はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

史上最高値更新のビットコイン、今後の価格はどうなる?【価格予測まとめ】

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
※このページには広告・PRが含まれます

2025年末までの価格予測

暗号資産(仮想通貨)ビットコインは7月11日、2日連続で史上最高値を更新した。今後の値動きに多くの関心が集まる中、仮想通貨関連企業をはじめ金融機関、投資会社、アナリスト、インフルエンサーによる価格予測をまとめた。

まず、2025年内の価格について、悲観的な予測を示したのは仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏。米財務省の流動性逼迫や債務上限引き上げ法案の影響で、短期的(〜8月)にビットコインが9万~9.5万ドル(約1,319万~1,392万円)まで下落する可能性を指摘した。しかし同氏は、9月以降については楽観的な見方を示している。

関連:ビットコイン今後の価格、9.5万ドルまで下落の可能性も=アーサー・ヘイズ分析

10万ドル台の予測を示しているのは、仮想通貨取引プラットフォームChangellyと経済情報プラットフォームのTrading Economicsだ。

前者はビットコインの2025年平均価格を109,046ドル(約1,598万円)と予測した(レンジは105,781ドルから110,310ドル)。後者は2025年末の平均価格を107,256ドル(約1,571万円)と予測している。また、仮想通貨決済プラットフォームCryptomusの12月の平均価格予測は、105,124ドル(約1,543万円)でレンジは97,378ドル〜125,870ドルとなっている。

12万ドル〜14万ドル台を予測したのは以下の機関やプラットフォームだ。

  • 金融メディアBenzinga: 平均価格125,027ドル(約1,832万円)
  • 金融ニュースメディアAMBCrypto:平均価格120,011ドル(約1,758万円)、レンジ96,009ドル〜144,013ドル
  • 仮想通貨情報プラットフォームCoinCodex:平均価格129,090ドル(約1,892万円)、レンジ109,848ドル~179,948ドル
  • 仮想通貨価格予測プラットフォームPricePrediction.net:12月の平均価格141,272ドル(約2,073万円)、レンジ135,469ドル~155,241ドル

しかし、15万ドルを上回る強気予想も多く発信されている。

スタンダード・チャータード銀行のデジタル資産調査責任者ジェフ・ケンドリック氏は年内に、ビットコインが20万ドル(2,935万円)に達すると予測。仮想通貨ファンドBitweseの欧州リサーチ責任者アンドレ・ドラゴシュ氏も同じく、ビットコインが20万ドルを突破する可能性を指摘した。

このレンジで予測している機関/専門家は以下の通り。

  • 投資調査会社Bernstein Research:年末までに 15万~20万ドル(2,200万円〜2,935万円)
  • Galaxy Digitalの研究責任者アレックス・ソーン氏:2025年前半に 15万ドル(2,200万円)超、年末に向け 18万5,000ドル(2,715万円)
  • オンチェーンデータ分析CryptoQuant:最大16万ドル(2,352万円)を想定

さらに強気なのは、ビットコイン支持者で著名投資家ティム・ドレイパー氏と、ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏で、年内のビットコイン価格を25万ドル(約3,669万円)と予測している。

また、投資顧問会社Fundstratのトム・リー氏も同様の強気予測を発表している。予測プラットフォームMetaculusは70%の確率で20万ドル以上になると予測した。

関連:ビットコイン供給ショック、次の急騰で15万ドル到達可能か 利確警戒も

2026年以降の長期予測

前出のスタンダード・チャータード銀行のケンドリック氏は、ビットコインは世界的な投資ポートフォリオの安定した要素へと移行しており、伝統的な金融が直面する課題に対し独自のヘッジ手段を提供していると評価。さらに投資家のアクセス拡大が長期的なビットコイン価格上昇の主要な触媒になると主張し、2026年以降の価格を以下のように予測している。

ビットコインは、2026年末までに30万ドル(4,410万円)、2027年末までに40万ドル(5,881万円)、そして2028年末には50万ドル(7,351万円)に達し、2029年末まではその水準を維持するだろう

米ヘッジファンド大手ARKインベストの最高経営責任者キャシー・ウッド氏は、4月に公開された「Big Ideas 2025」レポートで、ビットコイン(BTC)が2030年までに3つのシナリオで30万ドル(4,410万円)から150万ドル(2億2,000万円)に達する可能性があると予測している。

また、ロバート・キヨサキ氏は強気姿勢を維持しており、2030年にはビットコインが100万ドル(1億4,700万円)に達する可能性が高いと予測しており、暴落時は買い増しの好機であると主張している。

本記事は企業の出資による記事広告やアフィリエイト広告を含みます。CoinPostは掲載内容や製品の品質や性能を保証するものではありません。サービス利用やお問い合わせは、直接サービス提供会社へご連絡ください。CoinPostは、本記事の内容やそれを参考にした行動による損害や損失について、直接的・間接的な責任を負いません。ユーザーの皆さまが本稿に関連した行動をとる際には、ご自身で調査し、自己責任で行ってください。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
14:00
テザーUSDT、5ブロックチェーンでサービス終了へ 9月1日から償還停止
世界最大のステーブルコイン発行企業テザー社が、アルゴランドやビットコインキャッシュなど5つのレガシーブロックチェーンでのサービス終了を発表。9月1日から償還停止。
13:15
ビットコイン上昇の背景に「大きく美しい法案」=The Kobeissi Letter
アナリストが米トランプ政権の「大きく美しい法案」が仮想通貨ビットコイン上昇の背景にあると分析した。米ドル下落と歩調を合わせてビットコインは過去最高値に到達したと指摘する。
11:32
NYSE上場DDC、アニモカブランズと1億ドル規模ビットコイン戦略提携発表
NYSE上場のDDCエンタープライズがアニモカブランズと1億ドル規模のビットコイン戦略提携を発表。企業の仮想通貨準備金戦略の新たな枠組みを構築し、収益最大化を目指す。
10:40
アーサー・ヘイズがアルトシーズン到来を予想 その背景は?
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏がビットコイン史上最高値更新を受けて強気転換。イーサリアム主導のアルトシーズン到来を予想し、投資ファンドで積極投資を再開。
10:10
イーサリアム、「世界最大のZKアプリ」に メインネットにゼロ知識証明を導入へ
イーサリアム財団が1年以内にメインネットへzkEVMを導入するロードマップを発表した。ゼロ知識証明技術でスケーラビリティとプライバシー保護を強化する計画である。
09:40
カリフォルニア州仮想通貨決済法案、ビットコイン除外でステーブルコインに限定
カリフォルニア州のAB1180法案が上院委員会で修正され、ビットコインなど仮想通貨を除外しステーブルコインのみの決済受け入れに変更。可決されれば2029年施行予定となる。
09:00
ATH更新のビットコイン、今後の価格はどうなる?【価格予測まとめ】
ビットコインが史上最高値を更新する中、スタンダード・チャータード銀行、ARKインベストなど主要機関・専門家による2025年末〜2030年の価格予測をまとめた。
08:30
グレースケール、仮想通貨投信のETF申請は「自動承認された」と主張
グレースケールが米SECによる仮想通貨ファンドETF化承認停止に反発。240日期限切れによる自動承認を主張し、投資家への損害を指摘。
07:30
イーサリアム、5カ月ぶりに3000ドル突破
仮想通貨イーサリアムの価格は節目となる3,000ドルを約5カ月ぶりに突破した。価格上昇の要因には、ETFへの資金流入や企業購入の増加などが挙げられる。
07:10
ビットコイン11.8万ドル突破も売り圧力低下、長期保有者は静観か=グラスノード
仮想通貨ビットコインが史上最高値11万8000ドルを更新する中、取引所流入量は2015年以来最低水準に。グラスノードとクリプトクアントが売り圧力減少の実態を分析。
06:20
Upexi、2億ドル調達でソラナ保有量を165万SOLに拡大予定
ナスダック上場のeコマース企業ウペクシが2億ドルの私募調達を発表。ビッグブレイン・ホールディングスが主導し、ソラナ保有量を73万6000枚から165万枚に倍増へ。
05:55
シャープリンク、イーサリアム財団から1万ETH直接購入
ナスダック上場のシャープリンク・ゲーミングが、イーサリアム財団から1万ETH(約37億円)を直接購入。同社のETH保有量は215,634枚となり、世界第2位の企業保有量を拡大。
07/11 金曜日
18:44
リミックスポイント、第4回無担保社債の20億円でビットコイン買い増し
リミックスポイントが7月11日、第4回無担保社債の調達資金20億円でビットコイン116.72BTCを取得。総保有量は1,168BTCに増加し、今後も約295億円の追加投資を計画。
18:31
金融庁、「暗号資産・ブロックチェーン・イノベーション参事官」を新設 資産運用改革室長など歴任の今泉氏が就任
金融庁が総合政策局に「暗号資産・ブロックチェーン・イノベーション参事官」を新設。今泉宣親氏が就任。従来の規制中心から技術革新促進への政策転換を示唆。暗号資産ETF承認や税制改正への期待が高まる。
18:03
「金持ち父さん」著者がビットコインを選ぶ理由とは?“いまさら聞けない”投資哲学も解説
『金持ち父さん貧乏父さん』著者のロバート・キヨサキ氏が、仮想通貨投資家から大きな注目を集めています。本記事では、キヨサキ氏の主張から仮想通貨投資のポイントや経済的自由を獲得する手段を探ります。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧