類の中で、「ブロックチェーンのインフラ技術を主導するバイナンスとの協業は、我々がデジタルインフラのリーダーになるという目標に沿うものだ」と説明している。

Binance USは今月6日、5,600億円の企業評価価値として、シードラウンドで約250億円を調達したことも発表。この資金は現物取引プラットフォームの拡大や新規プロダクトの開発、マーケティングなどに充てていく計画だと説明した。

関連米国版バイナンス、約250億円調達 評価価値が5,600億円に

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/17 金曜日
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。
09:30
SECの仮想通貨保管ガイドライン覆す決議案、米両院で可決
米連邦議会上院は、下院に続き、SECが発行した仮想通貨の保管に関する会計公報を覆す決議案を可決した。議員やSECがコメントを発表している。
08:35
TON基盤の「Notcoin」、800億トークンをエアドロップ
仮想通貨NOTトークンはエアドロップの実施に際しBybitやOKX、バイナンスに新規上場した。現在0.0075ドルで取引されている。
08:00
「BTCの短期の上値余地は限定的」JPモルガン
仮想通貨ビットコインの短期の上値余地は限定的であるとJPモルガンは予想。他にもビットコインの生産コストやマイナーの状況を分析した。
07:10
モルガン・スタンレー、420億円相当のビットコインETFを保有
米金融大手のモルガン・スタンレーが第1四半期の時点(3月末まで)で、420億円相当の仮想通貨ビットコインの現物ETFを保有していたことが13F書類で確認された。
06:20
ソラナ基盤のリステーキングSolayer、わずか45分で目標の31億円入金上限額を達成
Solayerの「epoch 0」は招待のみのアクセスで、仮想通貨ソラナネイティブステーキング、mSOL、JitoSOL、bSOL、INFのステーキングを対象としたもの。TVLが最も高いのは、mSOLで、833万ドルに達した。
05:45
コインベース、3つのソラナ銘柄の永久先物提供
米仮想通貨取引所大手コインベースは16日、3つのソラナ基盤の銘柄のパーペチュアル先物取引を新たに提供した。JupiterやJitoが対象となった。
05/16 木曜日
15:14
アークとフィデリティが牽引するビットコインETFの資金流入
米国のビットコイン現物ETFに巨額の資金流入が2日間続いている。直近ではブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)への資金流入が一服した一方、ARKBとFBTCが注目され、累積純流入額は121億ドルに達した。暗号資産(仮想通貨)投資信託に対する直近の流入動向を分析。
14:30
メタマスク、ボット対策の取引機能を提供開始
米Web3ソフトウェア企業Consensysは、 仮想通貨ウォレットのMetaMaskで同社が開発した新技術「スマート・トランザクション」が利用可能になったと発表した。
14:10
米デリバティブ大手CME、ビットコイン現物取引の提供を計画
現物の仮想通貨ビットコインへの直接アクセスは、規制された最大のデリバティブプラットフォームを通じて、金融商品として本格的な普及につながる見込みだ。
13:04
SBI VCトレード、ジパングコインの貸暗号資産で特別年率を提供
暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードがジパングコイン取扱いを開始し、貸コインで年率99%の特別キャンペーンを実施中。デジタルゴールドでインカムゲインを得る機会が期間限定で提供される。
13:00
米資産運用大手Vanguard、ビットコインETFに前向きな新CEO就任へ
バンガードは、ブラックロックでIBITの立ち上げを主導したラムジ氏を新CEOに指名。ビットコインETFに対する同社の姿勢が変化する可能性が注目される。
11:10
米ミレニアム、3000億円近くのビットコインETFを保有
米ヘッジファンド大手のミレニアム・マネジメントが第1四半期の時点で、20億ドル相当の仮想通貨ビットコイン現物ETFを保有していたことが確認された。他の複数のヘッジファンドも投資していたことがわかった。
10:45
「FTXの返済が仮想通貨相場の上昇につながる可能性」K33
FTXの顧客への返済は、仮想通貨相場の強気要因になる可能性があるとK33リサーチは分析。その根拠や影響を書いたレポートを公開している。
10:10
NFTカードゲーム「Cross the Ages」350万ドル調達 アニモカら出資
Web3ゲーム「Cross the Ages」はアニモカブランズ主導で約5.4億円を資金調達した。同時にCTAトークンを様々な仮想通貨取引所へ上場させている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア