WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス、FTXの買収は行わないと正式発表 FTX破産可能性高まる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

FTXの買収は行わないと決定

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは10日、FTXの買収は行わないと正式に発表した。

FTXに対する調査(デューデリジェンス)を行い、ユーザー資産の管理方法や米規制機関の動向に関する報道も加味して決定したと説明。FTXユーザーの流動性危機をサポートしたいと考えていたが、FTXの状況がバイナンスが支援できる限度を超えていたと述べている。

関連バイナンス、FTX買収に合意 流動性危機を支援

バイナンスは、どの業界でも大きなプレイヤーが失敗すると、消費者が被害を受けると指摘。しかし、仮想通貨のエコシステムは回復力が強まってきており、ユーザーの資産を間違った方法で管理してしまうような企業は、自由な市場から退場させられていくと信じているとコメントした。

また、規制が整備され、業界が分散化に向けて発展して行けば、エコシステムはさらに強化されていくと述べている。

最大手取引所であるFTXの財務危機については様々な情報が伝えられており、FTXがどのように顧客の資産を管理していたか、米規制機関が調査しているとの報道がある。

関連FTXと姉妹企業アラメダ、FTT頼りの資金繰りを解明

バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ)CEOは9日、同社がFTXのデューデリジェンスを行なっている間に、再度述べておきたい内容として、以下の5点をバイナンスチームに伝えていた。

  • 今回の買収は事前に計画していたことではない。FTXの状態は私はほとんど知らなかった。
  • FTXの調査はまだ継続中であり、FTTトークンの取引はしないで欲しい。
  • 買収について、社内でもコメントしてはいけない。
  • FTXの財務危機は「我々の勝利」ではない。ユーザーの信頼は揺らいでおり、規制が厳しくなる可能性がある。
  • 仮想通貨の価格は気にせず、プロダクトの開発を継続して欲しい。

関連世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスとは|企業としての取り組みを紹介

事前報道

買収撤回については公式発表の前から、バイナンスが買収を行わない方向に傾いていることを複数の海外メディアが報じていた。

バイナンスのPatrick Hillmann最高戦略責任者(CSO)は、買収は行わないことを検討していると米メディア「Fox Business」に話し、以下のように述べていたという。

FTXに対する調査を開始して、36時間が経過した。調査が終了した時点で、我々はバイナンスユーザーのことを最優先に考えて結論を出す。

また何か新しい情報ができたら共有する。

また、買収の発端となった、FTXの姉妹企業アラメダリサーチのバランスシートの漏洩を報じたCoinDeskは、情報筋の話として、FTXは米コインベースやOKXといった大手取引所にも支援を求めていたが断られたと伝えた。

さらに、FTXのバランスシートには、8,700億円(60億ドル)超の穴(負債総額が資産総額を超過する状態)があるとの報道もある。ブルームバーグの最新報道によると、FTXが緊急資金調達ができないと、破産申請をせざるを得なくなる状況になるという。

なお、FTX.comで現在ユーザーの出金を停止している状態が続く中、OTC取引専用のテレグラムチャットでは凍結された資産に関して、1ドル分に対して0.1〜0.2ドルのトレーダー間の投げ売りのやりとりが見られているという。

関連10日朝の金融市場短観|NYダウ下落 ビットコイン年初来安値を更新

*追記)App Storeから、FTX Proのアプリが削除された模様。FTX.US版アプリ健在だ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/03 金曜日
12:00
IMF、トークン化で金融の構造変化 政策次第で強化も分断も
IMFのアドリアン金融顧問兼MCM局長は7月2日、トークン化が金融システムの構造を変えると分析するブログを公開。トークン化銀行預金・ステーブルコイン・トークン化準備金という3類型の決済資産の特性と、政策選択が強化・分断を左右する論点を解説する。
11:25
米CFTC委員長、イリノイ州仮想通貨取引税を批判 「技術への罰税」と非難
米CFTC委員長はイリノイ州の仮想通貨取引税を「ブロックチェーンへの罰税」と批判する論説を発表。0.2%課税は2027年1月に施行され、業界団体も一斉に反発している。
11:09
米財務省、ISIS-K関連の仮想通貨アドレス134件を制裁 テザー凍結
米財務省OFACが2026年7月1日、ISIS-K関連の仮想通貨アドレス134件を新たに制裁指定した。トロン131件はテザーが即時凍結、モネロ3件は技術的に凍結不可能。Chainalysisの分析で資金の流れを追う。
10:35
ロシア、対外貿易での仮想通貨決済を正式解禁 7月1日施行
ロシアは7月1日、ビットコインとステーブルコインを対外貿易決済に正式解禁した。認可プラットフォーム8社経由に限定され、中国・インド・トルコとの取引が主な対象。国内決済は引き続きルーブル専用となる。
10:13
SEC幹部、過去の仮想通貨ETF対応の失敗認める 予測市場ETFは意見募集へ
米SEC投資管理局長ブライアン・デイリー氏がブルームバーグの番組で、ビットコインETF対応の失敗を認めた発言が明らかに。予測市場ETFなど新型ETFは近く意見募集(RFC)を実施する方針も示した。
09:45
ビットコイン・イーサリアムの取引所流入急増、ボラティリティ拡大の兆候か=クリプトクアント
クリプトクアントの仮想通貨市場週間レポートによると、BTC・ETHの大口保有者による取引所入金が急増している。過去にはボラティリティ拡大に先行していた状況だ。
08:45
トランプ大統領が仮想通貨収益批判に反論、「違法でない」
トランプ大統領は3日、CNBCの単独インタビューで仮想通貨事業への批判に反論した。年次資産開示ではワールドリバティファイナンシャルのトークン販売やミームコイン事業から計12億ドル超の仮想通貨関連収益が判明しており、民主党議員はクラリティー法への倫理条項明記を求めている。
08:02
Ondo、S&P500ETF・マイクロン株で米国初の保管型トークン化証券を展開
OndoがブラックロックのS&P500連動ETFとマイクロン株をイーサリアム上でトークン化し、SECの第三者保管モデルに準拠した米国初の本番運用を開始した。
07:25
スタンダードチャータード、USDCの発行・償還の機能を機関の顧客に提供開始
スタンダードチャータードは、機関の顧客がサークルのステーブルコインUSDCの発行・償還サービスにアクセスできる機能をローンチしたと発表。機能の概要やユースケースを説明した。
07:10
STRC急落は相場終盤シグナル、秋に底打ちか=ビットワイズCIOが予測
ビットワイズのCIOマット・ホーガン氏は1日、ストラテジー発行の優先株が額面割れした要因と市場動向を分析するブログを公開。STRC急落を相場サイクル終盤の典型的な現象と位置付け、秋には新たな強気相場に入ると予測した。
06:10
セキュリタイズが米NYSE上場、自社株を初日にトークン化
RWAトークン化大手のセキュリタイズが2日、米NYSEに上場し、上場当日に自社の普通株式をソラナ上とアバランチでトークン化した。株主参加規模に基づき世界最大の株式トークンとなる。
05:55
ストラテジーのビットコイン売却方針、価格変動リスクを拡大=JPモルガン
JPモルガンは2日、ストラテジーのビットコイン売却方針が仮想通貨市場に回避可能な双方向リスクをもたらすと指摘した。現行約17ヶ月分の現金準備金を24〜36ヶ月分に拡充するよう求めている。
05:00
SBIクリプト、ビットコインマイニングプールを7月末に終了
SBIグループ傘下のSBIクリプトは2日、ビットコインマイニングプールを7月31日に終了すると発表した。ネットワーク全体の約2.2%のハッシュレートを占める同プールは2021年の開設から約5年で閉鎖となる。
07/02 木曜日
17:43
バイナンス小口ビットコイン流入、1日平均329BTCで過去最低に=アナリスト
オンチェーンアナリストのDarkfost氏が、バイナンスにおける1BTC未満の小口流入を分析。1日平均329BTCとなり過去最低水準に、2021年の2690BTC、2018年の3700BTCから大幅減少。リテール層減少の背景を読む。
17:04
JCBA、ウォレット・AI部会を設立 37社が参加
JCBAが「ウォレット・AI部会」を新設し、37社51名が参加。ノンカストディアルウォレットとAI統合ウォレットの利用者保護基準、責任分界、申告分離課税の論点整理を進める。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧