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ビットコイン38000ドル台復帰で年初来高値更新うかがう、ビットコインETF巡る報道続く

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

11月30日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比520ドル(1.47%)高、ナスダック指数は32.2ポイント(0.23%)安で取引を終えた。

米個人消費支出(PCE)物価指数がインフレ鈍化を示したことから、FRB(米連邦準備制度)の利上げサイクルの終了を見越した買いが強まり、ダウは1年11ヶ月ぶりの高値まで続伸した。

暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、キャシー・ウッド率いるARK Investが、保有するコインベース株の内、38,668株(7億5000万円相当)を売却したことがわかった。

コインベース株はビットコインETF(上場投資信託)の上場期待やシェアを奪われていた暗号資産(仮想通貨)最大手バイナンスのトップ退任が追い風となり、前月比36.9%高で年初来高値を更新するなど高騰していた。

ARK Investは11月27日にも43,956株を売却するなどコインベース株の利確を進める一方、11月中に7度に渡り米大手投資アプリ運営のロビンフッド(HOOD)株を買い増したほか、ARKフィンテック・イノベーションETFに割り当てるため、150万ドル相当のソーファイ・テクノロジーズ(SOFI)を購入した。

関連:NYダウ今年の高値更新 10月PCEがインフレ鈍化示唆|1日金融短観

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仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比0.38%高の1BTC=38,000ドルに。

BTC/USD週足

日足でアセンディングトライアングルを形成しており、ブレイクすれば4万ドルの心理的節目が視野に入る。

主要アルトでは、時価総額2位のイーサリアム(ETH)が前日比2.9%高となったほか、Lido Staked Etherが3.4%高、ドージコイン(DOGE)が3.1%高に。

市場関係者の間では、タカ派で知られるクリストファー・ウォーラーFRB理事のハト派発言についても明確なシグナルと見る向きがあり、金利先物市場では、12月13日開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)で99.5%が金利据え置きを見込む。

CME FedWatch Tool

米仮想通貨投資企業ギャラクシーデジタルのマイケル・ノボグラッツCEOは、早ければ来年初めにも米国経済の大幅な減速が見込まれ、2024年半ばまでにFRBが利下げに踏み切るとの見立てを示しており、そうなれば株や仮想通貨などのリスク性資産には追い風だ。

30日には、米上場企業のマイクロストラテジーが16,130BTC(5億9330万ドル相当)を買い増したことがわかった。買い集め期間は11月1日から11月29日。

米SEC(証券取引委員会)に提出された目論見書によれば、マイクロストラテジーはCowen and Company、Canaccord Genuity、BTIGと新株発行(クラスA普通株式売却)を通じて、最大7億5000万ドルの資金調達を行う契約を締結した。

マイクロストラテジーは20年8月に準備資産としてビットコイン保有を発表して以来買い増しを続けており、保有量および累計投資額は174,530BTC(52.8億ドル)に上る。Saylor Trackerによると、(11月の購入分を除く)含み益はおよそ12億ドルに達していた。

関連:約6億ドル分の仮想通貨ビットコイン買い増し、マイクロストラテジー

ビットコイン現物ETF(上場投資信託)の上場思惑の高まりを受け、21年11月にローンチした「プロシェアーズ・ビットコイン先物ETF(BITO)」の運用資産額が過去最高値の14億7000万ドルに達した。

ブルームバーグのアナリストであるエリック・バルチュナス氏によれば、わずか1ヶ月で規模が倍増したという。

関連:米国初のビットコイン先物ETF「BITO」、運用資産額が過去最高値更新  機関需要高まる

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ビットコインETF特集

オンチェーンデータ

Ali氏の分析によれば、クジラ(大口投資家)は29日までの1週間で、9000万ドル相当のポリゴン(MATIC)を買い集めた。

一方、CryptoQuantのアナリストQuicktake氏の投稿によれば、あらゆる仮想通貨取引所のウォレットに保管されているMATICの外貨準備高は、直近の調整局面からの反発時にも大きく上昇しており、売り圧力が衰えていないことを示唆する。

ポリゴンの開発チームPolygon Labsは今年9月、「Polygon 2.0」におけるPolygon Improvement Proposals(PIP)提案を通じてネイティブトークン「POL」を発表した。

関連:ポリゴン新通貨「POL」、イーサリアムのメインネットに展開

ゼロ知識証明に基づいて構築されたレイヤー2ネットワークの活発なエコシステムをサポートする多用途トークンを目指し、現在流通するMATICと置き換えるための準備を進めている。

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