CoinPostで今最も読まれています

10日朝の金融市場短観|NYダウ下落 ビットコイン年初来安値を更新 バイナンスがFTX買収を断念

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

11/10(木)朝の相場動向(前日比)

  • ビットコイン:16,202.30ドル -11.3%
  • イーサリアム:1,155.79ドル -12.3%
  • ソラナ:13.22ドル -44.7%
  • FTT:2.65ドル -51%
  • NYダウ:32,595.97ドル -1.70%
  • ナスダック:10,390.56ドル -2.13%
  • 日経平均:27,716.43円 -0.55%
  • 米ドル指数:110.469ドル +0.76%
  • 米国債10年:年利回り4.080% -1.17%
  • WTI原油先物:85.63ドル -3.69%
  • 金先物(ゴールド):1,708.20ドル -0.45%

今日のニューヨークダウ平均は昨日の続伸から反落。ここ数日は米中間選挙が話題になっているが、現在は両院とも拮抗状態で結果はまだ未確定。一部からは、選挙の結果が今後の金融政策に重大な影響を与えることはないという見解も出ているが、歴史上株式市場はホワイトハウス(行政府)と議会のねじれを好む傾向が証明されているという。一方、市場の注目はむしろ今夜(日本時間22時30分)発表予定のCPI(米消費者物価指数)に移りつつある格好だ。今回のCPI数値(前回=8.2%)がFOMCが12月に利上げ幅(タカ派/ハト派)を決めるための裏付けになると見られている。

出典:CNBC

出典:CNBC

また、仮想通貨市場は暴落が続いている。ビットコインは年初来安値を更新し、執筆時一時約15,800ドルまで下落。一方、イーサリアムの方は今年の6月の安値880ドルまでは落ちておらず、1,130ドル台で取引されている。FTXの関連銘柄であるFTTや、ソラナ(SOL)も連日暴落している。

出典:バイナンス

以下が約10時間後にソラナブロックチェーンのエポックからアンロックされる(売り圧になりうる)予定のSOLで、現在は28,923,878 SOL。一時は5,000万SOLに達したが、徐々にステーキング数が回復しているようだ。大量アンロックは、先日ドイツのクラウドホスティング大手Hetzner社が、同社のホスティングサービスを利用している全てのソラナノードへのネット接続を遮断したことに関連しており、ソラナ財団は10日に2,850万SOLの再ステークを行ったことを伝えた。

出典:solanacompass

昨日はバイナンスは流動性危機に陥ったFTX(FTX.com)を買収する意向を発表したものの、一夜明けて状況は180度転換。買収方針が白紙撤回になるうわさが広まる中、バイナンスは朝6時ごろに「FTXを買収することを諦めざるを得なかった」と発表した。理由については「企業デューディリジェンスを踏まえた結果」とした。一部では、当初FTXが開示した約10億ドル規模のバランスシート穴が実は60億ドル以上あった状況や、米規制当局による精査の可能性なども買収断念の理由とされている。

関連バイナンス、FTXの買収は行わないと正式発表

関連FTXと姉妹企業アラメダ、FTT頼りの資金繰りを解明

関連クリプト指標導入「CoinPostアプリ」の使い方をトレーダー目線で解説

仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)

  • コインベース・グローバル|45.98ドル(-9.54%/-22%)
  • マイクロストラテジー|170.36ドル(-19.58%/-39%)
  • ロビンフッド・マーケッツ|8.40ドル(-13.76%/-32%)
  • ハイブ・ブロックチェーン・テクノロジーズ|2.29ドル(-10.55%/-20%)
  • シルバーゲート・キャピタル|34.69ドル(-12.00%/-34%)

マイクロストラテジーに関しては、ビットコインを最も保有する上場企業としてビットコインの続落が財務に影響を与える懸念が強まった格好だ。同社の保有するビットコインの総量は130,000BTC。平均取得価格が30,639ドルだったため、含み損は拡大している。

関連メルカリアプリで「仮想通貨ビットコイン」を買えるように、来春ローンチ予定

関連仮想通貨からはじめる株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/09 木曜日
15:00
米下院、SECによる仮想通貨保管のガイドライン覆す決議案を可決
米国連邦議会下院は、議会審査法に基づき、証券取引委員会が発行した仮想通貨の保管に関する会計公報121号(SAB121)を覆す決議案を可決した。ホワイトハウスはこの決議案に拒否権を行使すると警告した。
14:00
米ロビンフッド1Q決算報告 仮想通貨収益倍増
大手取引アプリ米ロビンフッドは2024年第1四半期(1~3月)の決算報告を発表。仮想通貨収益が前年同期比で倍増していた。
13:20
DeFimansが中高生向けにWeb3講座を開催 筑波大学附属駒場で
株式会社DeFimansが筑波大学附属駒場中・高等学校で中学1年生から高校2年生を対象にWeb3講座を開催。ブロックチェーンとAIの活用案を考えるワークショップなど次世代育成に注力。
12:00
米トランプ前大統領、NFT購入者と夕食へ 仮想通貨に肯定発言も
米トランプ前大統領は独自NFTの特典として購入者らと夕食をとって過ごす。トランプ氏は仮想通貨に対してさらに肯定的な発言をしたところだ。
11:10
トランプ前大統領が異例発言、仮想通貨業界を味方に
今回の発言を受け業界の一部からトランプ氏を次期大統領として支持する声が増えているが、政治家として支持者を得るためのリップサービスにすぎないとの懸念も見られている。
10:20
金融庁、デジタル証券(ST)の規制緩和へ
日本の金融庁はデジタル証券(ST)を普及させるため規制を緩和することがわかった。早ければ8月にも内閣府令を改正する計画である。
10:00
Polyhedra、ゼロ知識証明の生成スピードで業界標準を刷新
Polyhedra Networkが新たに発表したZK証明プルーバー「Expander」は、業界標準を超えるゼロ知識証明の生成スピードを実現し、セキュリティと効率を大幅に向上する。
07:45
コインチェック、ナスダック上場申請で進展
De-SPACで仮想通貨取引所コインチェックのナスダック上場を目指すTHCPは、SECに申請書類を提出したことを発表。その後にコインチェックは、登録書類を公開することを発表した。
07:20
zkSync基盤のSophon、ノード販売で93億円調達
ノード販売とは、Sophonチェーンのノードを運用するためのNFT(ERC-721規格)ライセンスの販売で、早期段階でプロジェクトの仮想通貨トークンを割引価格で入手させるいわゆるトークンセールの一種だ。
06:45
Core Scientific黒字転換、1Qに270億円相当のビットコインを採掘
米ナスダック上場の仮想通貨ビットコインマイニング企業コア・サイエンティフィック社は、2024年第1四半期に2,825 BTCを自己採掘した。しかし半減期による影響はまだ反映されていない。
05:40
マスターカード、トークン化RWAの決済試験でJPモルガンやシティと提携
現在の課題として、投資適格債のような証券と、商業銀行のお金のような資産は、それぞれ別のシステムで機能している。RSNを利用すれば、単一のプラットフォーム上でトークン化資産の決済手続きを行うことができる。
05/08 水曜日
20:31
日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」、先着順の読者限定割引コードを配布開始
国内最大手暗号資産(仮想通貨)メディアCoinPostが企画・運営するWeb3カンファレンス「WebX2024」。先着順の読者限定割引コードを配布開始しました。
15:06
EVM互換のZKロールアップとして関心を集める「Zircuit(ザーキット)」とは
暗号資産(仮想通貨)イーサリアム財団からL2研究助成金を獲得し、大手VCのPantera Capitalなどから出資を受ける「Zircuit(ザーキット)」について解説。ステーキングプロトコルは約2ヶ月で30億ドル以上を集めた。
14:35
懸念強まる仮想通貨業界へのSEC執行範囲、民主党と共和党議員が激論交わす
米国下院金融サービス委員会は、SECの暗号資産(仮想通貨)を念頭にした執行活動に関する公聴会を開催。民主党と共和党議員のスタンスの違いが鮮明となった。
12:50
FTXが再建計画書提出、すべてのユーザーに100%以上弁済の見込み
破綻した仮想通貨取引所FTXは、米破産裁判所に再編計画の修正版を提出した。すべての債権者が請求額の100%を受け取れるとしている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア