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利上げ終了期待で米国株続伸 ビットコインやソラナ上げ一服|4日金融短観

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11/4(土)朝の相場動向(前日比)

仮想通貨関連銘柄 続伸

  • コインベース|85.8ドル(+1.4%)
  • ブロック|48.6ドル(+10.6%)
  • マイクロストラテジー|453.9ドル(+0.07%)
  • マラソン|9.4ドル(-4.5%)

コインベースは昨日の四半期決算で、取引(2.89億ドル)・サブスク(3.34億ドル)とも予想を上回っており、経常収益(6.74億ドル)も予想を超えた。なお、1株当たりでアナリストが6.7億ドルの収益で0.7ドルの損失を予想したのに対し、実際6.74億ドルの収益で0.01ドルの損失となったことも好感された格好だ。

また、ブロック社は好決算を受けて株価が大幅高。ビットコイン(BTC)取引ができるキャッシュ・アプリの増益やそのユーザー数が6ー9月の間倍増したことなどが材料視された。また、ガイダンスを公開し通期のEBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)見通しを上方修正したことも好感された模様だ。

一方、仮想通貨マイニング企業マラソンなどはビットコインの上昇一服を受けて反落した。

仮想通貨相場 SOL上げ一服

  • ビットコイン:34,660ドル -0.4%
  • イーサリアム:1,830ドル +1.7%
  • ソラナ:39.7ドル -0.5%
  • Atlas:0.00269ドル -8.9%

ソラナ(SOL)については、大型カンファレンス「Breakpoint 2023」が3日に幕を閉じた。前日には、Jupiter Exchangeがトークンエアドロップを発表したほか、AAAタイトルゲーム「Star Atlas」はStar Atlas 2.2アップデータ(一部仕掛品)を発表した。ゲーム内通貨であるAtlasトークンは過去30日で82%高となっている。

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伝統金融

  • NYダウ:34,061 +0.6%
  • ナスダック:13,478 +1.4%
  • 日経平均:前日休場
  • 上海総合指数:3,030 +0.7%
  • 米ドル/円:149.3 -0.7%
  • 原油先物WTI:80.8ドル -1.9%
  • 金先物:1,999.9ドル +0.3%

全体市況

米NYダウやナスダックは続伸し、米国債利回りは続落した。2日のFOMCでの議長発言から利上げはすでに終了したとの期待感が高まっており、昨夜の弱い雇用データはその見通しを正当化したようだ。

FOMCは2日の会合で再び利上げを見送り、議長はその後の会見でハト派な政策スタンスを見せた。

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10月の米非農業部門雇用者数は前月比15万人増で、予想の18万人増を下回った。失業率も0.1%悪化した。また、前月のデータについては当時の速報値33.6万人増から29.7万人増に下方修正されて賃金の伸びも縮小していることで、雇用減速の兆候が示唆された。

また、10月の米ISM非製造業指数は5カ月ぶりの低水準となり、景気減速を示唆した。

現在、多くの金融アナリストは「市場はFRBが利上げを終了したことをますます確信している」といった楽観的な見方をしているという。金利先物市場では現在、1月までの追加利上げ確率をわずか15%ほどと見込まれているほか、6月までの利下げは織り込まれつつあるようだ。

相場を動かした今週の主な材料は以下数点。

  • 3日:米10月失業率・ISM非製造業指数が利上げ終了への期待を正当化
  • 3日:米国債利回りが大幅低下
  • 2日:米10月ADP雇用統計 結果が予想を下回る
  • 2日:米10月ISM製造業指数 46.7に低下し全予想を下回る(50が活動の拡大と縮小の境目)
  • 2日:FOMC金利据え置き パウエル議長ハト派的示唆「利上げサイクルの終点に近い」

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ドル売り進行

ドル円は高まる利上げ終了への観測を受け150円台を割り込み一時は0.8%安になっていた。今週、円は10月31日に日銀政策発表を受けて対ドル33年ぶり安値に近づいていた。

出典:Minkabu

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主要IT・ハイテク銘柄 反発

  • PayPal:56.1ドル +1.8%
  • エヌビディア:450ドル +3.4%
  • アップル:176.6ドル -0.5%
  • アマゾン:138.6ドル -0.3%

PayPalはについては昨日、ステーブルコインPayPal USD(PYUSD)をめぐりSECから召喚状を受け取ったと明らかにした。具体的にはどのような調査を受けているかは明らかではないが、PYUSDを未登録有価証券と見做されている可能性があるようだ。

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主要な決算スケジュールは以下通り(米時間)。

  • エヌビディア:11/21 16:00

今週以降の重要経済指標・イベント

  • 11/06(月)8:50 日銀・金融政策決定会合議事要旨
  • 11/10(金)4:00 パウエル米連邦準備理事会議長が発言
  • 11/14(火)22:30 10月消費者物価指数(CPI)

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