CoinPostで今最も読まれています

NY証券取引所システム障害 マイクロソフト決算など|25日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

1/25(水)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:33,710ドル +0.2%
  • ナスダック:11,319ドル -0.4%
  • 日経平均:27,299円 +1.4%
  • 米ドル/円:130.1 -0.38%
  • 米ドル指数:101.9 -0.2%
  • 米国債10年:年利回り3.45 -1.9%
  • 金先物:1,938ドル +0.5%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:22,847ドル -0.6%
  • イーサリアム:1,570ドル -3.9%

本日のニューヨークダウは一時300ドル超下落するも買い戻しが入り小幅高になった。ニューヨーク証券取引所で24日の取引開始時に多数の大型株が突如急激に変動し80以上の銘柄の取引は約20分弱一時停止した。主に影響を受けたのはモルガン・スタンレーやウェルズ・ファーゴといった大手銀の株式。そのほか、ナイキやウォルマート、マクドナルドの取引も中断されていた。現在全てのシステムは正常に稼働しているが、ニューヨーク証券取引所は「技術的問題」として調査中だ。

今週はS&P500採用企業の一部が決算を実施。すでに68社が発表済みで、69%の利益が予想を上回っているが、前年同期の82%からは大きく低下していることが明らかになった。IT大手のマイクロソフトが引け後に10~12月期決算を発表。売上高は予想を下回ったが1株利益は予想を超えた。なお、事前にはクラウドコンピューティング事業の減速が見込まれていたが、発表された売上高が予想を上回ったことが好感されて時間外で株価は4.4%上昇している。

マイクロソフトは23日に対話型AIモデル「ChatGPT」を開発した米OpenAIに今後数年にわたって100億ドル投資する計画を発表した。人工知能分野の事業開発/応用を加速する姿勢だ。

アルファベット傘下のグーグルについては米司法省が24日に、反競争的な買収を通じてデジタル広告市場の競争を妨げているなどとして、カリフォルニア州など8つの州とともにバージニア州連邦地方裁判所に提訴。同省が米独占禁止法違反でグーグルを提訴するのは今回で2回目になる。アルファベットの株価は下落した。アルファベットの決算発表は2月2日(16時)に予定される。

関連ビットコイン23000ドル台を維持、マイナー指標「プエル倍数」は弱気ゾーンを脱す

なお、アップルについては23日に仮想現実(VR)に対応したゴーグル型端末を今年後半にも発売することが報じられた。仮想空間でのアバターを使ったビデオ会議などに利用できるほか、iPhoneやMacと連携し拡張現実(AR)でも使えるようになり、価格は3,000ドル程度になる見通し。最大な特徴は手と眼球の動きをトラックする機能で、メタ社が販売するVR端末「クエスト」シリーズなどに差を付けることを目指しているという。

米国株の個別銘柄では、ビッグベア・ai(AI関連)+7.8%、マイクロソフト-0.55%、アルファベットC-2%、アマゾン-0.88%、アップル+0.7%、テスラ-0.5%、メタ-0.23%、コインベース-4.3%。

関連仮想通貨投資家にもオススメ、お得な株主優待「10選」

今週以降の重要な経済指標・イベント

  • 1月22〜27日:中国・中華圏の旧正月7連休
  • 1月26日(木 22:30):米実質GDP(前期比年率)(速報)
  • 1月27日(木 24:00):米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)
  • 2月2日(木 4:00):FOMC政策金利
  • 2月3日(木 22:30〜24:00):米失業率・非農業部門雇用者数

米ドル/円:130.1 -0.38%

ドル円は1ドル=130.1円、前日比-0.38%。リスクオフのドル買いはここのところ強まっていたが、市場では世界経済のハードランディング(利上げなどによる景気の急激な失速)に対する懸念が後退しており、リスクオンにつれてドルが下落している格好だ。

出典:Yahoo!ファイナンス

関連仮想通貨市場にも影響する「ドル高」の背景は 相関性や円安要因についても解説

ビットコインなど急落

仮想通貨市場では25日朝6時45分ごろに急落が発生。ビットコイン(BTC)が23,000ドルを割ったほか、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)も急落した。

出典:バイナンス

出典:バイナンス

関連バイナンス、自社で発行する「Bトークン」の担保状況について説明

仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)

  • コインベース・グローバル|53.5ドル (-4.3%/-2.9%)
  • アルゴ・ブロックチェーン|2ドル(+6.2%/+19%)
  • マネックスグループ|493円(+1.2%/+3.8%)

コインベースについてJPモルガンは年明けからの仮想通貨価格上昇やFTX破綻を受け、コインベースの出来高が増えていると指摘。日平均では約16億ドルの出来高で前期比0.3%上昇。一方、クラーケンやジェミナイの出来高は減少。JPモルガンはコインベースの出来高増加について「評判の良い、信頼できる業者としての評判を培ってきた」とした。

関連仮想通貨投資家にもオススメ、お得な株主優待「10選」

GMラヂオ 2023年第一弾は今週

今回は特別ゲストとして、Matter Labsのエンジニア部門のトップAnthony Rose氏を招待。同社はイーサリアム(ETH)のL2ソリューション「zkSync」を開発している企業だ。Matter Labsはゼロ知識証明という暗号技術を活用してイーサリアムのスケーラビリティを向上させる技術を開発しており、現在大きな注目を集めている。

関連今年初のGM Radio開催へ、ゲストはイーサリアムL2「zkSync」開発企業幹部

配信は日本時間1月26日(木)12:30〜13:00に、@CoinPost_GlobalのTwitterスペースで配信予定。

前回、アニモカ・ブランズのYat Siu会長などの回のアーカイブの視聴はこちら。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/11 土曜日
15:00
ビットコイン上のステーブルコイン発行計画 Taproot Assetsのテストが進行
Lightning LabsのCEOエリザベス・スターク氏が、暗号資産(仮想通貨)ビットコインのブロックチェーンにステーブルコインを導入する新技術「Taproot Assetsプロトコル」について解説。ライトニングネットワークを使った即時、低手数料の国際取引が可能に。
14:00
「Friend.TechなどでBaseがイーサリアムL2を主導」フランクリン・テンプルトン分析
フランクリン・テンプルトンは、仮想通貨ブロックチェーン「Base」がFriend.Techなどソーシャルファイに牽引され、今後も代表的なイーサリアムL2であり続けると予想した。
12:45
日本代表団、スイスのDFINITY本部を訪れる
平将明氏および加納裕三氏を含む日本の代表団がDFINITY本部を訪問。DFINITYが推進するInternet Computerは、高速で広範なブロックチェーンベースのプラットフォームで、スマートコントラクトとデータシャーディングにより、効率的なWeb3アプリの開発を可能にする。
11:20
米SEC、コインベースの仮抗告を却下するよう申し立て
米SECは仮想通貨取引所コインベースとの裁判で新たな書類を提出。コインベースが証券性をめぐり求める仮抗告を退けるべきだと申し立てている。
10:00
著名投資家マーク・キューバン氏、SECゲンスラー委員長を批判
著名投資家マーク・キューバン氏は米大統領選挙で仮想通貨も争点の一つになると意見した。また米SECのゲンスラー委員長に批判を向けた。
09:00
米大手銀ウェルズ・ファーゴ、複数のビットコイン現物ETF銘柄を保有
ウェルズ・ファーゴを含むいくつかの金融大手はビットコインETFが1月にデビューしたのち、それらの取り扱いを開始した経緯がある。
08:00
米ARK、イーサリアム現物ETFの申請からステーキング要素取り除く
現在、5月中に仮想通貨イーサリアムの現物ETFが承認される期待はすでに大幅に後退。専門家らはその可能性を2ヶ月前の約70%から25%に引き下げた。
07:30
J・ドーシー氏「2030年のBTC価格は100万ドル超へ」
2030年のBTC価格は100万ドル超まで上昇する可能性があると強気な見方を示すなど、ジャック・ドーシー氏が仮想通貨ビットコインの魅力を語った。同氏は以前からビットコインを支持している。
07:00
ソラナJupiter、モバイルアプリのリリース時期発表
モバイル版の最新情報のほか、Jupiterは第三回のLFG投票の予定についても情報を公開。来週あたりに新たなローンチパッド候補の仮想通貨プロジェクトを公開し、5月22日から投票を開始する。
05/10 金曜日
18:29
SBIとチリーズ、スポーツファントークンで提携
SBIデジタルアセットホールディングスとChilizが戦略的パートナーシップに関する基本合意を締結。日本で合弁会社を設立し、スポーツファンにファントークンを提供する。
18:26
L2 Blastチェーン基盤の分散型取引所「DTX」とは トレーダーの優位性を解説
暗号資産(仮想通貨)デリバティブトレーダーの間で関心の急増する分散型取引所「DTX」のメリットや優位性を解説。DTXはイーサリアム(ETH)レイヤー2のBlast(ブラスト)チェーン基盤であり、DTX Fuelによるエアドロップも示唆されている。
18:10
NTTドコモ、新会社設立でWeb3・AI事業など強化へ
株式会社NTTドコモは2024年7月に新会社「NTTドコモ・グローバル」を設立する計画を発表。NTT Digitalも傘下に集約し、Web3やAIを活用したグローバル事業を強化する。
14:48
バイナンス、大口顧客DWF Labsによる市場操作報道を否定
大手仮想通貨取引所バイナンス(グローバル版)は、ウォール・ストリート・ジャーナルが報道した、同社のVIP顧客DWF Labsによる市場操作と内部調査に関する疑惑を強く否定した。
12:43
ビットコインなど仮想通貨相場反発、ビットバンク関連会社のセレスがストップ高
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコイン(BTC)が反発、株式市場では大手取引所ビットバンク(bitbank)を持分法適用関連会社にするセレスの決算が好感され株価がストップ高となった。
11:30
米仮想通貨大手DCG第1四半期決算 売上高が前年比51%増
仮想通貨コングロマリット企業DCGは2024年第1四半期(1~3月)の決算を発表した。連結売上高が前年同期比51%増の約356億円に達している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア