はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「ビットコインをスタバで」実現は2020年頃? 仮想通貨決済導入に向けて開発に着手か|The Blockが報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

スターバックス仮想通貨決済導入は2020年頃か
世界中でコーヒーチェーン店を展開するスターバックスが、仮想通貨決済に係る開発を行なっているとする報道が、The Blockから行われた。最短で2020年までに仮想通貨決済導入を行う可能性があると、関係者筋の話で明らかにした。

スターバックス、仮想通貨決済を導入か

スターバックス社が、仮想通貨決済でスターバックス商品の購入を可能にするため、仮想通貨決済に係る開発を行なっている。とThe Blockが報じた。

今回の報道は、匿名筋の報道であるとしている点から公式見解ではないが、機関投資家向けにビットコイン先物取引の提供が期待されるBakktに、スターバックス社も出資している事実報道に続くものであり、海外コミュニティで大きく取り上げられている。

Bakktとは

Bakktは昨年8月、ニューヨーク証券取引所を手がけるインタコンチネンタル取引所(ICE)が親会社として手がける機関投資家向けの仮想通貨事業で、マイクロソフトやスターバックス、BCGなどの大手企業からの出資と提携を受けた事が発表される。

名門企業が仮想通貨に出資した点や、親会社のインターコンチネンタル取引所が既に米政府の規制機関から認可されている点から、機関投資家の仮想通貨業界参入を促すことが期待されている。

今回の報じられた内容は、「スターバックス社が、仮想通貨決済を最短18ヶ月で導入する。」としたもので、仮想通貨から法定通貨に換金を行うカードやスターバックスのモバイルアプリとの連動などが考えられるという。

また、Bakktに対する具体的なエクイティ投資の比率はこれまで明かされていないが、大手企業の中でも、スターバックス社が保有するBakktの資本比率は、多い点を報じた。

つまり、多大なブランド力を誇る人気企業であるスターバックスが、仮想通貨という新たな分野を開拓するBakktの株式を多く保有することで、関心の高さを示しているようだ。

Bakktは、ビットコインの先物取引の提供で注目を集めているが、先物の提供は「第1フェーズ」の達成目標であり、第2フェーズには仮想通貨での決済サービスの導入を掲げている。ここにスターバック社が大きく関わってくると見ている。

なお、昨年の公式プレスリリースでは、スターバックス社がBakktの仮想通貨決済事業における開発を担当することは発表されていたが、具体的な詳細は一切明かされていなかった。

Bakktの親会社インタコンチネンタル取引所(ICE)は、米政府から認定されている金融機関であるが、Bakktのビットコイン先物取引に当たり、デリバティブの提供という観点で、CFTC(商品先物取引委員会)からの認定が必要な状況にある。

当初は、ビットコイン先物取引の提供を昨年12月から開始するとの予定を明らかにしていたが、米政府の1ヶ月以上に及んだ政府閉鎖の影響で開始が延期、その後も開始目処が明確には立っていない状況にある。

なお、参考情報としては、米大手の仮想通貨商業銀行のCEOで著名投資家であるマイケル・ノボグラッツ氏が、Bakktは「3月頃に始動するだろう」と発言している。(2019年2月)

機関投資家マネーといった観点からビットコインの先物取引商品の提供が注目されがちだが、2000万人のアクティブユーザー(一般)を誇るスターバックスのアプリ上で、仮想通貨での決済が可能となれば認知度の向上や、決済普及に繋がる大きな事例となる。

また、スターバックスやマイクロソフトなどの大手企業が仮想通貨を採用していること自体が、仮想通貨のイメージ向上にもいい影響を及ぼすことは間違いない。

引き続きBakktのビットコイン先物取引だけではなく、仮想通貨決済に係る導入事例の発展にも注目したい。

▶️本日の速報をチェック
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
17:48
シンプレクス、ステーブルコイン参入を支援へ アバランチ実証実験を受け
シンプレクスが金融機関のステーブルコイン事業参入支援を本格化。Ava Labsとの実証実験でアバランチ基盤の高性能インフラを実証し、参入障壁の解消を目指す。
17:23
カニエ・ウェスト、仮想通貨YZY発表
カニエ・ウェスト(Ye)が暗号資産(仮想通貨)「YZY」をソラナ上で発行し、発表直後にバイナンスに上場。YZY Moneyエコシステムの中核トークンとして決済サービス「Ye Pay」やYZYカードを展開予定。
16:39
メルカリとソニー、NFT・デジタルコンテンツ普及で基本合意 Soneium活用へ
メルカリとソニーグループがNFT・デジタルコンテンツ普及で基本合意。ソニー独自ブロックチェーン「Soneium」を活用し、メルカリの月間2300万人ユーザー基盤でWeb3技術の大衆化を目指す。アイドル関連NFT販売を皮切りに新エコシステム構築へ。
14:00
米上院議員、仮想通貨市場明確化法案の年内成立を目指す
シンシア・ルミス米上院議員は、仮想通貨規制の明確化を図るクラリティ法案の年内成立を目指すと発表した。先月発表された上院の独自案ではなく、超党派の支持を得た下院案を基本法案とする方針に切り替え、11月末にはトランプ大統領への提出を見込んでいる。
13:40
ゴールドマンサックスとベッセント財務長官、ステーブルコイン急成長を予測
米財務長官とゴールドマンサックスがステーブルコイン市場の急拡大を予測。規制整備により数兆ドル規模の成長期待が高まる中、JPモルガンは慎重姿勢を示す。
12:50
「ビットコインは2030年までに100万ドルへ」コインベースCEOが強気予想
コインベースCEOが2030年のビットコイン価格を100万ドルと予想した。機関投資家流入など強気シナリオの要因を挙げている。仮想通貨の今後のユースケースについても話した。
12:00
「多様なイノベーション促進へ」金融庁・今泉参事官が語る、暗号資産規制やETFの展望
金融庁の今泉宣親・暗号資産ブロックチェーンイノベーション参事官が語る、ビットコインETF、制度改革、ステーブルコインの展望。利用者保護とイノベーション両立への取り組みを詳述。
12:00
ビットバンク廣末社長が語る、ビットコインとの出会いと今後の展望|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、ビットバンク廣末紀之社長独占インタビュー。オリコン顧客満足度2年連続1位の暗号資産取引所が語るWeb3時代の資産形成戦略とWebX2025への展望を聞く。
11:30
明日にジャクソンホール会議パウエル講演控える中、仮想通貨相場反発
ビットコインが前日比1.17%上昇する中、機関投資家によるイーサリアム大量購入が継続。Bitmine Immersionが52,475ETH追加で総保有額66億ドル近くに。一方、個人投資家のアクティブアドレス数は8月に28%減少し、ビットコイン・イーサリアム現物ETFからも大幅流出。ジャクソンホール会合でのパウエル議長発言が今後の相場を左右する見通し。
10:50
アーサー・ヘイズ、幹細胞事業に投資
ビットメックスの創設者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏が幹細胞クリニック事業に大規模投資し取締役就任。先週売却した仮想通貨を1050万ドルで買い戻し、「利益確定はもうしない」と方針転換。
10:05
イーサリアム財団、セキュリティ強化の行動指針発表
イーサリアム財団は、Trillion Dollar Securityのプロジェクトについて行動指針を発表。仮想通貨イーサリアムの広範な調査を経て、まずはユーザー体験の安全性を強化する。
09:40
米ブロックチェーン協会ら、ステーブルコイン利回りに関する「ジーニアス」改正案に反対
米ブロックチェーン協会らが、銀行協会提案のステーブルコイン利回り規制強化に反対している。「ジーニアス」法案の改正案にいくつかの論点から異議を唱えた。
08:35
米ナスダック、BNB保有企業WINTの上場廃止決定 株価75%超暴落
米ナスダックがBNB投資企業ウィンドツリー・セラピューティクス(WINT)の上場廃止を決定。株価が最低価格1ドルを下回り、今年99%以上下落。
08:00
RWAトークン取引所「DigiFT」、計37億円の資金を調達
RWAトークンの取引所DigiFTは、現在までで合計約37億円の資金を調達したことを発表。直近の資金調達ラウンドはSBIホールディングスが主導している。
07:45
トークン化株式「xStocks」、トロンのブロックチェーンに拡大へ
クラーケンとBackedは、TRON DAOとの協業を発表。株やETFをトークン化して取引できるようにするサービスのxStocksを、仮想通貨トロンのブロックチェーンに対応させる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧