- 仮想通貨市場
- ビットコインを始めとする仮想通貨市場の下げ相場が続く中、ショート(売り)でも利益を伸ばせる高レバレッジ取引を有するBitmexは現物買いのリスクヘッジにもなることから、取引高が100万BTCを突破するなど盛り上がりを見せている。
仮想通貨市場
仮想通貨市場は10日、数日続いたビットコインは下げ止まり、一時急反発、アルトコイン市場も相場の落ち着きを見て、上昇した通貨も見られました。
また急反発時にビットコインが前日比で4%ほど 戻したことで、一時ビットコインドミナンスが、2018年初となる節目の50%まで1%に迫る49%を超えました。
しかし、18時時点では、すでに反発後の勢いが衰えており、再度相場に弱さが見られる展開へと移行、下値抵抗線となるサポートラインに向けて動き出す可能性もあり、予断の許さない状況が続いています。
仮に64.4万円を超えた場合、2018年の年初来安値を更新するため、注意が必要です。
また下落相場が続く中で、ショートでも利益を伸ばせるビットコインFXは活況状態で、高レバレッジ取引を有するBitmexは、取引高が100万BTCを突破するなど盛り上がりを見せています。
現在の下げ相場とマッチした他、コール・プットオプション取引が多くのユーザーに利用された可能性があります。
金融庁の動き
また本日、金融庁は「仮想通貨交換業者等の検査・モニタリング 中間とりまとめの公表」を発表。
注目点は、金融庁が仮想通貨を「暗号資産」と表記したことが挙げられますが、立入検査の結果に関しては依然として厳しい内容となっており、取引も多い日本市場の今後の流れに陰りを見せています。
立入検査では、昨年秋以降、暗号資産に係る取引が急拡大し、各社においてビジネス展開を拡大する中、みなし業者で把握された同様の問題点が幾つか確認されるなど、内部管理態勢の整備が追いついていない実態が把握された。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
本日は、グノシー(6047)が前日の上昇分を打ち消すように5.84%と反落したほか、前日に上半期の決算を発表したGMOグループ(9449)も、営業利益は117.8億円で前年同期比57.2%増益となったものの、マイニング事業の赤字などを嫌気され、11.46%と大幅に売られました。
そのほか、仮想通貨関連事業に注力するセレス(3696)にブロックチェーン関連の材料が出て、1.59%高。
同社は、AI×ブロックチェーン技術を用いた新しいグルメSNS「シンクロライフ(SynchroLife)」を運営する株式会社GINKANとの資本業務提携を締結し、セレスと個人投資家を引受先とする総額8,000万円の第三者割当増資を引き受けたとのIRを発表しています。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。