はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ビットコインが底値割れで5000ドル以下まで大暴落、相場の反発ポイントを探る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨ビットコインが底値割れで5000ドル以下まで大暴落
仮想通貨ビットコインが5000ドル割れまで暴落したことで、相場の過熱感を示すRSI(3日足)は2015年1月以来の低水準まで急落。そんな中、仮想通貨投資仲介プラットフォームeToroのアナリストは、前週比約-20%の下落を記録したイオス(EOS)の買い増しが見られると指摘した。

下落相場で買い増しも|eToroアナリスト

また仮想通貨投資仲介プラットフォームeToroのシニア・アナリストで、市場分析の専門家として定評のあるMati Greepnspan氏は下落相場で、直近1、2週間では暴落が継続する中でも、eToroのユーザーの間では買い増しに走る傾向が見られていると、ユーザーのビットコイン保有量を表すチャートで指摘した。

eToroのユーザーは、この下落を機に、ビットコインの買い増しを逆張りで行っている。

図の赤い丸から11月14日以降、小さくとも確かな上昇が見られていることがわかる。

またビットコイン以外のアルトコインも相次いで下落が見られているが、eToroでは、前週比約-20%の下落を記録しているイオス(EOS)の買いが見られているとも指摘した。

法定通貨建ての市場が影響してポジションを切るユーザーも見られたが、EOSの所有数は価格下降の中でも上昇を続けている。

ビットコインやXRPでも見られたように、投資家はハードフォーク前の下落で買い増しが入っていたことが明確にわかる。

Googleトレンドと下落の関連性

また、「ビットコイン」の検索数が見られるGoogleトレンドでは、過去3ヶ月の暴落時期で、良くも悪くも話題になることから、検索数が上昇する傾向が見られる。

出典:Googleトレンド

先週金曜日のビットコインキャッシュのハードフォークで荒れた相場により、ビットコインは前週比-10%以上の急落を記録。

過去、9月7日には、ゴールドマンサックスの仮想通貨取引デスクの計画延長が報じられ、価格の暴落につながったケースもあるが、その直後にビットコインの検索数が上昇している。

ハードフォーク前日の11月15日には、同様に仮想通貨市場全体が暴落し、9月同様、ビットコインの検索数が上昇した。

また、ビットコイン価格が5000ドルを切って数時間後の本日午前7時頃も高い検索数を記録している。

出典:Google トレンド

RSIが2015年1月以来の低水準

仮想通貨投資ファンドのAlistrair Milne氏は、「買われすぎ・売られすぎのシグナル」として、相場の過熱感を示すビットコインの3日足RSI(相対力指数)で、2015年5月以来の低水準を記録していると指摘した。

2015年1月は前年11月に400ドルまで反発した後200ドルを切っていた頃で、3年ぶりの低RSI%を記録した。

ビットコイン価格分析

昨日、現物価格60万円前後の直近最安値を割り込んだことで急落、重要な節目として意識されていた5,000ドル(56.3万円)ラインまでもを割り込む大暴落が発生した。

日足、週足も大きく崩れてしまっていることで、5000ドルラインを明確に超えるような大きな反発があるまで、戻り売りに押されやすく、下目線優勢となるだろう。

現在の4800ドル付近には、抵抗帯があるため、しばらく上下に揺さぶりながらの保ち合いが続き、方向が決まって行くことが予想される。

抵抗ライン(ドル建ての場合)

  • 4813ドル付近(約54万円)
  • 重要ライン:4170ドル付近(約47万円)
  • 3562ドル付近(約40万円)
  • 3011ドル付近(約34万円)

上記に記載している抵抗ライン辺りでテクニカルを描く動きとなっているため、そのライン到達後の動きを見て、今後の展開を予想することになる。

現在の4800ドル(約54万円)付近の抵抗帯を下抜けてしまった場合、次のターゲットとなるのは、4170ドルとなるだろう。

上記の日足チャートから確認すると、仮に続落し続けた場合、チャートの形通り推移するならば、3500から3600ドルで大きく反発する可能性があるように見える。

基本的には完全下落トレンドであるが、不用意な空売りを焼いてショートカバーによる急騰も考えられるため、決め打ちは非常に危険だ。

現在、ボラティリティが非常に高くなっており、極めて不安定な相場となっているため、ロットを落とすなどして最新の注意を払ってトレードする必要があるだろう。

最新相場状況

現在のビットコイン価格の推移は、掲載していた2つ目の抵抗ラインである4170ドル付近でちょうど一旦反発、そこから方向性を見定める動きをしている。

今朝の下落で、この抵抗ラインで下髭をつけてから300ドル近いリバウンドも見せたが、勢いは未だ乏しいように思える。

上記のチャート画像に引いてある4813ドル付近の抵抗ラインを明確に超えて行くまでは、基本的には下目線は継続すると思われるが、4170ドルラインを抜けてしまうことでの、急激な下落、またはいつ急騰が起こってもおかしくない状況でもあるため、相場の乱高下には注意してトレードをしたい。

CoinPostのLINE@

早くも4,000人突破。スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれるLINE@。

ビットコイン最新の情報を以下の記事で更新しました。

ビットコイン大暴落後の最新状況 XRP(リップル)の相対的な強さも|仮想通貨市況
ビットコインキャッシュの分裂騒動や、SECの分散型取引所などへの規制対象拡大などの悪材料を経て、相場の方向性が大きく下目線に傾いた仮想通貨市場だが、本日更なる急落を経て、ビットコイン価格が40万円台に突入した。
▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

ビットコイン暴落相場が継続 3つの下落要因と相場の注目点|仮想通貨市況
BCH分裂騒動で揺れた仮想通貨市場、ビットコインやアルトも影響する形で暴落相場を形成したが、本日更なる下落へと繋がった。本記事では、現在仮想通貨市場で起きている問題と、相場の下落の要因をまとめた。
仮想通貨ビットコイン急落で年初来安値更新|下落要因と専門家の意見
ビットコイン価格は11月15日、前日比で15%以上の下落を記録し、年初来安値を更新、米ドル建でも6000ドルを大きく割った他、仮想通貨市場全体も全面安となり、1日で2兆円以上の時価総額が減少した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧