CoinPostで今最も読まれています

日米株上昇、中国碧桂園初デフォルトの可能性|11日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

10/11(水)朝の相場動向(前日比)

仮想通貨関連銘続伸

  • コインベース|79.6ドル(+0.6%)
  • マイクロストラテジー|340ドル(+0%)
  • ストロングホールド|4.5ドル(+4.1%)

コインベースやストロングホールドといった仮想通貨関連株銘柄は米国債利回りの低下を受けて続伸。米FRB高官の発言を受けて、11月のFOMC会合での利上げ据え置き続行の可能性は強まった格好だ。

関連アルトコイン軒並み下落、欧州からの資金流入は増加傾向に

国内仮想通貨・ブロックチェーン関連銘柄

  • マネックスグループ|697円(+3.2%)
  • SBIホールディングス|3,202円(+2.3%)
  • ドリコム|570円(+3.2%)

10日の日経は751円高の31,746円と大幅反発した。イスラエル情勢が引き起こした地政学リスクの急浮上によって日本株・日本円への資金流入が見られている。

特に防衛関連では、三菱重工業が前日比5.8%高、細谷火工が+5.2%高となった。

日本株については今週国内小売企業の決算シーズンが始まった。Web3関連では10月26日にドリコムが、10月27日にはマネックス・グループが決算発表を控えている。

関連ドリコム 『Eternal Crypt – Wizardry BC -』グローバル展開目指す

なお、朝のドル円は148.69円で、年内追加利上げ見送りの見通しが強まっておりドルと米国債利回りの重石となったようだ。

伝統金融 米国株続伸

  • NYダウ:33,739 +0.4%
  • ナスダック:13,431 +1.6%
  • 日経平均:31,746 +2.43%
  • 米ドル/円:148.6 +0.01%
  • 原油先物WTI:85.9ドル -0.5%
  • 金先物:1,873ドル -0.01%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:27,469ドル -0.5%
  • イーサリアム:1,567ドル -0.7%
  • 本日のNYダウ・ナスダック

    本日の米NYダウ・ナスダック・S&P500は続伸。上記通り米FRB高官による慎重な発言が米株式市場を支えた格好だ。

    ハマスとイスラエルの交戦による地政学リスクの不確実性が高まっているものの、政策金利をこれ以上引き上げる必要がないとのアトランタ連銀総裁の見解や、「タームプレミアム(投資家が米債の長期保有に求める対価)の上昇によって長期金利が高止まりするのであれば、政策金利金利を引き上げる必要性は低下するかもしれない」という米ダラス地区連銀総裁の発言が材料視されたようだ。

    一部の有識者や投資家からは「直近のFRB高官の発言では明らかにトーンが変わった」との指摘や、米国債への売りがボトムに達したとの見方も出ている。先週金曜日に米9月雇用統計が想定外の強いデータを示したが、「年内に利上げを再開されると市場を確信させるには至らなかった」とする見解が見られた。

    また、ドイツ銀行リサーチは米連邦準備制度理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)がともに2024年に利下げを開始すると予想。「中央銀行のタカ派的なトーンに投資家がネガティブな驚きを示すと予想していた。今となっては、このことは市場でほぼ理解されており、投資家の期待は過度にネガティブなものとなっているようだ」とした。同行リサーチ部門は、FRBが来年第2四半期から175bpの利下げを行い、景気後退の(可能性の)ため、織り込まれている75bを上回るという。ECBについては、最初の利下げは2024年9月と予想しているという。

    関連予想外の9月米雇用統計データも仮想通貨関連株・ハイテク株反発|7日金融短観

    米CMEの金利観測で次回での金利据え置き続行への期待は先週の88.8%から85.4%へやや後退した。

    次の重要な経済指標は今週木曜日発表予定のCPIデータだ。

    今週以降の重要経済指標

    • 10/12(木)3:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
    • 10/12(木)21:30 米9月消費者物価指数(CPI)
    • 10/13(金)10:30 中国9月消費者物価指数(CPI)

    関連仮想通貨市場も注目のCPI(消費者物価指数)とは|わかりやすく解説

    中国碧桂園、一部デフォルトの可能性

    中国の不動産開発大手の碧桂園の株価は10日に-10.7%と大幅安。この日、オフショアの支払い義務について、期限までにまたは猶予期間内に支払い義務の全てに応じられない可能性が報じられ嫌気された。期限に関しては9月に当初の期限までに履行できず猶予期間が設けられそれぞれ10月17-18日そして27日に終了するものだ。

    ロイターなどによると、碧桂園は109.6億のオフショア債と424億元(58.1億万ドル)相当の外貨建てローンを抱えている。初のデフォルト(債務不履行)となれば債務再編が必要になり、同社資産が債権者によって清算されるリスクが出ている。再編となれば、中国で「恒大集団」を超える最大級となるという。

    また、9月の住宅契約販売が前年同月比81%減少したことも売り材料となっていた。

    米国株

    IT・ハイテクなど一部続伸。個別銘柄の前日比:エヌビディア+1.1%、AMD+1.9%、テスラ+1.5%、マイクロソフト-0.43%、アルファベット-0.2%、アマゾン+0.9%、アップル-0.3%、メタ+1%。

    関連仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

    関連株式投資初心者でもわかるPER(株価収益率)とは|株価の割安・割高指標を解説

    CoinPost App DL
    注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
    05/20 月曜日
    17:07
    コインチェック、ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表
    コインチェックは20日、「Coincheck IEO」において、暗号資産(仮想通貨)ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表した。本IEOは国内における6例目で、上場企業100%子会社による初のIEO。
    16:39
    仮想通貨企業の資金調達、2024年第1四半期に急増=レポート
    大手投資データプロバイダー「PitchBook」は、2024年第1四半期の仮想通貨市場レポートを発表。ビットコインETFの承認を背景にスタートアップ企業が518件の取引で総額3,741億円の資金調達に成功したことが明らかになった。
    14:03
    米国の経済制裁対象国ベネズエラ、仮想通貨マイニングファームへの電力供給停止へ
    ベネズエラ政府は、電力需要への影響を避けるため国内すべての仮想通貨マイニングファームを電力システムから切り離すと発表した。
    11:46
    ビットコインの週末相場は高止まり、オンチェーンデータは「利確フェーズ」の終焉を示唆
    FRBの利下げ期待を背景にNYダウが史上初の4万ドルに達するなど米国株指数が好調に推移する中、オンチェーンアナリストはSOPR指標を分析。2ヶ月間の利確フェーズが終わりつつあることを指摘した。
    11:19
    仮想通貨ウォレットのファントム、米国のApple Storeユーティリティランキング3位に浮上
    ソラナ基盤の代表的な仮想通貨ウォレットとして普及した「Phantom Wallet (ファントムウォレット)」(現在はマルチチェーン対応)が、米Apple Storeのユーティリティ・アプリで3位にランクインした。
    05/19 日曜日
    12:00
    ビットトレードのビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーン シバイヌなどが当たるチャンス
    暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードの特別企画。ビットコイン・ピザ・デーを記念して、シバイヌ(SHIB)やドージコイン(DOGE)も含む豪華景品が当たるラッキールーレットキャンペーンが開催される。2024年5月20日から24日までの期間限定。
    11:30
    オプション市場では6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中、翌週の展望は?|bitbankアナリスト寄稿
    CPI発表後のテクニカル分析や6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中するオプション市場を踏まえ、bitbankのアナリスト長谷川氏がビットコインチャートを図解。今週の暗号資産(仮想通貨)相場考察と翌週の展望を探る。
    11:00
    週刊ニュース|金持ち父さん著者キヨサキ氏のBTC投資推奨に高い関心
    今週は、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏による仮想通貨ビットコイン・金・銀投資の推奨、ジャック・ドーシー氏のビットコインについての発言、GameStop株やミームコインの暴騰に関するニュースが最も関心を集めた。
    05/18 土曜日
    21:00
    Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
    Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
    17:20
    バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
    31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
    13:00
    米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
    ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
    11:10
    米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
    米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
    10:15
    米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
    米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
    08:50
    仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
    テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
    08:00
    「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
    仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。

    通貨データ

    グローバル情報
    一覧
    プロジェクト
    アナウンス
    上場/ペア