TradingViewと統合、直接取引が可能に
ウィンクルボス兄弟が運営する米仮想通貨取引所Geminiが、トレーダー支持率の高い取引チャート分析サービスTradingViewのプラットフォームと統合したことがわかった。
TradingViewのサイトを通じて、機関投資家が直接取引や投資ができるようになる。
Geminiのアイコンは現在、TradingViewの取引パネルと新しい証券セクションに配置されたことくを確認できる。取引パネル上にある、GeminiのロゴをクリックするだけでGeminiにログインし、仮想通貨を売買することが可能だ。
一方、TradingViewを利用するユーザーも、ビットコインなど仮想通貨の取引を行うことが可能になった。
TradingViewのサイトから仮想通貨取引ができるのは、Geminiが初の事例ではない。以前にも、仮想通貨取引所Poloniexが同じような接続を行なった。
TradingViewのゼネラルマネージャーPierce Crosby氏は、「機関投資家の顧客を抱える信頼性の高い取引所で、我々と同じくらい高いセキュリティ、管理、コンプライアンスを提供しているGeminiと提携できることを嬉しく思う」と、コメントしている。
TradingViewにとっても今回の統合は大きな一歩であり、投資家とトレーダーのネットワークがさらに成長する。合計1,000万人以上のトレーダーに、同社の提供するダウンロード可能なスクリプト、チャート作成ツール、ウィジェットへのアクセスが確保される。
CoinPostともニュース配信で提携するTradingViewは、2011年に設立された小売業者や投資家向けの世界最大のソーシャルネットワークの1つ。Webベースのチャート作成や分析と、ユーザー同士が交流できるソーシャル機能を備えた取引プラットフォームとを提供している。
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同社は、近年積極的に開発を進めており、仮想通貨取引所Huobiのインデックスなど、多くの仮想通貨インデックスのサポートに着手している。
2019年6月には「CIX100インデックス」を追加した。これは、人工知能を活用して算出した、100の最も強力な仮想通貨とトークンからなるインデックスだ。
参考:Gemini