CoinPostで今最も読まれています

日本にXRPL基盤の企業向けソリューション導入へ リップル社・HashKey・SBIが連携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPLの技術を活用

米リップル社は4月29日、東京を拠点とするブロックチェーン企業HashKey DXと戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

「XRP Ledger(XRPL)」を活用した企業向けソリューションを日本に導入することがパートナーシップの目的。このソリューションを最初に利用するのはSBIグループの企業であることがすでに決まっている。

関連仮想通貨VC HashKey Capital「規制面ではアジアに優位性」|WebXインタビュー

具体的には、まずサプライチェーンファイナンスのソリューションをXRPL上に構築する計画。リップル社とHashKey DXに加え、SBI Ripple Asiaも協力する。

HashKey DXは、HashKeyグループの日本拠点として設立された企業。HashKeyグループはすでに中国でサプライチェーンファイナンスのソリューションにおいて実績がある。

今回の発表によれば、HashKeyグループのソリューションは2019年7月にローンチされた。現在4,000社以上が登録しており、その中に23社の銀行が含まれているという。これまで行われた取引の総額は70億米ドル(約1.1兆円)を超えるとリップル社は説明した。

これから、これまでの成功をもとにして日本で使うサプライチェーンファイナンスのソリューションを構築する計画。ほかにも、XRPLを活用し、企業向けの様々なユースケースを探っていくとも述べている。

関連米リップル社CTO、XRPLedgerの今後について語る|WebXインタビュー

HashKey DXの代表取締役社長であるAndy Dan氏は今回、以下のようにコメントを寄せた。

XRPLは、我々の定評のあるソリューションを構築するのに理想的なインフラです。実績に加え、決済の速さやコストの低さ、拡張性においてXRPLは優れています。

我々は日本で価値のある変革を推進し、革新的な最先端の企業向けソリューションを導入できると確信しています。

また、リップル社幹部の吉川絵美氏のコメントは以下の通り。

HashKey DXとSBI Ripple Asiaと協力し、XRPL基盤のソリューションを日本に導入できることを楽しみにしています。

今回のパートナーシップは、ブロックチェーン技術を発展させて明確な価値を企業に届けるという我々の共通のコミットメントを示しています。

関連2024年注目の仮想通貨10選 各セクターの主要銘柄と関心を集める理由を解説

HashKeyグループについて

HashKey DXは2020年5月創設の日本企業。事業内容は「ブロックチェーンに関するシステム、製品の提供およびコンサルティング」と公式サイトで説明している。

グループ企業には東京ハッシュ株式会社があるが、これはHashKey DXとは別企業。東京ハッシュは金融庁に登録している交換業者である。

また、グループ企業では最近、HashKey Capitalが香港における暗号資産(仮想通貨)現物ETFの提供で注目を集めた。4月30日から取引が開始された香港の現物ETFには以下の2商品が含まれている。

ETFとは

「Exchange Traded Fund」の略。金融商品取引所に上場している投資信託を指し、仮想通貨に限らず幅広い金融商品が取引されている。

▶️仮想通貨用語集

関連香港証券取引所 ビットコインとイーサリアムETFの取引スタート

関連リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/21 火曜日
18:00
イーサリアム(ETH)の仮想通貨取引所 8社機能比較
イーサリアム(ETH)取引に最適な暗号資産(仮想通貨)取引所を比較。ステーキング、レンディング、各種手数料、機能、出金サポート体制を徹底分析。読者に合った取引所を見つけるためのガイド。
14:40
アルトコイン不振で取り沙汰される3つの理由について、大手VC「Dragonfly Capital」がデータ検証
仮想通貨投資企業Dragonfly CapitalのパートナーであるHaseeb Qureshi氏は、アルトコインが不振な理由について検証する記事を発表。最もよく知られている三つの理論について、データを使って反証した。
14:24
Binance Japan、MASKとCYBERの取扱いを発表
Binance Japan(バイナンスジャパン)は2024年5月22日から暗号資産(仮想通貨)現物取引でマスクネットワーク(MASK)とサイバーコネクト(CYBER)の取扱いを開始する。新たな銘柄追加で合計52銘柄に。
12:24
現物ETFの承認期待でイーサリアムが急騰、ビットコインは7万ドルの大台を回復
暗号資産(仮想通貨)市場では、専門家によるイーサリアム現物ETFのSEC承認確率が急上昇したことでETHが前日比20%高まで急騰。ビットコインは過去最高値に迫る7万ドルの大台を回復した。
11:30
イーサ財団ドレイク氏、Eigenの顧問就任で数億円の報酬受け取りを開示
イーサリアム財団の研究者ジャスティン・ドレイク氏は、Eigen財団のアドバイザーに就任し多額のトークンを報酬として受け取ることを開示した。
10:20
Gala Games、300億円相当のGALAトークンが不正鋳造 価格急落
Web3ゲームGala Gamesで何者かが2億ドル以上に相当する「GALA」トークンを不正に鋳造し売却した。管理者アドレスが悪用されたとみられる。
09:30
Sei、EVM互換へアップグレードの投票開始
仮想通貨イーサリアムとの互換性を持たせるため、L1ブロックチェーンのSeiがアップグレード実施のための投票を開始。投票後の計画も明らかになっている。
08:14
グレースケールに新CEO、ソネンシャイン氏が退任
ソネンシャイン氏がCEOだったグレースケールは過去の10年間、仮想通貨ビットコイン投資信託だけでなく、イーサリアムやソラナなどさまざまなアルトコイン投資商品も打ち出し、伝統金融に代替的な資産クラスを提供してきた。
07:45
バイナンス、中小プロジェクトの支援を発表
30年までに24兆円相当のトークンがアンロックを予定することなどを記載したレポートを発表した後、バイナンスは、優秀な仮想通貨プロジェクトに対し上場プログラムに応募するよう呼びかけた。
07:00
STEPN、ソラナスマホ保有者にコラボスニーカーを配布
STEPNはソラナスマホのGenesis Tokenの保有者に、特別なソウルバウンドトークン「STEPN x Saga Badge」も配布した。
06:20
最終判断期限迫るイーサリアム現物ETF、予想外の進展で承認観測強まる
仮想通貨イーサリアムの現物ETF上場申請に関して、SECから主要な提出書類を更新するよう突然求められていることが報じられた。イーサリアムの価格がニュースを受け高騰した。
05/20 月曜日
17:07
コインチェック、ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表
コインチェックは20日、「Coincheck IEO」において、暗号資産(仮想通貨)ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表した。本IEOは国内における6例目で、上場企業100%子会社による初のIEO。
16:39
仮想通貨企業の資金調達、2024年第1四半期に急増=レポート
大手投資データプロバイダー「PitchBook」は、2024年第1四半期の仮想通貨市場レポートを発表。ビットコインETFの承認を背景にスタートアップ企業が518件の取引で総額3,741億円の資金調達に成功したことが明らかになった。
14:03
米国の経済制裁対象国ベネズエラ、仮想通貨マイニングファームへの電力供給停止へ
ベネズエラ政府は、電力需要への影響を避けるため国内すべての仮想通貨マイニングファームを電力システムから切り離すと発表した。
11:46
ビットコインの週末相場は高止まり、オンチェーンデータは「利確フェーズ」の終焉を示唆
FRBの利下げ期待を背景にNYダウが史上初の4万ドルに達するなど米国株指数が好調に推移する中、オンチェーンアナリストはSOPR指標を分析。2ヶ月間の利確フェーズが終わりつつあることを指摘した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/05/21 16:30 ~ 19:30
東京 SHIBUYA QWS (渋谷キューズ)
2024/05/23 14:30 ~ 15:30
その他 オンライン
重要指標
一覧
新着指標
一覧