WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン23000ドル台を維持、マイナー指標「プエル倍数」は弱気ゾーンを脱す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

24日の米NY株式市場では、ダウは前日比254ドル(0.8%)高と続伸した。

ウォール・ストリートジャーナルが、「FRB(米連邦準備制度)は利上げペースを落とすとともに、今春以降に利上げの一時停止議論を行う可能性がある」と一歩踏み込んで報じたことも相場を後押しした。

昨年12月に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ幅について、4会合連続の0.75ポイントから0.5ポイントへと縮小している。

関連:NYダウ続伸 ビットコインマイニング株も上昇|24日金融短観

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインは前日比1.45%高の23,065ドルに。

BTC/USD日足

Rekt Capital氏は、バブル崩壊後の弱気相場にあった2019年の相場と比較。ブレイクアウト前の市場構造と現在の市場構造がよく似ていると指摘した。

Rekt Capital

また直近の値動きとしては、週足200MA(200日移動平均線)がレジスタンスとして機能する可能性があると言及。強気の勢いを確認するためには200MA“奪還”が前提になるとした。

Rekt Capital

一方、弱気派のCapo氏は「現在の反発は過去最大級のブルトラップ(強気の罠)」だとして一貫して下目線を継続する。下落した場合は11,000〜12,000ドルからの反発を見込む。

なお、資産運用会社CoinSharesの週次レポートによれば、暗号資産(仮想通貨)投資信託などのデジタル資産に対する機関投資家および適格投資家の資金フローは、3700万ドルの流入超過となった。

しかし、流入先の内68%はショートポジションに投じるインバース型の金融商品であるため、弱気の見立てが示唆される。 市場活性化に伴い、週間出来高は16億ドルと過去90日平均を上回っている。

オンチェーンデータ分析

CryptoQuantの認定アナリストcaueconomy氏は、Bitcoin Puell Multiple(プエル倍数)が弱気ゾーンを抜けてきた点に注目。「最悪の事態は過ぎ去った可能性がある」と指摘した。

プエル倍数は1日あたりのビットコイン発行総額を年平均で割り、マイナー収益率を指標化したもの。この数値が閾値「1.0」以上だと年平均を上回る収益率をマイナーが得ており、「1.0」未満だと年平均を下回って苦境に立たされていることを示唆する。

過去の相場の統計データでは、プエル倍数0.5以下はBTC現物を買い集めても良い水準とされ、0.3以下は相場の大底圏を示してきた。

CryptoQuant

1BTC=3,300ドル台まで下落した18年12月にはプエル倍数0.30に。金融市場全体が暴落した20年3月のコロナ・ショック時には0.37まで低下した。

Dan Lim氏はCryptoQuantの投稿で、昨年11月のFTXおよびアラメダ・リサーチ破綻の影響で「依然として市場参加者の関心は薄れ続けている。結果として上値が軽くなった」と指摘。その根拠として、デリバティブ市場のOI(未決済建玉)とレバレッジ比率の推移を挙げた。

年初からビットコインやイーサリアムなど仮想通貨価格は大きく反発したが現在でも過熱感はほとんど見られない。特にOIは昨年12月に底を打ち、わずかに上昇している程度だ。

背景としては、リップル社の裁判結果を始め、バイナンスを巡るマネロン報道や先日破綻したジェネシスの親会社デジタルカレンシーグループ(DCG)の先行きなど、昨今の仮想通貨相場の不透明感が払拭できず、多くの投資家が懐疑的な立場を崩していないことが考えられる。

Dan Lim氏は、「2023年は2022年のような弱気相場とは一概に言い切れず、次の強気相場への準備期間となる可能性がある」との見立てを示した。

関連:「相場回復はV字型ではなくU字型」Bitwiseが2023年の仮想通貨業界を予測 

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/02 月曜日
19:21
ステーブルコインの100万円上限、金融庁研究会で議論 全銀協は慎重
金融庁は2日、デジタル・分散型金融に関する研究会の第2回会合を開き、ステーブルコインの100万円上限やレンディング規制を議論した。JPYCとSBI VCトレードが上限の見直しを求めた一方、全銀協は慎重な検討を求めた。
14:55
米上場企業、5833BTCのビットコイン売却か担保化を検討 バイナンス事件受け
米ナスダック上場のネクスト・テクノロジーが、保有する約5,833BTCの売却または担保設定を取締役会で承認した。バイナンスの不正流出事件を受け、カストディリスクの高まりを理由に挙げている。
14:10
DeFiサイトなど15ドメインに不正リダイレクト 訪問者の資金抜き取り
Name.comは顧客ドメイン15件が不正にリダイレクトされたと発表した。DeFiサイトでのEVM系流出額は約13.8万〜20.2万ドルと推計されている。
13:05
SBI VCトレードのJPYSCレンディング残高、100億円を突破
SBI VCトレードは2日、円建てステーブルコインJPYSCのレンディング(貸コイン)残高が100億円を突破したと発表した。取扱残高も300億円を超えた。利用料の計算方法と、貸出中のJPYSCが分別管理の対象外となる点など、利用者が負うリスクを整理する。
11:40
カルダノ団体、Linuxの重大欠陥でプール運営者に更新呼びかけ
カルダノのガバナンス組織インターセクトが、Linuxカーネルの重大な脆弱性についてステークプール運営者(SPO)に更新と再起動を要請した。深刻度は10点満点中9.8。委任されたADAへの影響と主要ディストリビューションの修正状況をまとめた。
10:10
トランプ氏、北朝鮮関与なら対話の意向 バイナンス攻撃でFBIが関与発表
米FBIはバイナンスから63億ドル規模の仮想通貨が流出した件は北朝鮮系ハッキング集団の犯行だと発表した。トランプ大統領は関与が確認されれば北朝鮮と協議する意向を示した。
09:35
BTCPay Server、ホットウォレット不正流出の報告受けサーバー停止を要請
ビットコイン決済ソフトBTCPay Serverは2日、複数のサーバーでホットウォレットの資金が不正に抜き取られているとの報告を受け、運営者にサーバー停止を呼びかけた。原因や被害規模は明らかにしていない。
08:31
北朝鮮の仮想通貨窃取累計約1.9兆円、GDP45%相当=アナリスト
バイナンスから60億ドル超が流出した事件を受け、北朝鮮ラザルスによる仮想通貨の累計窃取額は118.7億ドルに達したとアナリストが試算した。北朝鮮のGDPの45%に相当する。FBIは今回の事件を北朝鮮の犯行と発表している。
07:44
バイナンス出金再開、9時間半で純流出約5700億円 預かり資産の2.1%
バイナンスは、ハッキング被害で停止していた出金を11月1日から段階的に再開した。約9時間半で出金は約46億ドル、入金は約10億ドルで、純流出は預かり資産の2.1%にあたる。新たなプルーフ・オブ・リザーブ(PoR)は近く公開される見込み。
11/01 日曜日
11:30
ビットコイン、急落し1200万円台に AI関連決算と雇用統計が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は、AI投資採算性への懸念とバイナンスからの大規模不正流出が重なり、1200万円台まで急落した。目先はAI関連企業の決算ラッシュと米雇用統計が相場の方向感を左右する焦点となる。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(10/30)|バイナンス流出・BTC価格予測・リップルの発表のまとめ
今週は、リップルによる年間プロダクト収益のランレート発表、グーグルのセキュリティツール限定公開、ビットワイズによる仮想通貨ビットコインの価格予測、バイナンスの不正流出に関する記事が関心を集めた。
10/31 土曜日
14:02
仮想通貨犯罪追跡大手チェイナリシス、不正アクセス被害に
仮想通貨分析大手チェイナリシスが30日、顧客のユーザーIDや氏名などへの不正アクセスを公表した。10月には日本の佐川急便や米国のオラクル・ヘルスを含む数百件の個人情報漏えいも確認されている。
13:45
米クラリティー法案が再び焦点に、バイナンス被害で資産凍結の法的保護めぐり論争広がる
仮想通貨取引所バイナンスで約63億ドル(1兆円超)の被害が出たハッキングを受け、ルミス上院議員は、クラリティー法案が成立していれば不審な取引を凍結できたと主張した。これに反論も出ており、業界団体は取引所の連邦監督を議会に求めている。
13:10
テザー社、USDT準備金の超過分が1兆円超えに回復 6月末から約2倍に
ステーブルコインUSDTを提供するテザー社は、7~9月期の準備金保証報告書を公表した。9月末の超過準備金は79.5億ドルで6月末から約2倍になっている。
11:02
ハイパーリキッドの収益源多角化、USDC準備金利回りなどの割合増加=レポート
グレースケールによると、ハイパーリキッドのコア取引手数料は9割超から約6割に低下し、HIP3や準備金利回りなど様々な部門からの収益が前年から倍増している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧