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米仮想通貨大手三社、確定拠出年金と個人退職口座を提供へ BTCからアルトまで30銘柄に対応

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

大手三社、確定拠出年金と個人退職口座を提供へ

米大手仮想通貨取引所コインベース、カストディ企業キングダムトラスト、オルタナティブ資産投資会社リーガルアセットの三社は連携して、仮想通貨ベースの個人退職口座(IRA)と確定拠出年金(401K口座)を米国内で提供開始することを発表した。

個人退職口座は、個人が退職後の税金を繰り延べて節約できる投資口座でアメリカの個人年金制度の一環だ。また、401Kは、雇用主が提供する確定拠出年金プランのことを示す。

コインベースの口座から上記の新たな投資口座へ直接アクセスすることができるという。

投資できる仮想通貨は30銘柄を超える。ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、XRP、ステラだけではなく、イオス、テゾス、ジリカも取り扱う。さらにトークンベースのネットワークであるChainlink、Makerなどコインベースの上場銘柄への投資も可能だ。

また、利用者は仮想通貨の選択や投資割合については自分で決定できると同時に、口座の運用マネージャーからアドバイスを受けることもできる。

保険補償付

ビットコイン個人退職口座(IRA)には保険もかけられる。世界最大の保険連盟の1つであるロンドンのロイド社によって提供され、仮想通貨IRAアカウントがハッキングされた場合、盗まれた資金が補償される仕組みになっている。

リーガルアセット社CEOのTyler Gallagher氏は顧客心理を考慮したとして、以下のようにコメントした。

ハッキングや個人情報の盗難リスクがあるため、人々がBTCやその他仮想通貨のIRAに多額のお金を投資することをためらう心情があることを理解している。

そこでロイド社と提携して、全顧客が完全に保険の対象となり、保護されるようにした。

Gallagher氏によると、他社が現在すでに提供されている仮想通貨個人退職口座(IRA)サービスは、ビットコインやその他代表的な幾つかの仮想通貨のみを取り扱っており、また保険による補償もないという。このため保険補償付で、多様な仮想通貨を取り扱う今回のサービスは画期的なものとなり、利用者の増加に大きく寄与する可能性がある。

BTC退職口座の事例

米国では、Bitcoin IRA社が2016年から仮想通貨IRAを提供しており、4000人のクライアント・3.5億ドル以上の投資を取り扱ったと報告されている。

11月より仮想通貨の貸付サービスを行う大手Genesis Capital社と提携し、ユーザーが自分の資産を貸し出して利子を得ることを可能にするサービスは先月発表された。

eToroによる今年の調査では、回答者の45%が401K退職貯蓄プランに暗号通貨を割り当てることに関心を示しており、仮想通貨トレーダーの74%も401K提供会社から仮想通貨による積み立てを受け取りたいと回答した。

参考:公式発表

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