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ビットコインクジラが直近2ヶ月で750億円相当のBTC買い増し|仮想通貨の大口投資家による底値を見る動きか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

大口BTC保有者の動き
ビットコイン保有者ランキングのアドレスデータにて、直近2ヶ月間の間に1万BTCを超える大口ウォレットのBTC量が178,120BTC(748億円相当)増加したことがわかった。 これは2ヶ月前水準の8.8%増にあたり、他のデータからも買い増しに動いていた状況が見えてきた。

大口BTC保有者の動き

ビットコインを大量保有する「クジラ」の最新傾向として、過去2ヶ月間で下落した相場に相反して、仮想通貨の保有量が大きく増加していることが明らかになった。bitinfochartsの仮想通貨保有量TOP100のウォレットデータを利用し、Bitcoin.comが分析結果を発表した。

ビットコイン保有量ランキングでは、米Bittrexの130,005BTC(546.9億円)が1位、続いてBitfinex、Bitstamp、Huobi、Binanceと大手取引所のウォレットが並び、Unknown(所有者不明)は6位以下に続いている。

今回の調査では、10,000BTC(40億円相当)以上保有している投資家を(超)大口と仮定し、取引所以外のウォレットの動きを中心に、大口投資家の下落時の動向を掲載している。

BTCウォレットTOP100の動向

bitinfochartsのデータによると、10,000BTCを超えるビットコインを保有しているウォレット数は、102アドレスで、これらのウォレットが保有しているBTC量は、市場に出回っている現供給量の16.33%に該当する。

BTCベースではいまいちピンとこないが、保有額ベースに換算すると、1000万USD(11億円)を超える保有者は595アドレス、10万ドル(1100万円)を超える保有者は約9万アドレスにも及ぶため、大口投資家の傾向を知る上で、直近のウォレットデータの動向は一つの指標となりそうだ。

大口の買いましの状況

大口投資家の直近2ヶ月の推移は以下の通りだ。(2018年12月18日〜2019年2月27日)

TOP5(大手取引所ウォレット)

12月17日 : 571,079BTC

2月27日 : 573,958BTC

増減額 : +2879BTC (+0.005%)

10,000BTCを超えるウォレット(TOP5を除く)

12月17日 : 2,114,141BTC

2月27日 : 2,292,261BTC

増減額 : +178,120BTC (+8.8%)

10,000BTCを超えるウォレットで増加した178,120BTCは、現在の価格1BTC=42万円で換算した場合、約750億円に相当する。チャートで確認するとこの2ヶ月間も厳しい市況で下げ基調にあり、ボラも低下していた。

BTCの価格水準が大きく上昇していないことを踏まえると、いかに大口の投資家が同価格帯でBTCの保有量を増やしているかがわかる。

実際にウォレットの活発度から見ても、これらTOP100の動向として、買い増しを行なっている状況が明らかになったと言えるだろう。

TOP100ウォレット:2018年12月以降に受信履歴(BTC量増加履歴)がある数:89アドレス

TOP100ウォレット:2018年12月以降に送信履歴(BTC量減少履歴)がある数:27アドレス

また、送受信履歴からも、受信を行なったアドレスの増加数が大幅に上回っている。

大口投資家が現相場を底値圏と見ている可能性が高いことが、間接的に見えてきた。

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