- テザー社が550億円超USDTを凍結
- 中国拠点の製油所に対しても二次制裁を執行
テザー社が500億円超を凍結
米財務省のスコット・ベッセント長官は25日、イランに関連する複数の仮想通貨ウォレットに対して制裁を科したと発表した。これに先立ち、ステーブルコイン最大手のテザー社は24日、米外国資産管理局(OFAC)および法執行機関と連携し、計3.4億ドル(約550億円)相当のUSDTを凍結した。
凍結の対象となったのはトロン(Tron)ネットワーク上の2つのアドレスであり、それぞれ2億1,300万ドルと1億3,100万ドルのUSDTを保有していた。
ベッセント長官は声明で、テヘランが国外への資金移動を試みるすべての経路を追跡し、政権の資金源を遮断する方針を強調した。
ブロックチェーン分析企業チェイナリシスによれば、2025年におけるイランの仮想通貨保有額は78億ドルに達し、その約半分をイラン革命防衛隊(IRGC)が占めている。IRGCは数百万ドル単位の大規模な送金をプライベートウォレット間で繰り返し、資金の出所を隠蔽する手法に習熟していると指摘されている。
関連記事:テザー社、米当局による550億円規模のUSDT凍結に協力 過去最大額の可能性
テザー社は、米政府が550億円超相当の米ドルステーブルコインUSDTを凍結することに協力したと発表。このUSDTは仮想通貨トロンのブロックチェーン上のものとみられる。
経済圧力の強化とデジタル資産を用いた制裁回避への対抗
今回の措置は、停戦期間中においてもイランへの経済圧力を強化するトランプ政権の戦略の一環である。米政府高官は、イラン中央銀行がリルの安定と国際貿易の維持を目的に、デジタル資産を用いた極めて複雑な秘匿工作を行っていると分析した。
イランは仮想通貨マイニングの拠点としての地位を背景に、長年にわたりビットコインなどを活用して米国主導の経済制裁を回避してきた。最近では、ホルムズ海峡を通過する石油タンカーの通行料としてビットコインでの支払いを要求しているとの報道もなされている。
関連記事:ホルムズ海峡の仮想通貨通航料請求は詐欺か、ギリシャ海事会社が警告=報道
ギリシャの海事リスク管理会社マリスクスが、ホルムズ海峡通航と引き換えにビットコインやテザーの支払いを求める詐欺メッセージが船会社に届いていると警告した。
財務省はウォレットの凍結と同時に、イラン産原油を購入した中国拠点の独立系製油所に対しても制裁を科した。制裁対象となった政権(イラン、ロシア、北朝鮮)が従来の銀行システムを介さないデジタル資産の利用を加速させている現状を受け、米当局は金融機関との連携を強化している。



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